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ドライフラワー

中島健人が、SexyZone改名のタイミングでソロになる。
1月8日夜、突如としてそんな発表があった。

発表当日、FC動画と本人・メンバー・事務所の文章に、ただただ呆然として、ショックとかそういう感情すらなく、心が空っぽになったようだった。
でもその後、風磨のブログで、不意に「ケンティーがいなくなるということは、風磨のシンメがいなくなるということなんだ」と実感してしまい、涙がとまらなくなった。
と同時に、マリウスが卒業するとき、聡ちゃんに対してその想像力をもたなかった自分を反省した。

メンバー全員が話し合い、納得して決断したことに、たかだか数年前にファンになったばかりの人間がどうこういえることなど何もない。
それはマリウスのときもそうだ。
俺の「悲しい」も「寂しい」も「悔しい」も、メンバーが向き合い、飲み込んだ、それらの比ではないはずだから。

とはいえ最初は、ソロ活動を並行することはできないのかと、もうない道を模索しようともした。
だってたとえば亀梨は、KAT-TUNでありながらソロシングルも発売しているし。
でもすぐに、きっとそういうことではないんだと理解した。
やればできるとしても、それによって何かが中途半端になったり、完璧でなくなったりすることを、ケンティーはよしとしないだろう。

もう一つ、納得できたことがある。
改名のことだ。
発表当時、改名するのは、彼らがこの先海外で活躍するため、そしていずれ国民的アイドルになるために必要なことだという認識で、大賛成だった。
でもおそらくそれだけではない。

彼らは「SexyZone」を、5人とセクラバの宝物にしたかったんだ。
改名することで、「SexyZone」は永遠に5人のものになる。
5色のバラを、ドライフラワーにするみたいに。

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