目の下のクマのたるみとりと脂肪注入してみた話
目の下のクマが痣みたいに酷かったため、ついにクマを取ることを決意。
美容皮膚科で無料でカウンセリングを行い、切らない目の下のたるみとりと、脂肪注入・マイクロファットという治療をすることになった。
料金はベラボーに高い80万円。モニター料金で20万引きだったので、喜んでそちらにした。今月のボーナスが全部吹っ飛んでいった。
手術当日。
朝食抜きで、2時間前からは水も飲んではいけないので、お腹を空かせながらクリニックへ向かう。
受付を済ませて、個室で支払いと今日の手術の流れの説明を綺麗なお姉さんにしてもらった。
その後、顔を洗ってから手術前の写真を何枚か撮った。
そして、いざ手術室へ。
先生に油性ペンで顔にいろいろデザインを描かれた。こんな感じでやってきますと鏡を渡されたけど、よくわからんのでお願いしますとしか言えなかった。
手術台に横たわると、いろいろ身体に看護師が取り付け始める。
モニターや点滴やら、暴れないように拘束もされた。こわ。
そして、まさかのパンツとズボンを脱がなければならず、それを知らなかったのでびっくりした。生理中だったため、捨てパンツをもらって履かされた。
脂肪を太ももから取るとは聞いていたけど、まさかつけ根からの採取でパンツを脱ぐとまでは聞いてなかったので焦った。
その後、点眼や目の周りを消毒され、着々と準備は進んでいく。
鼻から酸素を入れられ、ついに静脈麻酔を注入される。じわじわ痛みが腕を伝っていく。
痛いな〜と思っているうちに、視界がぼやけ始めフェードアウト。しかし、微妙に意識が残っており、足を何かされている感覚はあった。
そして、瞼をいじられている時に、覚醒してきて普通に痛かったため、「いた!いたい!」ともごもご喋っていた気がする。そのせいか、笑気麻酔か静脈麻酔かを追加され、意識を完全に失った。
気がつくと、手術は終わっていた。
しかし、視界はぐらぐら揺れていてとても気分が悪かった。
自分でパンツとズボンを履き、静養室へふらふらしながら移動する。押しボタンを渡され、何かあったら呼んでくださいねと言われた。
物は二重に見えるし、吐き気が襲ってくるわで気分は最悪だった。
電車で帰ろうと思っていたが、急遽迎えを呼んだ。
1時間ほど居させてもらい、なんとか動けるようになってクリニックを後にした。次に来るのは1週間後で抜糸する予定だ。
吐き気と戦いながら、無事に帰宅すると2時間ほど寝た。
起きるともう夕方だった。
9時半受付で手術が終わったのが12時半頃で、思ったより時間が経っていた。
夕飯はもりもり食べて体力を回復させたところで、顔を確認する。
腫れぼったく、目の下が殴られたみたいに青くなっていた。また、血の目やにで目が開けずらかった。
目の下の両方に縦に3つずつテープが貼ってあり、おそらくここから脂肪を注入したのであろう。
太ももにも大きな痣が出来ており、こちらの方が触ると痛かった。
目の方は違和感はあるが、痛みはなかったため、処方された痛み止めは飲まなかった。抗生剤と目薬だけ使用した。
夜、仰向けで寝るよう言われたが、苦しくあまり眠れなかった。痛みはないが、目やにがとにかく出るので、その都度清浄綿で拭った。
2日目。
起きると、血のめやにが酷くて目が開かず。
腫れも昨日より増してホラーな顔になっていた。
痣の範囲も広がり、誰かに殴られたよう。
しかし、意外にもマスクとメガネをするといい感じに隠れた。
触らなければ痛くもなかったが、太ももの方が引き攣れたように痛く、ガードルで圧迫して対応した。
3日目以降。
マスクとメガネで意外に周囲にバレず、仕事も復帰して通常運転に戻った。
2週間ほどで痣はだいぶ薄くなった。
1ヶ月経つ頃にはいい感じに。
注入した脂肪が馴染んで、半年経った頃にはクマは見違えるように綺麗になった。
コンシーラーが要らないほど。
とても高額だったが、自己肯定感が上がるので、やって良かったと感じる。
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