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おとうさんからたいせつなきみたちへ 20 「行動しないという行動」

行動しないという行動

行動について書いてきたが、もしかしたら、君がインスピレーション(直感)を受けとる感覚がわからないということがあるかもしれない。
前にも軽く触れたが、君の抵抗がなくなるとインスピレーションに気づきやすくなる。大切なことは抵抗を小さくすることだ。
そんなに難しく考えなくていいし、インスピレーションを受けとろうと頑張らなくてもいい。
君がとるべき行動の中で最も簡単なものは、「その瞬間その瞬間に君自身の気分が良くなることをする」というものだ。
これなら、きっと誰でもできるし、自分の心に従えるだろう。
そんなに大それたことなんて必要ない。今よりほんの少し、1ミリだけでも気分か良くなること、ホッとすることをすればいいのだから。
時にそれはたった1回の深呼吸かもしれない。ただそれだけのことに、ものすごい力があることを多くの人は知らない。
もしかしたら、「何もしない」ということが今の君にとって一番心が休まることかもしれない。
エイブラハムは言う。「何もしない」ということはこの地球を生きる上で、もっとも賢い行動の一つだと。
気づいただろうか。そう、「何もしない」ということは行動していないのではなく、「何もしない」という行動をしているということを。
人は、特に日本人の多くは、働くこと、動くこと、頑張ること、努力すること、行動することに対して大きな価値を感じている。
そのため、行動しない、何もしないということに対して、罪悪感であったり、嫌悪感を抱く人が多い。
それもまた、過去の多くの人たちが築き上げてきた常識でしかない。
現実創造において、本当に重要で価値があること、それは自分の気分の良さを優先することだ。
例えそれが、何もしないということであっても。
その瞬間になんの罪悪感も持たず、ただ幸せや気分の良さを感じていられるなら、それ以上に素晴らしいことは何もない。
もし、多くの人がそれを否定したとしても、その人たちの考えを君が採用する必要はない。
なぜなら、気分の良さを感じるための行動は、人それぞれみんな違うからだ。
君は君の心の声にのみ従えばいい。

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