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【MIL】David Stearns政権をトレードで振り返る【新春企画】

ブルワーズ担当のあなんです。

あけましておめでとうございます。
本年もブルワーズをよろしくお願いいたします。

今回は新春特別企画として、Stearnsが手がけたトレードを振り返ってみます。Stearnsといえば数々のトレードでMILをコンテンダーに押し上げた素晴らしいGM(という印象が私にはあるの)です。彼の功績を讃えるため、2015年オフの就任以降、そのトレードがどれだけ成功しているかを検証します。


○ 検証方法

MILのトランザクションのうち、トレード(金銭、ドラフトピックなどを含む)に限定して

22年シーズンまでに
・獲得した選手が"ブルワーズ"で稼いだbWAR
・放出した選手が"放出先"で稼いだbWAR

の差を求めます。

獲得/放出した選手が一度でも他球団を経由した場合、経由後のbWARは計上しません。あくまで移籍先(MIL)/放出先で稼いだWARのみをカウントします。

例)Gio Gonzalez
2018年8月 WSHからトレードで加入
2018年10月 FA
2019年3月 NYYと契約
2019年4月 NYYからリリース
2019年4月 MILに入団

この場合、2018年に稼いだbWARのみをカウントします。

ウェイバー経由やFAで獲得/放出した選手も対象外です。例えば、Bickfordはトレードで獲得後LADに移籍していますが、移籍手続きがウエイバー経由なので、LADで稼いだWARはカウントしません。


○ 対象期間

2015年オフから2021年シーズン(TDL)まで

2021年オフと2022年に実施されたトレードは除外します。即戦力同士ならまだしも、プロスペクトが絡むトレードを1年で評価するのは土台無理な話。2、3年後に行うべきです。22年シーズンのトレードで大外ししたからでは決してないです。


〇 参考資料

baseball-reference
MLB transaction

Ctrl+Fで”traded”と検索して、該当する選手をピックアップ。bbrfでbWARを調べ上げました。

こんな便利なサイトがあるなんて気づかなかった……。


○ 予め

私がブルワーズを本格的に追いはじめたのは2022年からです。それまではただのHaderファンです。21年までブルワーズがどのように歩んできたかを肌感覚ではわからないので、成績や文献をもとに推察しています。解像度の低い部分があるかもしれませんがお許しを。


それではスタート。


○ 2015年オフ

【獲得】
・Jonathan Villar
・Ramon Flores
・Isan Diaz
・Jacob Nottingham

・Carols Herrera 
・Daniel Missaki
・Freddy Peralta
・Manny Pina
・Garin Cecchini 
・Keon Broxton
・Trey Supak  
・Rymer Liriano
・Aaron Hill   
・Chase Anderson 
・Bubba Derby

【放出】
・Francisco Rodriguez (DET)
・Cy Sneed (HOU)
・Lusi Sardinas (SEA)
・Adam Lind (SEA)
・Jason Rogers (PIT)
・Trevor Seidenberger (SD)
・Jean Segura (ARI)
・Tyler Wagner (ARI)
・Khris Davis (OAK)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:+29.9

放出選手総bWAR:+13.4

獲得選手WAR - 放出選手WAR = +16.5


◇ 総評

再建モードのブルワーズは主力のトレードに走りました。一塁手のLindと遊撃手のSegura、左翼手のDavisをそれぞれSEAとARI、OAKに放出しました。

Seguraは調停1回目を迎える直前でした。移籍先のARIでは正二塁手として6.4WARを記録。チームトップの貢献でバリューを高め、翌年マリナーズに移籍しました(見返りはKetel Marteなど)。DavisはOAKに移籍後18年までの3年間で計133発を放っています。DH制のア・リーグに移籍して打撃に専念できたのが大きかったと思われます。

一方で、HOUから獲得したVillarは正二塁手として18年途中までMILに在籍し、2.5年で4.7WAR稼ぎました。また、Lindの見返りで獲得したPeraltaは18年にデビューし、現在は先発ローテ3番手として活躍しています。Peraltaは24年(CO行使で26年)まで保有可能で、来季以降もWARを積み重ねていくでしょう。



○ 2016年シーズン中

【獲得】
・Sam Freeman
・Jhan Marinez
・Wendell Rijo
・Aaron Wilerson
・Andrew Susac
・Phil Bickford
・Ryan Cordell
・Lewis Brinson
・Luis Ortiz
・Michael McKenry

【放出】
・Aaron Hill (BOS)
・Jaye Chapman (TB)
・Jed Bradley (ATL)
・Will Smith (SF)
・Jonathan Lucroy (TEX)
・Jeremy Jeffress (TEX)

・Eric Young Jr. (NYY)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:-0.5

放出選手総bWAR:+4.8

獲得選手WAR - 放出選手WAR = -5.3


◇ 総評

引き続き再建中のブルワーズは、TDLでリリーフのSmithJeffress、正捕手のLucroyを放出しました。Will Smithは移籍先のSFでクローザーに定着。18年から2年間で100試合以上に登板しました。JeffressとLucroyはリリーフ強化と捕手アップグレードをにらんでいたTEXに移籍。2人とも地区優勝に貢献しました。

獲得した選手は目立った活躍をせずに終わり、シーズン中WARがプラスだったのはMarinezのみ。JeffressとLucroyの見返りでTEXから獲得したBrinsonはのちにトレードチップとして活躍します。


○ 2016年オフ

【獲得】
・Jett Bandy
・Josh Pennington
・Mauricio Dubon
・Travis Shaw

【放出】
・Martin Maldonado (LAA)
・Drew Gagnon (LAA)
・Tyler Thornburg (BOS)
・Caleb Smith (CHC)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:+5.3

放出選手総bWAR:+1.7

獲得選手WAR - 放出選手WAR = +3.6


◇ 総評

まだまだ再建期間のブルワーズは、リリーフのThornburgと、Lucroyのバックアップ捕手だったMaldonadoを放出しました。

BOSから獲得したShawは即戦力として貢献。正三塁手として17年は144試合でOPS+121、チームトップの3.5WARを記録。18年は152試合でOPS+119、4.5WARを稼ぎました。


○ 2017年シーズン

【獲得】
・Oliver Drake
・Tyler Heineman
・Yeison Coca
・Tyler Webb
・Anthony Swarzak
・Jeremy Jeffress
・Neil Walker

【放出】
・Damien Magnifico (BAL)
・Victor Roache (LAD)
・Nick Franklin (LAA)
・Aaron Myers (BAL)
・Garrett Cooper (NYY)
・Ryan Cordell (CHW)
・Tayler Scott (TEX)
・Paolo Espino (TEX)
・Eric Hanhold (NYM)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:+4.4

放出選手総bWAR:-1.2

獲得選手WAR - 放出選手WAR = +5.6


◇ 総評

2017年はブリッジイヤー。来年のコンテンドに備え、2年目のTEXで苦しんでいたJeffressを呼び戻します。そして再生に成功。18年は73試合でERA1.29と圧倒的な数字を残し、Hader、Knebelとともにブルペンの柱として貢献しました。

また、BALに放出したMagnificoの見返りはinternational draft slot。2018年のインターナショナルFAで獲得した選手の1人が、当時18歳のAbner Uribeです。


○ 2017年オフ

【獲得】
・Christian Yelich


【放出】
・Dylan Baker (LAA)
・Lewis Brinson (MIA)
・Isan Diaz (MIA)
・Monte Harrison (MIA)
・Jordan Yamamoto (MIA)
・Andrew Susac (BAL)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:+18.7

放出選手総bWAR:-6.0

獲得選手WAR - 放出選手WAR = +24.7


◇ 総評

リビルドからコンテンドに切り替わった2017年オフ。16年シーズンで獲得したBrinsonらをトレードチップにして、MIAからYelichを獲得しました。そのあとの活躍は言うまでもありませんね。


○ 2018年シーズン

【獲得】
・Tyler Saladino
・Erik Kratz
・Brad Miller
・Joakim Soria
・Mike Moustakas
・Jonathan Schoop
・Sal Biasi
・Gio Gonzalez
・Curtis Granderson
・Xavier Cedeno

【放出】
・Oliver Drake (CLE)
・Ji-Man Choi (TB)
・Wendell Rijo (NYY)
・Kodi Medeiros (CHW)
・Wiber Perez (CHW)
・Jorge Lopez (KC)
・Brett Phillips (KC)
・Jonathan Villar (BAL)
・Luiz Ortiz (BAL)
・Jean Carmona (BAL)
・Jon Perrin (KC)
・Gilbert Lara (WSH)
・KJ Harrison (WSH)
・Demi Orimoloye (TOR)
・Bryan Connell (CHW)
・Johan Dominguez (CHW)
・Aaron Brooks (OAK)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:+4.1

放出選手総bWAR:+10.7

獲得選手WAR - 放出選手WAR = -6.6


◇ 総評

地区優勝を狙って即戦力の補強を次々行います。KCからMoustakas、BALからSchoop、CHWからSoria、WSHからGonzalezを獲得し、ついに2011年以来の地区優勝を収めました。

その一方で、Brad Millerの見返りでTBに放出したChoiは正一塁手として定着。Lopezは豪腕リリーフとして22年にブレイクしました。


○ 2018年オフ

【獲得】
・Alex Claudio
・Ben Gamel
・Noah Zavolas
・Adam Hill
・Bobby Wahl
・Felix Valerio
・C.J. Hinojosa

【放出】
・Domingo Santana (SEA)
・Keon Broxton (NYM)
・Erik Kratz (SF)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:+0.9

放出選手総bWAR:-0.4

獲得選手WAR - 放出選手WAR = +1.3


◇ 総評

柔軟な起用に応えられるリリーフを欲していたMILは、ドラフト全体40巡目指名権と引き換えにリリーフのClaudioを獲得。Claudioはワンポイントリリーフとして83試合に登板しました。また、オプションの切れたSantanaを弾にSEAからGamelを獲得。第4外野手として守備面で貢献しました。


○ 2019年シーズン

【獲得】
・David Freitas
・Jordan Lyles
・Jake Faria
・Drew Pomeranz
・Ray Black
・J.P. Feyereisen

【放出】
・Sal Biasi (SEA)
・Tristan Archer (CIN)
・Jake Petricka (TEX)
・Cody Ponce (PIT)
・Jesus Aguilar (TB)
・Marcos Diplan (MIN)
・Mauricio Dubon (SF)
・Brenny Escanino (NYY)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:+2.8

放出選手総bWAR:+1.8

獲得選手WAR - 放出選手WAR = +1.0


◇ 総評

2年連続のポストシーズン進出を狙うMILはLylesPomeranzを獲得し、先発とリリーフのデプス強化を図りました。Pomeranzは26イニングでERA2点台、45奪三振。Lylesも移籍後11試合に登板して7勝1敗。ワイルドカード進出に貢献しました。


○ 2019年オフ

【獲得】
・Chad Spanberger
・Mark Mathias
・Eric Lauer
・Luis Urias
・Omar Narvaez

【放出】
・Chase Anderson (TOR)
・Andres Melendez (CLE)
・Trent Grisham (SD)
・Zack Davies (SD)
・Adam Hill (SEA)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:+11.0

放出選手総bWAR:+9.5

獲得選手WAR - 放出選手WAR = +1.5


◇ 総評

オフにFAとなったGrandal捕手の後釜として、Narvaezを獲得。さらにSDと2対2のトレードでLauerUríasを獲得しました。21年はこの3人がローテ・正捕手として地区優勝に貢献しています。


○ 2020年シーズン

【獲得】
・Brandon Ramey
・Israel Puello
・Juan Geraldo

【放出】
・David Phelps (PHI)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:0 (全員デビュー前)

放出選手総bWAR:-0.6

獲得選手WAR - 放出選手WAR = +0.6


◇ 総評

打撃のアップグレードを図ろうとするもまとまらず。20年のTDLは33歳のベテランリリーフを放出して終わりました。見返りとして獲得した3選手のうち、現在もMILに在籍しているのはPuello投手のみです。


○ 2020年オフ

【獲得】
・Leo Crawford
・Derek Fisher

【放出】
・Corey Knebel (LAD)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:0 (全員デビュー前)

放出選手総bWAR:+0.7

獲得選手WAR - 放出選手WAR = -0.7


◇ 総評

Knebelは17年と18年は守護神を務めていましたが、19年はTJ手術で全休、20年は15試合でERA6点台。これ以上の活躍を見込めない、かつ調停3回目であったことからトレードを決断しました。移籍先のLADでもバウンスバックならず。見返りのCrawfordは現在MILに在籍していません。



○ 2021年シーズン

【獲得】
・Patrick Weigel
・Chad Sobotka
・Willy Adames
・Trevor Richards
・Jacob Nottingham
・Pedro Quintana
・Hunter Strickland
・Jandel Gustave
・Troy Stokes Jr.
・Matt Lipka
・Kevin Kramer
・Rowdy Tellez
・Kyle Lobstein
・Eduardo Escobar
・Daniel Norris
・John Curtiss
・John Axford

【放出】
・Orlando Arcia (ATL)
・J.P. Feyereisen (TB)
・Drew Rasmussen (TB)
・Paxton Schultz (TOR)
・Billy McKinney (NYM)
・Samuel Escudero (PIT)
・Bowden Francis (TOR)
・Trevor Richards (TOR)
・Nathan Kirby (PIT)
・Cooper Hummel (ARI)
・Alberto Ciprian (ARI)
・Payton Henry (MIA)

◇ 計算結果

獲得選手総bWAR:+9.5

放出選手総bWAR:+6.5

獲得選手WAR - 放出選手WAR = +3.0


◇ 総評

AdamesやTellezなど即戦力の獲得が多かった2021年。Trevor Richardsを獲得して1か月後にTORへ放出するなど、目まぐるしく動いていました。ちなみに、獲得したマイナー選手は現在誰もMILに在籍していません。


○ まとめ

6年間の合計bWARはこちら。

2015年オフ:+16.5 2016年シーズン:-5.3 
2016年オフ:+3.6 2017年シーズン:+5.6 
2017年オフ:+24.7 2018年シーズン:-6.6
2018年オフ:+1.3 2019年シーズン:+1.0
2019年オフ:+1.7 2020年シーズン:+0.6
2020年オフ:-0.7 2021年シーズン:+3.0

合計:+45.4bWAR

お見事ではないでしょうか。Yelichのトレードで24稼いでいるのを横に置くとして、ほぼ毎年プラスを生んでいます。特にここ2、3年は着実にWARを積み重ねています。2018年シーズンのマイナスは、7年ぶりの地区優勝・ポストシーズン進出で相殺できます。


トレードの目的は至ってノーマル。2017年までの再建モード中はチームの勝負期に全盛期が合致しない選手を放出し、コンテンド中(現在)は、アップグレード・デプス強化を目的としたトレードがメインです。前者はSeguraやLucroy、Maldonadoなどが該当し、彼らは移籍先(転売先)で主力に定着しました。後者はショートをUríasからAdamesに代えた21年のトレードが代表例です。


一貫しているのは、FA卒業前に売り捌いていること。調停が控え年俸高騰が予想される選手は、例えチームに貢献していてもさっさと放出して見返りを得ています。これはペイロールに制限のあるチームの宿命ですね。


気になるのは、トレードで獲得したマイナー選手が全然ブルワーズで活躍していない点。ほとんどがデビューすらしていません。唯一MILで活躍したのが15年オフに獲得したPeralta。これだけトレードを行っても活躍する選手はわずか1人ということを考えると、それだけMLB昇格が厳しい世界なのでしょう。


〇 トレード戦略を考察

長期コンテンドを実現したブルワーズのトレード戦略について考察します。ここ数年のトレードを振り返ってみると、ブルワーズはMLBデビュー済みの選手を獲得する傾向にあります。プロスペクト育成に自信がないように見えますが、これこそStearnsの考えた長期コンテンドへの戦略だと思います。


◇ 内部要因

前提として、ブルワーズはスモールマーケットです。資金力に乏しく、自チームの選手に高年俸を払ったり、あるいはFA市場でスターを獲得するなどの補強ができません。とはいえ、FAと同時にタダ同然で手放すことはせず、その前に売って少しでも見返りを得ようとします。そのため2~4年のスパンで選手の入れ替えが発生します。



◇ デビュー済み選手の特徴

MLBデビューを果たした選手のうち、トレード候補に挙がる選手は、MLBの壁に当たっている選手そのチームの余剰戦力となっている選手です


前者はバリューが低いですが、ちょっとしたことで大化けする可能性を秘めています。ブルワーズは大化けしそうな選手に目をつけて、少しの対価で獲得し、持ち前の育成力(特に投手)で二流・普通選手を一流に育て上げています。JeffressやLauer、Narvaezが代表例です。Narvaezは守備面に難がありSEAから放出されましたが、MILで改善。2年連続(20年21年)でMLBトップのフレーミングを記録しています。


後者は、レギュラーとしてチームの穴を埋めてくれる存在です。ブルワーズはSDからUrías、TORからTellez、TBからAdamesをトレードで獲得しましたが、彼らはそれぞれTatis Jr.Guerrero Jr.Francoの台頭/長期契約によって所属先で出場機会を失っていました。今ではれっきとしたブルワーズの主力です。最近ATLから獲得したContrerasもその1人ですね。


◇ なぜプロスペクトではダメなのか

結局プロスペクトは予想がつかないというのが全てでしょう。MLB経験が数年あればある程度将来の成績を予測できますが、それをプロスペクトに当てはめるのは難しい。そもそもプロスペクトはMLBに昇格する保証はどこにもない。トッププロスペクトと呼ばれる選手もいつコケるかわからないし、MLBに昇格してさっぱりになる可能性も十分あります(最近のMILだとHiuraかな)。

もちろん、MLBデビュー済み&トレードチップになる選手とは違い、プロスペクトには大スターになるポテンシャルを大いに秘めています。育成に成功すれば黄金期も夢ではありません。しかし、失敗すると悲惨です。ブルワーズはFAやエクステンションでその空白期間を埋めることができないので、解体・長期再建の暗黒期に突入します。これはStearnsが最も望んでいない展開です。


◇ 結論

入れ替えスパンの速いブルワーズで戦力のアップダウンを抑えるために、Stearnsはリスクの低い選手で編成する方向に舵を切った。0-100のプロスペクトを集めて黄金期を目指すのではなく、40-60のデビュー済み選手を地道に獲得して確実な戦力維持を図った。これが4年連続のPS進出に繋がったのだと思います(華がない要因もこれにありそう)。


昨季からPS進出枠が5つから6つに増えました。レギュラーシーズンで突き抜けて勝たなくてもワイルドカードに進むことができます。このアプローチによるチーム編成は今後も継続されるでしょう。尤もNL中地区では突き抜けてないといけませんが。



【サムネ】



メモ(番外編)

○ 2021年オフ

【獲得】
・Mike Brosseau
・J.C. Mejia
・Hunter Renfroe
・Victor Caratini
・Alex Jackson

【放出】
・Evan Reifert (TB)
・Jackie Bradley Jr. (BOS)
・David Hamilton (BOS)
・Alex Binelas (BOS)
・David Fry (CLE)
・Brett Sullivan (SD)
・Korry Howell (SD)
・Hayden Cantrelle (MIA)

○ 2022年シーズン

【獲得】
・Jose Acosta
・Matt Lipka
・Dinelson Lamet
・Estrury Ruiz
・Robert Gasser
・Taylor Rogers
・Trevor Rosenthal
・Matt Bush


【放出】
・Dustin Peterson (PHI)
・Patrick Dorrian (BAL)
・Abraham Almonte (BOS)
・Josh Hader (SD)
・Tristan Peters (SF)
・Mark Mathias (TEX)
・Antoine Kelly (TEX)
・Tyler White (ATL)
・Nash Walters (LAA)

○ 2022年オフ

【獲得】
・Abraham Toro
・Jesse Winker
・Jason Junk
・Elvis Peguero
・Adam Seminaris
・William Contreras
・Joseph Hernandez
・Bryse Wilson
・Javy Guerra
・Joel Payamps
・Justin Yeager

【放出】
・Kolten Wong (SEA)
・Hunter Renfroe (LAA)
・Esteury Ruiz (OAK)
・Justin Topa (SEA)

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