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おとうさんからたいせつなきみたちへ 34 「君の価値」

君自身の「価値」について

君には価値がある。
今までも何度も何度も言ってきたが、君には価値があるんだ。
お父さんがこの本を書いているのも、君にそれを感じてほしいからだ。
むしろそれさえ知っていれば、それを感じていれば、もう他に何もいらないのかもしれない。
だから、これからも君には何度も伝えていきたい。君には価値があることを。
さて、お父さんを含め、君たちにはどれ程の価値があるのだろう?
考えてみたことはあるか?
前にも触れているよな。きっともうわかっているかもしれない。
君たちは、もうそれ以上与えられないくらいにマックス状態で価値がある。
ただ、生きているだけで・・・だ。もっと言うとただ存在しているだけでだ。
もし、君が自分を責めるようなことがあったり、落ち込む時にはこのことを思い出してほしい。
勉強が苦手でも、スポーツが苦手でも、誰かから心ない言葉を言われたとしても、失恋しても、失敗しても、何もしていなくても、君の価値が下がることは決してない。
それらが、君の価値を下げることはないんだ。誰も君から価値をうばうことなんてできないんだ。
でもな、生きていれば、自分に自身がなくなることもあるよな。自分の価値を疑うことがあるかもしれない。
そんな時は自分の心に聞いてみてほしい。本当の君はもう気づいているんだ。その考えが真実ではないことを。
その証拠に、自分に価値がないと感じた時、君はネガティブな感情になるだろう?
それは、本当の君(ソース)が見ている「君」と、君が見ている「自分」との間に差(ギャップ)があるからなんだ。
本当の君(ソース)は君の価値を知っている。君が最高の存在であることを。そして君をこれ以上ないくらいに、たまらなく愛している。
だからこそ、その視点から君がズレれば、ズレるほど、感情をつかって君に気づかせようとしてくれているんだ。
君がネガティブになればなるほど、その考えは違うことを感情を通して教えてくれる。どんな時も、どの瞬間にも君は愛に包まれている。
普段は気にしていないかもしれないが、君が日常を過ごしていれば、どの瞬間にも感情は働いているだろう?
もし、君がポジティブな感情になることがあるのならば、君は本当の君(ソース)の視点と一致している。
君に感情があることは君が愛されている証拠だ。

そして、こんなにも君を愛している存在の正体は・・・「君自身」なんだ。
ソースの正体は君自身だ。
ソースは「内なる自分」とも呼ばれている。

この先、このことを忘れることがあるかもしれない。生きていれば時には壁にブチ当たり、時には自分を責めてしまうこともあるかもしれない。
その時にはネガティブな自分に気づいてみてほしい。
君自身の心に聞いていみてほしい。
きっとそこにある真実が見えてくるだろう。

そして、ソースだけじゃない。
お父さんは君の本当の価値を知っている。君は存在しているだけで伝えきれないほどの価値があるのだと。
君が存在してくれて、本当に感謝している。君を、君たちを愛している。

いいか、学歴や、お金、交際相手、ブランド、見た目、成績、勝ち負け・・・そんなものが君の価値を上げてくれたりはしない。
そもそも、君にはこれ以上ないくらい、もう与えられているんだ。最高の価値が。
ただ、それに気づくだけでいいんだ。
それに気づいたら、君はもうこの現実世界で無敵の力を手に入れたも同然だ。

本当の自分の価値を知る人は、誰かから、まやかしの価値を奪おうとしなくてよくなる。誰かに機嫌をとってもらわなくてよくなる。誰かをおとしいれようなんて思わなくなる。
それらは、本当の自分の価値に気づいてない人が自分の外側に価値を探そうとして行う行為だ。

君が自分の本当の価値に気づいた時、君はとてつもない愛に包まれる。そして、いつか君の中の愛が溢れ出し、君は誰かに本当の愛を分けてあげられる存在になるだろう。
お父さんは君にそんな人になってほしい。

もし、そうなれなかったとしても大丈夫。それでもお父さんは君を、君たちを愛している。

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