Akira Kuratani

某ベンチャー企業で働くエンジニアリングマネージャー

Akira Kuratani

某ベンチャー企業で働くエンジニアリングマネージャー

マガジン

  • migration.fm monthly news

    "migration talks"はSalesforceのOEMパートナー企業に10年以上働いている倉谷が、Salesforceに関連する話題をシェアします。

  • Manager’s notes

    マネージャーの役割・スキルなどについて考えをまとめるためのノート

最近の記事

migration talks Monthly News / September, 2024

2024年8月10日〜2024年9月13日までの気になった Salesforce 開発関連のブログ記事をまとめました。 I picked up blog articles related to Salesforce Development that I was interested from August 10, 2024 until September 13, 2024. Featured articles2024-08-13 2024-08-14 2024-08-1

    • ピープルマネジメント:サプライズのない人事評価とノーレーティング制度

      人事評価において、メンバーにとって結果が驚きや不満を生むことがない評価プロセスを目指すことは、企業や組織にとって非常に重要である。 サプライズのない評価とは、期初から目標や期待値が明確に合意され、期中には1on1などでフィードバックを継続的に行うことで、評価の透明性を高めるプロセスである。 このような評価は、メンバーにとって安心感を与え、モチベーションの維持や自己成長を促進する。結果的に、評価時に驚きのないプロセスは、現代で注目されているノーレーティング制度に近づくと言える。

      • ピープルマネジメント:人事評価のフィードバックでサプライズを避ける重要性

        人事評価のフィードバックは、メンバーとの信頼関係を築くために極めて重要である。評価の場において、メンバーが結果に驚き、不満を抱くような状況を避けることが肝要だ。サプライズを伴う評価は、メンバーにとって心理的負担となり、組織全体の士気やパフォーマンスにも悪影響を及ぼす可能性がある。 期末に人事評価を行い、その結果のみをフィードバックするという従来のやり方では、メンバーは評価内容を受け止めきれないことが多い。これにより、評価がメンバーにとって予想外のものとなり、評価に対する不信

        • ピープルマネジメント:ビジョンと目標達成へのロープマップを描く

          マネージャーの重要な仕事の一つは、組織の未来のビジョンに向かうための明確なロードマップを描くことである。この役割は、ただ組織全体の目標を設定するだけでなく、個々のメンバーに対しても同様に重要な役割を果たす。 特にピープルマネジメントにおいて、メンバーが自らのキャリアビジョンを明確に持っていない場合、そのビジョンを明確にする手助けをすることが求められる。これは、メンバーが自分の目指すべき方向を見つけるために必要なサポートであり、彼らのキャリア形成において重要な第一歩となる。

        migration talks Monthly News / September, 2024

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        • migration.fm monthly news
          4本
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          34本

        記事

          ピープルマネジメント:後継者計画の意義とその実践

          後継者計画(サクセッションプラン)とは、組織の未来を見据えて、次世代のリーダーや重要なポジションを担う人材を育成し、適切にアサインするための戦略的なプロセスである。組織が持続的に成長し、競争力を維持するためには、優秀な人材の継続的な確保と育成が不可欠であり、そのために後継者計画が重要な役割を果たす。 後継者計画を策定することにより、組織は将来の運営に必要な人材を特定し、どのようなトレーニングやスキル開発が必要であるかを具体的に把握できる。また、現在の組織構造、人員や業務内容

          ピープルマネジメント:後継者計画の意義とその実践

          ピープルマネジメント:キャリアを構築・模索する短期目標の重要性

          個人の目標を設定する際には、自身のキャリアを築いていくためのアサインを求めていくことが重要である。 自身のキャリアビジョンが明確な場合には、キャリアを築くためにどんな経験やスキルが必要か考え、目標に織り込んでいく。 自身のキャリアビジョンが想像できていない場合には、直近身につけたいスキルや興味のある分野に関連するような目標を設定する。これによって自身の得意とすること、苦手とすること、極めていきたいと思うことなどのキャリアビジョンを探求することができる。 個人の目標を設定する

          ピープルマネジメント:キャリアを構築・模索する短期目標の重要性

          migration talks Monthly News / August, 2024

          2024年7月13日〜2024年8月9日までの気になった Salesforce 開発関連のブログ記事をまとめました。 I picked up blog articles related to Salesforce Development that I was interested from July 13, 2024 until August 9, 2024. Featured articles2024–07–15 2024-07-16 2024-07-17 2024

          migration talks Monthly News / August, 2024

          ピープルマネジメント:OKRの効果的な活用法

          OKR(Objectives and Key Results)は、目標管理の手法として多くの企業で採用されている。その効果を最大限に引き出すためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要がある。この記事では、OKRを効果的に活用するための3つのポイントについて解説する。 1. OKRで仮説・検証を回す OKRを成功させるためには、Key Results(KR)を仮説と捉え、Objective(O)が達成されるかどうかを常に考え続けることが重要である。KRはあくまで目

          ピープルマネジメント:OKRの効果的な活用法

          ピープルマネジメント:組織を挑戦に集中させる目標管理手法OKR

          目標管理の手法の一つとして、OKR(Objectives and Key Results)がある。OKRは、インテル社で生まれ、現在はGoogleをはじめとする多くの先進企業で採用されている効果的なフレームワークである。ここでは、OKRの概要とその特徴について説明する。 OKRの概要OKRは、目標 (Objectives) と主要な成果 (Key Results) を設定し、それに向かって行動するためのフレームワークである。目標は組織やチームが達成したい大きな方向性やビジョ

          ピープルマネジメント:組織を挑戦に集中させる目標管理手法OKR

          ピープルマネジメント:定量的な目標設定の重要性とその実践法

          目標設定ではゴールの認識を合わせるために定量的な目標を設定することが重要である。そのために意識すべきこととして、以下の3つのポイントが挙げられる。 1. SMARTの法則を用いて定量的に表現すること 定量的な目標設定をする際には、「SMARTの法則」を用いることが効果的である。SMARTの法則とは、以下の5つの要素から成り立つ目標設定のフレームワークである。 Specific(具体的であること) 目標が明確で具体的であること。曖昧な目標ではなく、誰が見ても分かるような明

          ピープルマネジメント:定量的な目標設定の重要性とその実践法

          ピープルマネジメント:目標管理とは「集中」を促すマネジメントツール

          目標管理とは、「集中(フォーカス)」させることで成果を上げるツールである。 個人の目標を設定しようとした場合、組織の業績目標、組織の後継者計画、個人のキャリアプランや興味・関心など、多岐にわたる要素を考慮する必要がある。 これらの要素をすべて目標として設定しようとすると、目標が分散し、どれも中途半端に終わってしまう可能性が高くなる。そこで、最も重要な目標に絞り込むことが必要である。優先順位を明確にすることで、限られた時間とエネルギーを集中させることができ、目標達成の可能性が

          ピープルマネジメント:目標管理とは「集中」を促すマネジメントツール

          migration talks Monthly News / July, 2024

          2024年6月8日〜2024年7月12日までの気になった Salesforce 開発関連のブログ記事をまとめました。 I picked up blog articles related to Salesforce Development that I was interested from June 8, 2024 until July 12, 2024. Featured articles 2024-06-09 2024-06-11 2024-06-13 2024

          migration talks Monthly News / July, 2024

          ピープルマネジメント:目標設定には柔軟性が求められる

          現代の不確実性が高い時代において、厳密な目標設定はリスクを伴う。状況の変化や新たな知見に対応するため、目標は常に修正されるべきである。特に、長期目標の設定には多大なコストがかかるため、ある程度の見通しが立つ短期目標を設定する方が効果的である。 短期目標の利点 長期目標は合意を得るための調整や計画に多くの時間とコストがかかる。一方、短期目標は比較的見通しが立ちやすく、迅速な対応が可能である。短期目標にすることで、組織全体が柔軟に動きやすくなり、変化に適応しやすくなる。 実

          ピープルマネジメント:目標設定には柔軟性が求められる

          ピープルマネジメント:目標達成状況を追跡する重要性

          目標を設定するだけでなく、その達成状況を追跡することも非常に重要である。目標達成状況を定期的に確認することで、メンバー自身の成長を促し、マネージャーのサポート体制を強化し、組織全体のパフォーマンスを向上させることができる。以下に、目標達成状況を追跡することの具体的な利点について詳しく解説する。 メンバー自身の省察を促す まず、一定のリズムで目標達成状況を確認することは、メンバー自身の接撮を促す効果がある。定期的に進捗状況を振り返ることで、自分がどの程度目標に近づいている

          ピープルマネジメント:目標達成状況を追跡する重要性

          ピープルマネジメント:目標を公開する重要性

          目標設定は組織運営の基本的な要素であり、その効果を最大限に引き出すためには、目標を公開することが重要である。目標の公開にはいくつかの重要な利点がある。以下に、その理由を詳しく解説する。 組織のスピードを上げる まず、目標を公開することで、組織全体のスピードが向上する。全員が同じ目標を共有し、その進捗状況をリアルタイムで把握できるため、迅速な意思決定が可能となる。これにより、問題が発生した際にも迅速に対応でき、プロジェクトの遅延を防ぐことができる。情報の透明性が高まることで、

          ピープルマネジメント:目標を公開する重要性

          ピープルマネジメント:目標管理には主体性が求められる

          目標管理を実践するためにはメンバーの主体性が不可欠である。これは、組織全体の大きな目標に向けて、各メンバーが自分自身の役割を理解し、自らの強みを最大限に活かして、どのように貢献できるかを自ら考え、具体的な目標を設定することで、個人と組織の双方が成長することができる。 このような主体性を持った目標設定が重要な理由は、メンバー自身が自発的に目標を立てることで、その達成に向けての意欲やモチベーションが高まり、責任感が強化されるためである。 この考え方は、ピーター・ドラッカー氏が

          ピープルマネジメント:目標管理には主体性が求められる