失恋の立ち直り方【②許す】
こんにちは、あべまりあ です。
前回のご自身の気持ちの、お葬式をしてもらったと思います。
そして、今、アナタの中に、自分に対して、相手に対して、許せない感情が芽生えてきたかと思います。
今回は、その許せない気持ちを浄化する作業をしていきます。
※はじめて訪れた方や、かなしい気持ちがまだ湧き上がってきてしまう方は、最初の【①悲しむ】からはじめてみてください。
ネガティブな気持ちに気づく
「こんなに私が思っているのに」彼が許せない気持ち
「私がこんなんだから嫌われたんだ。。」自分が許せない気持ち
この気持ちは、まだ相手とつながっていたいという気持ちを持っているから湧き上がってくるものです。
もし、もうアナタが相手のことを何とも思っていなかったら、
「別に関係ないや」と思うはずです。
気にする感情があるということは、相手に執着しているということです。
気にしている感情 = 相手に執着がある
人は知らずのうちに、いろいろなことに執着しています。
執着とは、自分の欲望を満たすために何かに対して強く期待しているということ。
●もっと気にして欲しい
●楽しい気持ちにして欲しい
●優しくして欲しい
●高く評価して欲しい
●もっと満たして欲しい
何かに執着している物を思い浮かべて、考えてみてください。
それは、アナタの欲望を満たしてくれる何かだと思います。
執着が物である場合はまだいいのですが、
執着の対象が人であった場合は、大変です。
他人は自分の思い通りになりませんから。
恋愛や人間関係が上手く行かない理由は、この執着であることがほとんどです。
怒り感情の根源は「期待ハズレだから」
ちょっとここで、例え話ですが、
今アナタは電車に乗っていて、席を譲ったとしましょう。
そして、
譲った相手が何も言わずに黙って座ったら、どうですか?
「お礼ぐらい言えよっ」と思いませんか?
ではその後、
アナタは、席を譲った相手が、外人だということに気づきました。
どうですか?
「そうだったのか。お礼をいう習慣がなかったのかな、、」
そう思いませんか?
そうなんです。
席を譲ったアナタは、自然とお礼を言われることを期待しているからなんです。
日本では、席を譲ったらお礼を言われるのが当たり前なので、お礼を言われないとついついイラッっとしてしまいますが、
外国ではアナタの知らない価値観が存在しています。
だから、もともと外国人に対する期待値が低いので、怒りの感情は湧きづらいのです。
人は、自分の期待がハズれた時に怒りを感じます。
同じ出来事が起きた時、すぐに怒ってしまう人と、そうでない人がいますが、すぐに怒ってしまう人は、相手により多くのことを期待してしまっているということです。
私達は、期待ハズレが起きると怒りを感じる
期待が大きい人 → 怒りが多い →幸福度が低い
期待が少ない人 → 怒りが少ない →幸福度が高い
周りへの期待値が低い人ほど、周りに対して怒ることが少ないので幸福度が高いということです。
それを踏まえて、今までの自分を振り返ってみましょう。
「私が、こんなに思っているのに。。。」
「私がこんなんだから。。」
というのは、相手や自分に期待しすぎているからに他なりません。
当たり前のことに感謝する
では、期待ハズレの怒りをどのように解消すれば良いのでしょうか。
よくドラマなどで、ケンカ別れした家族が、出先で事故にあって亡くなってしまったなんてストーリーがありますが、
大切な人を失った時、「一緒にいてくれるだけで幸せだった。」
そのような感情になると思います。
そう。
手に入れていて幸せな時は、その有難みは気づきにくいものです。
もう少し視野を広げてみましょう。
アナタの今の環境はどうでしょうか。
欲しい情報がすぐ手に入ること。
遠くの人ともすぐに会話できること。
電車に乗ればどこへでも行けること。
病気になればすぐに治療してもらえること。
温かい布団で眠れること。
温かい食事が食べられること。
安全な帰る場所があること。
この文章を読む視力があること。
励ましてくれる人がいること。
自由であること。。。。
数えればキリがないくらい、昔の人からしてみたら、考えられないくらい幸せな環境に暮らしていると思いませんか。
この日本に生まれただけで、アナタは既にラッキーな人であるということに気がついて、感謝してみましょう。
相手の気持ちを想像してみる
確かに、相手の人はアナタを傷つけたかもしれません。
そして、そこには、その人なりの正義があったのかもしれません。
相手の人が100%悪かったのかもしれないし、
そうでなかったかもしれません。
どんな事情があったにせよ。ただ一つ言えることは。
自分も完璧じゃない・相手も完璧じゃない
ということです。
人は誰でも完璧じゃない、生きているだけでたくさんの人を、生き物を、傷つけています。
自分も誰かを知らずに知らずのうちに傷つけています。
大きな視点で見ていけば、自分の相手に対する執着がすごくちっぽけで、可愛らしく見えてきませんか。
自分 < 彼 < 家族 < 友達 < 社会 < 世界 < 宇宙 < 生命
その執着が自分から少し離れたら、
相手がどんな気持ちで別れを言ったのか、
相手に期待しずぎていたのではないか、
ということが、見えてくるかもしれません。
自分の相手に対する期待値を下げれば怒り感情は下がり、小さなことにも感謝できる穏やかな自分になることができます。
こうなったらこのステップはクリアです
執着を持っている状態では、他人の意見を受け入れることができなかったり、自分のことを客観的に見ることができなくなってしまいます。
今回、アナタが相手のことを思った時
「もっとこうした方が良かったのかも」
「次、もし付き合うとしたら、〇〇のようにしてあげたい」
と、自然と相手に対して優しい気持ちになれたら
このステップはクリア!
つぎのステップ「③実践」の章に移ります。
今回のまとめ
◆ 人は期待ハズレが起きると怒りを感じる
◆期待が大きい人→ 幸福度が低い
期待が少ない人→幸福度が高い
◆自分も完璧じゃない・相手も完璧じゃない
◆自然と彼に対して優しい気持ちになれたらこの章はクリア!
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