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いやいやがくえん #84 使える武器はどんどん使おう(オンライン学習の出欠扱いについて)

新学期が始まりました。子どもたちも、新しい環境への期待に胸を膨らませたり、不安で緊張したりしていることでしょう。不登校や登校しぶりのお子さんのいるご家庭はどんな感じなのかな。

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娘も無事4年生に進級できました。写真は3年生の時の通知表。欠席日数115日。。。!実際に学校に行った日はたぶん3日くらいだと思うけど、適応相談センターに行った日は出席扱いになっています。昨年度はセンターもまあまあ休んでしまったな。小学生のうちは、これだけ休んでもちゃんと進級できるし、たぶんちゃんと卒業できるんだろうと思います。

ホームスクーリングについても出席として認めてもらえるよう、昨年の秋くらいからぼちぼちと動いておりました。昨日は、具体的にどうしたら出席扱いにできるかというのを、担任の先生と教務主任の先生と話し合ってきました。

たまたまなのか取り計らってくれたのか、昨年と同じ担任の先生になったので話が早く、今年度からはとりあえずオンライン学習については出席扱いにしてくれそうです!

条件としては、ざっくりとですが

・1日のうち少なくとも45分以上取り組むこと
・テストなどで学習の理解度などが確認できること
・定期的に担任の先生と連絡を取り合い、教科書などの進捗とできるだけ同じように進めること

という感じでした。
45分というのは、小学校の授業時間の一コマが45分だからで、学校としては一コマでも参加したら出席、という扱いにしているからだそうです。

これは本当に各学校の校長先生の裁量によるということなので、同じ条件で必ずどの学校でも認められる、ということではないそうですが、一応うちの小学校ではこんな条件だそうです。この辺りはわりと教育熱心で、共働きの家庭も多い地域なので、今まで前例がないと言いつつもそれなりにすんなりと受け入れてもらえましたが、地域によってはなかなか厳しいところもあるかもしれません。

そんな時は、文部科学省が出している以下のような文書を提示するのもいいかも!?

↑この中に、オンライン学習の出欠の扱いについて記載されているところもあります。

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学校との交渉が難航したらこういうのも少しずつちらつかせていこうかなと思いましたが、先生方も忙しい中いろいろと調べてくださったようで、理解のある姿勢で接してくださり、全然提出の必要はありませんでした。

一応うちでは「すらら」という教材を使っていますが、上記の条件を満たすことができるのであれば、他の教材でもたぶん大丈夫なんじゃないかと思います。ちなみに適応相談センターで使っている教材は「スタディサプリ」。昨年のコロナでの休校中に、息子の中学校ではスタディサプリのアカウントを全員作って使えるようにしたりということもあったので、こちらもたぶん大丈夫なんじゃないかな?

娘が不登校になってからかれこれ2年半。進学や成績のために出席日数にこだわっているというわけではないんだけど、やはり何かの時のための鎧とか、隠れ蓑くらいにはなるんじゃないかと。何かの時ってなんだ、という感じだろうけど、例えばうちの場合は、私の母が不登校のことをいまだに気に病んでいて、娘のことが心配だと言いながらいろいろと口を出してくる。そんな時に、ホームスクーリングもちゃんとやっているし、出席扱いにもなっている、ということを説明すれば、多少は納得してくれるんじゃないかとか。あからさまな攻撃(ほとんどそんな目には会いませんが)からはもちろん、「親切(もしくは無意識)という名の攻撃」から、親御さんもお子さんも、使える武器はどんどん使って身を守ろう^ ^ 

あとは、本人のモチベーションも多少は上がるんじゃないかと。一日45分以上やれば出席にしてくれるって!と報告したら、娘も喜んでいました。

今のところ「すらら」の時間だけの換算だけど、他にやっているICT学習(プログラミングとかデザインとか)も換算してもらえたらありがたいので、そのお話もしてみました。昨日の時点ではすぐには回答できないが、調整してみて回答します、とのこと。学校との交渉は、焦らず、急がず、じっくりと、友好的に。

「不登校」と言ってもいろんなお子さんがいていろんな環境があり、特にお子さんがまだ不登校という状況に対して不安定で、オンライン学習をするような状況でない場合は、もちろん心のケアの方を優先することが大事なんじゃないかなとも思います。ケア、というよりもとにかく見守る、とか。そこらへんの匙加減は本当に難しいところだと思いますが、なんにせよ一番の土台は、お子さん自身と周りの大人との「信頼関係」だと思っています。ここがちゃんと成り立つ前に、いろんな方法を試してもそんなに効果はないんじゃないかと。これは不登校のお子さんに限らず、どんな人間関係でも同じですが。誰か一人でも、どんな時でも味方になってくれる人がいたら、きっと安心していろいろ挑戦できるんじゃないかな、と思います。大人だってそうだよね。

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