2022 共同通信杯 予想ノート

こちらも楽しみな3歳戦の共同通信杯です。

コース分析

コース概要

東京1,800mコースはスローペースになりやすく、2コーナー斜めのポケットからのスタートという事もあり、内枠~中枠辺りが有利になる傾向があります。スローになりやすい分、前にいる馬に有利になりやすい傾向があるため、好位から競馬が出来て末脚もしっかり伸ばせる馬に注目です。

過去のレース

2021年(エフフォーリア)
13.0 - 11.8 - 12.6 - 12.2 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 10.8 - 11.5
2019年(ダノンキングリー)
13.1 - 11.7 - 12.3 - 12.4 - 12.0 - 12.0 - 11.2 - 11.0 - 11.1

向こう正面はゆっくり進んで、コーナーでもそれほど早くならず、残り600~400mの付近で一気にペースアップすることから、ゆっくり追走出来ることと、そこからギアチェンジして一気に加速出来る能力が求められます。

出走予定馬

アケルナルスター

  • スローの未勝利戦はコーナーから直線向く付近で1.3秒ペースアップし、レース上がりタイム34.6秒のところ、33.5秒の末脚で差しきりました。

  • ホープフルSでも上がり最速を出していて、直線の末脚の伸びは一級品

  • 課題はスタートから追走の部分で、ホープフルSでは多少改善しているようには見えましたが、それでもやはり最後方を追走するのが精一杯だったことからも、今回も恐らく最後方からのレースになると思われる。

アサヒ

  • デビューから2着2着1着2着と堅実な走りで、東京では上がりタイムすべて33秒台という切れ味を見せています。

  • 初勝利をあげた未勝利戦では、直線向く付近で1.4秒ペースアップし、レース上がりタイム34.6秒のところ、33.9秒の末脚で差しきりました。

  • 東スポ2歳Sは、ラスト5ハロン戦のようなラップになったが、イクイノックスには敵わなかったものの、他テンダンス、ダンテスヴュー、レッドベスアームには完勝の内容は評価

  • L3ハロン戦、L5ハロン戦共に高レベルで対応できていることから、大きく崩れることは想像しがたいです。本命候補。

★出遅れてから後ろでじっくり行く作戦に切り替えて直線勝負も、前の外にいたダノンベルーガよりも上りが遅い時点で勝ち目はなかった。
★出遅れなければ3着はあったかもしれないが、この仕上がりでこれは重賞馬券内、GⅠ掲示板乗るかどうかの馬なのだと思う。

アバンチュリエ

  • デビューから3戦すべてで出遅れていて、タイミングが合わないことよりも、1歩目からの出足が遅いタイプで、簡単には改善しなさそうな出遅れ方。

  • 勝った新馬戦は直線向く付近で0.8秒ペースアップ。それに対して2戦目のベゴニア賞では1.1秒ペースアップに遅れを取って3着。ギアチェンジが求められるスローからのL3ハロン戦では、エンジンの掛かりの遅さで遅れてしまうイメージ

★終始掛かっていて、力んで走った分、最後の直線では弾けられなかった。
★1,800は距離が長い
★マイルで出遅れなければ重賞でも通用する

エイシンシュトルム

  • 地方ダートからの参戦で、芝のレースでは未知数です。

サンストックトン

  • 初勝利の東京未勝利1,800は、スローペースですが、直線向く辺りから徐々に加速していくラップ構成になっていることから、もう少し長い距離の方が向くのかも知れないですし、急なギアチェンジには対応できない可能性があると思います。

  • 但し、全体タイムとしては優秀なレベルだったので、調教などから成長を感じられるようであれば、押さえるかどうか検討してみてもいいと思います。

ジオグリフ

  • 新馬戦の東京1,800を勝利していますが、スローペースから徐々に加速するラップ構成で、これがこの馬にあったラップ構成だった可能性が高いです。

  • 朝日杯FSでも、直線向いてから中々加速出来ず、ようやく残り300mくらいからスピードに乗ってきましたが時既に遅し、前の馬に届くことは出来ませんでした。

  • ギアチェンジを求められる展開になった場合に、直線入り口で遅れを取って、届かないイメージです。

  • ルメールが早めに仕掛けるなど、何かしら策を打ってくる可能性はあると思いますが、確率的には低いとは思いますので、人気も予想されることから思い切って消すのもありだと思います。

★前走マイルを使ったことで馬が前掛かりになっていたか
★ダノンベルーガとほぼ同じ位置、向いた馬場状態からキレ負けしたことを考えると逆転はちょっと難しいか
★ダノンベルーガ以外の馬とは力の差があった

ジュンブロッサム

  • 東京2,000未勝利戦を2歳レコードで勝利しています。

  • 但し、この時期の秋の東京競馬場は好タイムが連発されていて、このレースもユイノゴトク離して逃げたことがレコードに繋がったもの

  • レースラップと逃げ馬と番手の距離から、番手のペースはL5~L4が12秒くらい、L4~L3では差が殆ど広がっていない事から11.5秒くらい、次が11.1とL5を加速しつつ持続するラップとなっており、これがレコードタイム決着に繋がったものと思われる。

  • これに対応できたジュンブロッサムは、ギアチェンジ&トップスピードよりも、持続的にそこそこ早い脚を使う展開の場合に好走出来るタイプと予測しました。

  • スローからのL3ハロン戦を予測しているため、その場合はこの馬にとっては厳しい展開になると思っていますが、ジオグリフが早めに仕掛けていくようなレースをしてきた場合、この馬の好走パターンに該当するため、注意は必要という認識です。

★見解通り、長くいい脚を使うタイプでキレでは負ける。
★距離を伸ばしてきた時には評価を上げた方が良さそう

セイウンプラチナ

  • 同コースでスローで逃げて勝負になっていないので難しいと思います。

ダノンスコーピオン

  • 新馬戦は急なペースアップからのL3ハロン戦。萩ステークスも同じく急なペースアップからのL4ハロン戦。朝日杯FSはミドルペースで、前半にも後半にも早いラップ区間があり、持続力が求められたがこちらも3着と好走。

  • 唯一の懸念は初の関東輸送と思うので、調教の具合と馬体重、パドックでの様子はチェックした方が良い

  • その辺りクリアできれば、これまでの多様な展開への対応力からも大きく崩れることは想像しがたい。本命候補。

ダノンベルーガ

  • 東京2,000の新馬戦では、直線向く付近で1.0秒ペースアップする展開に遅れることも無く、レース上がりタイム33.9秒のところ、33.1秒の末脚で差しきったことからも、スローからのL3ハロン戦に滅法強いタイプだと思います。

  • 1戦1勝。多頭数経験無し。は減点が必要だが、これまでのパフォーマンスより、能力の最大値が出せれば勝ち負け出来るだけの実力がある。

  • 本命候補

★これは本物でした。
★終始外を回して割と前のポジションをキープしてからの稍重33.7は強くて、レースセンスも高い
★右トモがパンとしていなくて、右回りはどうかと言われているが、それでこれだけの走りができているのだから、問題ないのではないかと思う
★個人的にはダービーよりも皐月賞で狙いたい

ビーアストニッシド

  • シンザン記念は4着だったが、無理に控える競馬をして、直線はキレ負けしての結果で、もっと前から競馬をしていれば、順位を上げることは出来たはず。

  • ただ、無理にでも控えたことが今回の距離延長にはプラスになるはずで、好位置から早めに抜け出して粘り込むレースが出来れば、このレースでも好走は可能

  • 初の関東輸送、初コースは懸念事項

★シンザン記念はハナ差4着で、ここでは3着確保。相手なりに走るタイプだろう。
★今後も軽視できない

フジマサフリーダム

  • 勝ち上がった新馬戦はタイム平凡で、特筆できる点はない。

  • 走りを見てもL3ハロンの瞬発力勝負では分が悪そう。

プレサージュリフト

  • スローの新馬戦を出遅れて後ろから、直線向く付近で1.2秒ペースアップする展開も、33.3の鬼脚で差しきり勝利

  • 3馬身差の2着馬は未勝利戦勝ち上がり目前、7馬身差の3着は既に未勝利を勝ち上がっており、レベルはそれなり

  • 出遅れからの追い込みは強く見えるが、外枠×出遅れで却って揉まれることなく追走できたとも捉えられるため注意必要

  • スローを後方追走で、テンのスピードも遅い。今回の距離延長は好材料。

  • 1戦1勝馬であることを念頭に印を打つ必要ありで、追い切り評価で取捨判断したいところ

メイショウラナキラ

  • スローL3ハロン戦は未経験で未知数ではあるが、これまでのレースからは向くようには見えない。

  • メンタル面で危ういところがあるので、スローでどうか

  • 初の関東輸送、初コース

レッドモンレーヴ

  • 中山1,800未勝利戦を勝ち上がり。スロー前残りL2ハロン戦を好位から抜け出しての勝利。

  • 走りは中山よりも東京の方が合いそうな走りに見える

  • 未知数なところが多いので、調教評価で取捨判断したいところ

★番手追走から逃げた馬を交わすことができなかったのは物足りない
★馬場は良馬場の方が良さそう
★未勝利戦での追われて弾ける感じはもっとやれると思っていたが、前走よりも流れたペースに番手追走で付き合った分、脚がたまらなかったか
★なのでもっと控えるか、これ以上控えようとすると掛かるのであれば、距離短縮した方が好走できるのかも

本命候補

アサヒ
ダノンスコーピオン
ダノンベルーガ
プレサージュリフト(こちらに出走なら)

(展開次第で)
ジオグリフとジュンブロッサムをセットで

相手候補

(調教評価待ち)
サンストックトン
ビーアストニッシド
レッドモンレーヴ

一旦、ここまで。

最終予想

12時くらいから雨が降る模様。レース中も雨の予報。それほど強い雨では無さそうなので、稍重程度までと予測。平場の芝のレースは4レースで、1つは直線2回通る2,400も含まれ、雨の中使われてどうかですが、稍重まで行くかのレベルであれば、馬場もボコボコになるようなことはなく、クッション値が低くなって多少パワーが求められることになるレベルとして考える。

展開

直線のスピードを求められる後傾ラップになることは間違いないが、各馬本番に向けてここで賞金を積み上げたいこともあり、前半のペースも極端なスローにはならないのではないかと思う。
直線でのギアチェンジとトップスピード、パワーを兼ね備えたタイプをチョイスしたい。

◎ダノンベルーガ

スタートも良く、前走見る限り追走も問題無さそう。ギアチェンジ、トップスピード、パワーの全てを高いレベルで備えていると思うこの馬を本命に。1戦1勝馬の経験不足は懸念はあるものの、新馬戦のレースぶりは競馬センスの高さも示す内容で、欠点らしい欠点も見当たらず、外枠から内を見ながらレースができる点もこの馬にとってプラスに働くだろう。クイーンカップで松山Jのベルクレスタは少し馬群捌くのに苦労しての3着。行きたがる気性故に内で我慢させて馬群を捌くという難易度の高いレースだったと思うが、ダノンベルーガはそんな必要はない。スタート出て出たなりで折り合って、外を回ってくるだけでいいので、レース展開による大きなブレもそこまで考えなくて良いと思います。

○アサヒ

安定感NO1。ダノンベルーガと同様に高いレベルで3拍子揃っている。最後2頭の叩き合いになった時にどうか。イクイノックスにあっさり交わされた絵が残像として残る事もあり、最後爪が甘くなると見て対抗評価まで。

☆レッドモンレーヴ

テンのスピードよく、前走で控える競馬も覚えた。道中前目の馬で最も省エネ運転出来そうな馬としてチョイス。ビーアストニッシドの後ろを楽に追走して、直線最内を抜けてくる。ギアチェンジからのトップスピードも申し分ないと見ていて、中山から東京替わりも歓迎。人気薄からアッと言わせる走りするのはこの馬だろう。

回顧

各馬回顧は出走予定馬の各馬見解に追記(★マーク)

うーんって感じ。ただ、狙う馬を間違えただけで、買い方は問題ないのでは。

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