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【33】フィクションで泣くのか、ノンフィクションで泣くのか。

ある日、
お風呂上がりのチェルちゃんの髪を
ドライヤーで乾かしていると…


『お母さんってさぁ、
発表会とか、
はじめてのおつかい(TV)とか、
すぐ泣くから、涙もろいよねー!』

と言ってきた。


私は、
『そうかも。チェルちゃんから見て
泣き虫なお母さんに見えるんだね(^o^;)』
と言うと…


チェルちゃんは

泣き虫じゃなくて


な・み・だ・も・ろ・い・の!!!


泣き虫は子ども!!
大人は涙もろいでしょ!!


と言った。



いつの間にか、
虫のボーダーを切っていたのね!
大人って。



そんな、もろい大人な母のお話。

*******************

ある日、チェルちゃんが学校で
本を借りてきた。
チェルちゃんは本が好きなので
毎週借りてくる。


そして、待てずに
帰って来てすぐ、読み始めるタイプ。


その日も例外なく、
さっそく開いて
ソファで読み出していた。


タイトル

"おかあさんキライ"


うわー。
表紙にパンチのきいたおっきな文字。。。


えーーー!!!!
おかあさんキライなん( ;∀;)?


なんでこんな本を借りるん(((((゜゜;)?
おかあさんキライなん?


(涙目)



チェルちゃんが
明らかに
凹んでいる私の顔を見て言った。


『そんなわけないでしょう。
チェルちゃんは
おかあさんがキライな気持ちが
ぜーんぜん分からないから
なんでかなーと思って借りてきたのよ。』




(更に溢れんばかりの涙目)



ノンフィクションじゃなくて
フィクションの話だったのね。。。





せっかちで
早とちりして

おかげで
2倍の情緒が押し寄せてくる。


"哀し涙"に
"嬉し涙"。





涙もろい私は
喜怒哀楽の切り替えレバーも
これまた、もろい。



#涙もろい #涙脆い #泣き虫 #おかあさんキライ
#ノンフィクション #フィクション



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