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鳥原隆志『究極の判断力を身につける インバスケット思考』

60分で20案件を処理するには?

私的要約

インバスケットは、架空の役職になりきり、制限時間内に、未知の、未処理の案件を的確に処理するゲームである。
インバスケット思考には、特殊な技術や能力、まして卓越した記憶力などは必要なく、また、インバスケットトレーニングを行ったからといって新しい能力がつくわけでもない。このトレーニングは、その人が本来備え持った能力やスキル(潜在能力=火事場のバカ力)を引き出しているだけなのである。インバスケットはいわば、我々の中に眠っている能力やスキルを発揮するツールと言える。

教育×読書

この書では、多くの案件や業務を短時間で精度高く処理するには、大きく次の3つが必要であるとされている。
1. 優先順位をつけること
2. 正しい判断方法や案件処理方法を身につけること
3. 能力の発揮度を高めること

これらを学習に当てはめると、
1. 学習の優先順位をつけること(計画性、戦略をもつこと)
2. 正しい解法や知識、そしてそれを学ぶための正しい学習方法を身につけること
3. 学習したことを試験本番で発揮できる能力の発揮度を高めること
と読み替えても良いと思う。
インバスケットトレーニングや学習に限らず、全てのことにおいて大事なのは、『正しい努力を積み重ねているか』の1点につきると私は考えている。私たち塾講師が大事にしないといけないのは、生徒に常に『正しい努力』をさせる姿勢である。そして、それをさせるためには、生徒の周りの大人のうちの一人である私たち自身が『正しい努力を積み重ねている』姿を見せること、『正しい努力を積み重ねる』ために日々自己研鑽することを忘れてはならない。

私的感想

最近いろいろ思うところがあり、インバスケットトレーニングを久々にしてみました。
鳥原さんの著は別の書も持っておりますが、久々にやるとやはり疲れるんですが、爽快感がたまりません。
本書の解答とは違う答えを出した案件がいくつかありました。学ぶべきことはまだまだたくさんあるということです。思考パターンは決まっており、特定の案件に対しての弱点が大きく浮き彫りになったので、その辺りをしっかりと学んでいきたいと思います。
インバスケット、挑戦してみて良かったです。
今後もたくさん学び、私なりの思考法、案件処理法、インバスケット法を身につけていきたいと思いました。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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