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20代女がフェスのぼっち参戦極めた話

友達がいないのでフェスやライブに誘える人がおらず、お陰様で、ロッキン2日通しやCDJ3日通しなどをぼっちで満喫してしまうレベルに到達しました。
フェスやライブにいろいろ参戦してみて、思ったことをつらつらと書いていきます。


1、女性のぼっち参戦の心得

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仲間と来ていたとしても見たいアーティストが異なれば、結局別々になってしまうことも多いですよね。傍からみれば同じぼっちです。
堂々としていれば何も問題はありません。とにかく周囲は気にしない。

女性のぼっち参戦で心配なのが、変な男に絡まれないか、ということです。
高額な金額を払ってみなさんフェスに来ているので、極端に変な人はいないとは思いますが、ゼロではないので女性の方は注意が必要です。
変な男から目を付けられて楽しめないのは、なかなかに腹立たしいことですよね。

変な男から目を付けられないようにするには、腕など見えやすいところにタトゥ―シールなどを貼ったり、数日で落ちるような派手な色を髪に入れたり少し奇抜な外見にするのも良いかもしれません。

実際、フェスにはめちゃ派手な方も多いので、ぼっち参戦なら知り合いもいないので、はっちゃけた格好をしても良いかと思います。

または、彼氏や旦那がいなくても左薬指に指輪をしておくのも、出会い系を避ける手かと思います。声をかけられたら、「旦那と来ているので」と逃げましょう。

変な奴が明らかにずっと付いてくる場合は、スマホで電話するフリして遠くへ逃げます。
人が密集しているところに逃げ込めば大抵は撒けます。

それでも変な奴にしつこく絡まれたら、近くに居る女性に助けを求めましょう。
フェスに来ている人の大多数は、純粋に音楽を楽しみに来ている良い人達なので、助けてくれるはずです。

それでもトラブルになった場合は、遠慮なく運営を頼りましょう。

2、ご飯は寂しいけどもりもり食べる

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寂しいのが、なんと言ってもご飯です。
しかし、フェス飯はめっちゃ美味しい。食べないわけにはいかない。

私の場合は、空いている席(隙間)を見つけてそこに座り、あたかも両隣の人と知り合いかのように堂々と食べます。

または、同じようなぼっちで食べている人を見つけて近くに座ったり、次のステージへ移動しながら食べ歩きをしたりもします。

こそこそ食べるよりは、串刺しのお肉とかを豪快に頬張って食べていた方が潔いと私は思うので、よく1人でお肉を食べています。

とにかく、空いている所があったら「ここ空いてますか?」と近くに座ってる人に確認を取ってから、図々しい態度で使えば良いと思います。

1人が恥ずかしい場合は、「先食べてるね~」って友達に電話するフリして食べたりしても良いかと思います。
周囲が騒がしいので、そこまで演技しなくてもスマホを耳に当ててるだけでも割と話している風に見えると思います。

3、ぼっち集団のLINEグループに入る

参戦したことを写真に残したい。けど、自撮りは恥ずかしい。フェス仲間と行ったような写真を撮りたい。そう思っていた時期が私もありました。

そういう時は、昔はmixiを使ったり、今はTwitterなどでぼっち参戦同士のLINEグループを作っている人達を探し、良さそうなグループに参加したりしました。

リーダー的な人に招待してもらって、簡単に自己紹介して後はグループ内のLINEを見守っていました。遅くに入るとすでにみんな仲良くなってたりするので、グループに入る場合は早めの方が好ましいです。

大体は、当日にLINEでここら辺に集まってますとか写真撮りますとか、これからご飯食べる人一緒に食べましょう、とか誘ったり教えてくれたりするので、行ってみて良さそうな人達だったら合流していました。

写真だけ撮りたい時は、オブジェとかの前で集合することがあったらその時に遅めに行って、写真が撮れたらすぐにその場から離脱してました。写真は、後でLINEのアルバムに入れてくれるので、欲しいのだけ保存して、フェスが終わったら一言お礼を言ってグループを退会しました。

友達申請されても、嫌な場合は普通にブロックしました。
良い人も居れば、やはり出会いを求めたりしているような輩もいましたので、そこは見極めつつ自分の個人情報を話さない程度に関わることが大切です。

自分からTwitterで性別と年代しぼって、一時的な仲間を募集するのもありかと思います。

4、服装や持ち物について

■服装について■
私の基本的な服装は、バンドのTシャツやフェスTに短パンやディッキ、ユニクロの黒のチノパンなどを合わせてます。
そこにタオルとラババン、寒ければ薄めのパーカーを着ています。
※私は行ったことがないですが、フジロックなどスキー場で行われるフェスは話が別で、登山者並みの装備が必要になってくるそうです。

靴はスニーカーなど、暴れても危険がないものを履いてます。野外だと砂や泥で汚れるので、新品の靴を履くのはおすすめしません。
田んぼフェスの場合は、長靴を履いたりもします。クロックスやサンダルを履いている方もいますが、脱げやすく怪我をしやすいです。

初めてのフェスで、フェスTやタオル等持っていない場合は、適当なTシャツで行って現地でグッズを購入して、トイレで着替えれば大丈夫です。
夏場は汗だくになるので、替えのTシャツが必要になることも多いです。

都市型フェスでは、学校や仕事帰りの制服、スーツ、おしゃれな服で参加する人もいます。
PerfumeやBabymetalが出る時は、自作の衣装を着て曲に合わせて踊っている人もいるので、周囲に迷惑かけない程度なら、基本的には何を着ても良いとは思います。

■持ち物について■
持ち物については、基本的にはチケットと小銭、スマホ、ティッシュ、飲み物、日焼け止めさえあれば最低限なんとかなります。
雨の日は傘をさせないので、100均のカッパ等が必要です。

それらをホールドチューブや小さめの肩掛けバッグに詰め込んで参戦しています。暴れることが多い人は身軽が一番です。
ポケットに貴重品を入れておくと、飛び跳ねている最中に落とすこともあるので、ベルトに繋いだりボタン付きのズボンを履いたり工夫も必要です。

遠くで見ているだけなら大きめのリュックを背負ってても良いと思いますが、前列の方では顰蹙を買うので避けて下さい。最悪の場合、もみくちゃになって荷物が全て散乱し、踏まれて砂まみれになって紛失します。

■クロークについて■
着替えや飲み物のストックなど、荷物が沢山ある場合はクロークに預けます。
大体は1000円で大きいビニール袋をくれるので、そこに荷物を詰め込みます。

袋に貼るシールに電話番号と名前を書かなきゃいけないので、ペンなど持っておいた方が楽です。記入場所がありますが、混み合います。

荷物の出し入れは自由なところが多いですが、番号の紙を紛失すると荷物を取り出せなくなるので注意して下さい。

■女性の髪型について■
遠くで静かに見るのであれば基本的にはどのような髪型でも大丈夫だと思います。

暴れる場合には、一番避けてほしいのがポニーテールです。
飛び跳ねるたびに、髪が上下左右にふっさふっさ揺れて後ろにいる人からしてみれば、めちゃめちゃ迷惑です。顔にバシバシぶつかってくるし、もぎ取ってやりたくなります。

頭のてっぺんにするお団子もステージが見えないので避けてください。
飛び跳ねても、周囲に迷惑がかからないような髪型で参戦をお願いします。

5、モッシュやサークル、ダイブについて

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禁止されているフェスが多いので、昔よりだいぶ減ったと思います。

フェスでは、ロックバンドではない普通のアーティストも出たりするので、最前列に居る人で、これらの文化を知らない人が巻き込まれて怪我をしたり、酷い目にあったりすることもあると思います。

ですが、私はモッシュやサークルはフェスやライブの醍醐味だと思っています。
音に合わせて自由に体を揺らし押し合い、大きな円を作ってサビでみんなでぶつかり合ったり走ったり、最高です。ある意味滑稽な光景ですが、それがまた面白いです。

昔こそ、凄い迷惑だと嫌な目で見ていましたが、一度ノリで参加してしまったら楽しさを知ってしまいました。
もちろん、ある程度のマナーを守って行うモッシュやサークルが楽しいのであって、力任せに人を押したり、怪我をするような暴れ方をするのはとても危険です。

中には、自分さえ楽しめればそれで良いようなマナーが最悪な人もいますので、そういう人からはすぐに離れましょう。

ダイブに関しては、流したことは何度かありますが、やはり危険です。
上手に流れてくれる人なら良いのですが、下手くそな人は下の人の顔を蹴ったり怪我させるので本当に危ないです。
ダイブをする場合、事前にダイブの仕方をよく学んで、ダイブをする環境も選んで、安全に行なってほしいものです。

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最後に、フェスは非日常感を味わえるとても楽しい空間です。
好きな音楽を生歌で聴きながら、思う存分暴れて大声出しても許される場所なんてそうそうありません。

チケット代が高いと思われるかもしれませんが、一度にたくさんのアーティストが見れると思ったら安いものです。

こんな世界あるんだと知ることができたら、より人生が楽しいものになると思います。

マナーを守って、みんなでフェスを盛り上げていきましょう。

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