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いやいやがくえん #89 アカデミーキャンプ(Minecraft プログラム)体験記

不登校の娘とのホームスクーリングの記録。
毎日のオンライン学習と、何か自分が学びたいことをひとつ以上、が目標。ここでは主に、「自分が学びたいこと」について取り組んだことを記録していきたいと思う。


ちょっと時間が経ってしまったけれど、ゴールデンウィークの記録。ゴールデンウィークは毎日午前中に「アカデミーキャンプ」に参加。

VRお絵描きでご一緒していたサイケさんが主催していて、小学生はマイクラでみんなで惑星を作る、というプログラム。

娘はもう3歳くらいの時からマイクラをやっていて、まあまあやりこんでいるけれど、他のたくさんの人たちと一緒に何か作る、というマルチプレイは初めてなので、ドキドキワクワク。

・1日目

全部で10人くらいの子どもたちと、スタッフの方々と、まずはZoomで自己紹介など。ほぼ場面緘黙かというほど人見知りの娘は、Zoomに顔も出さず声も出さず、画面にはぬいぐるみのくまちゃんを映し、私がチャットで代筆。

こどもたちは並行してマイクラの中に入って、作れる子はどんどんいろいろ作り始める。娘も家を作成して、中にネコちゃんを飼ったり。(すみれちゃんにそっくり!?)

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Zoomでは全くしゃべらなかった娘、マイクラの中では結構積極的にコミュニケーションとったりしてました。

1日目は、みんなでどんなものを作りたいか、どんなことをやりたいか、などを話し合ったりして終了。初めてのマルチプレイで楽しそうでした。

ちなみに娘は「猫がいっぱいの猫島を作りたい」という意見を言っていたのだけど、そう言ったらすぐにでも作りたくなって、キャンプの時間が終わった後に自分のワールドに猫島を作ってしまってました^ ^

猫の形の猫島。まだこの時点では猫はいません^ ^ 島だけ。

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・2日目

相変わらずZoomにはくまちゃんを映し、2日目からは自分で頑張ってチャットで話してみることにチャレンジ。キーボード入力がゆっくりだけど、みなさん辛抱強く待ってくれて本当にありがたかったです。

2日目は何グループかに分かれて、グループごとに何かを作るのにチャレンジ。娘と同じグループになった子達はかなりベテランで、作っていく早さも何倍も早いし、コマンドとかも詳しくて、いろいろと教えてもらったりしながら。

3人のグループで、公園を作ろう、ということになり、ブランコやウォータースライダー(!)のある素敵な公園があっという間に!

娘は、他の詳しい子たちがすごい勢いで作っている中で、黙々とベンチを作ったり、柵のちょっと壊れてるところを直したりと、彼女らしい関わり方をしていてなかなか面白い。みんな自分の得意なところを自然に請け負いながら、共同作業。もちろんみんなでウォータースライダーでも遊びました^ ^
確かに一人で作る時とは全然違った楽しみ方ができるんだなあ、と実感。

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グループでの作業がとても楽しかったみたいで、公園を作ったあとは、ようやくZoomに顔を出す気に。だいぶ慣れてきた感じ。でもまだ話すのは難しくて、ものすごくゆっくりの入力でなんとかチャットでコミュニケーション。みんな優しい人たちでよかった。

・3日目

3日目はまた違うグループで作業。
リゾートホテルを作りたい、という子がいて、もう場所も決めてあるというので、みんなでそこまで移動。

娘はみんなが作っているものをちょっと修正して通りやすくしたり、受付のところにお花を飾ってみたり。どんどん突き進む人と、細かいところをのんびり作る人と、両方いるといい感じ。いいチームワークで、素敵なリゾートホテルが!

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この時はまだ未完成だったけど、あとからまた遊びに行ってみたら、どんどん作り込まれていたみたい。飛行場にワープできる仕掛けがあったりとか!?

みんなキャンプが終わってからも、引き続き作り続けているようです^ ^

・4日目・5日目

だんだん慣れてきて、Zoomの立ち上げも娘が自分でやるようになったので私の出る幕がなくなってきたというのもあり、この辺はちょっと記憶があやふやになってきましたが(笑)、最後の2日間はみんなそれぞれ「自分と仲間が楽しめる居場所」として、自分が作りたいものをとにかく作って、最後にみんなで見せ合う、みたいな感じだったと思う。誰かと一緒に作る子もいれば、一人でコツコツ作る子も。

娘は博物館を建築。テラコッタを使って。

時間が足りなくて、中を作り込むまではいかなかったけど、それなりに気に入ったものが作れたようで何より^ ^

空の向こうのほうには、別の子が作った空島?が浮かんでいます^ ^

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グループの共同作業の時は、なかなか自分の主張を出そうとしないで、他の人が作ったものを整える、ということに徹する性格の娘。でもまあそれはそれで楽しいみたい。みんなそれぞれ個性的で、本当に面白かったです。

みんなの力作を順番に発表し、移動できる子は実際に中に入って遊んでみたり。なんかもうわちゃわちゃになってたけど、みんな楽しそうでした。

娘は結局最後までほとんど声を出してしゃべることはなかったけど、Zoomに顔出しできるようにはなったし、チャットもなんとか頑張ってキーボード入力していたし、マイクラの中では「階段広くしていい?」とかチャットで話しかけてちゃんとコミュニケーション取れてたり。彼女なりには一歩前進、というところ。

コマンドをもっと覚えたい、とか、キーボード入力をもっと早くできるようになりたい、とか、また新たな目標もできたようです。

最後にアカデミーキャンプから、「世界の VISITOR でなく、MAKER になること」という素敵なメッセージと、みんなで作ったワールドのオペレータ権限を受け取りました!

世界はこれからもどんどん変わり続けるし、未来は自分たちの手でいくらでも切り拓ける。こどもたちには、めいっぱい遊んで、めいっぱい学んで、自分たちの居場所をどんどん作っていってほしいものです^ ^


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