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おとうさんからたいせつなきみたちへ 26 「自分を愛せない時」

愛を向ける対象が自分じゃなくてもいい

愛という感情は、感情のスケールの一番上の状態だ。
人が愛の感情を味わっている時、そこには、ものすごい力が働いている。
愛ってどんな感情だろう?
世の中には「自分を愛そう」とか、「自己肯定感を高く持とう」という教えが溢れている。
もちろんそうできれば、現実創造においてすごい力があることは間違いない。

でもな、世の中には今の自分を好きになれず、悩んでいる人がたくさんいる。
その人はきっと自分を愛せずネガティブな状態にあるんだと思う。
そんな時に「自分を愛そう」なんて言われたら、きっとさらにネガティブになるだろう・・・。
じゃぁ、そんな人たちは愛の感情になることはできないのか?

エイブラハムは愛を向ける対象は自分じゃなくてもいいと言う。

大切なのはその感情をどこに向けているか、ではなく、その波動を発しているかなんだ。
例えば、家族のことを思うと愛を感じられるかもしれない。親友のことを考えると愛を感じられるかもしれない。恋人のことを考えると愛を感じられるかもしれない。ペットのことを考えると愛を感じられるかもしれない。ぬいぐるみのことを考えると愛を感じられるかもしれない。
きっとどこかに、必ず愛を向けられる物があるはず。そのことについて考えている時、その人はリラックスして愛の波動を発している。

もし、愛の感情を探そうとすることでネガティブな思いになるなら、それはしなくてもいい。それもちゃんとナビゲーションが働いている証拠だ。
そんな人がするべきことは、自分に優しくしてあげること、自分をリラックスさせてあげることだ。

そうして、1ミリずつでもホッとする感情を選び続けると感情のスケールは次第に上がり、いつか、この世界や自分を愛すことができる。
必ずできる。そもそもどんな人も無条件の愛の存在なんだ。その事を「知る」のではなく「思い出す」だけでいいのだから。

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