見出し画像

海外で日本語教師になるには?〜元日本語教師が教えます♪

こんにちは、元日本語教師だった海外遊牧民の青星いるかです。

さて今日は、海外で日本語教師になるには?ということについて、お話したいと思います。

私自身は実は日本で日本語教師をやっていました。しかし、海外の求人を、たくさん見て回りましたし、

周りに海外で日本語教師をやっていた方が多いので、それについてまとめておきたいと思いました。

海外で日本語教師を目指している方々のお役にたてると幸いです。

私が日本語教師をやっていたのは、地方都市で主婦をしていた頃でした。

地方にしては珍しく、生徒さんがEnglish speaker onlyだったので、

日本語を使って日本語を教えるメジャーな方法ではなく、英語を使って、日本語を教えていました。

その頃は夫の担当が出張のとても多い担当になる可能性が高かったので、週の半分出張でいないなら、その時に海外に日本語教師をしにいこーと思っていました。

まずは、日本で日本語教師をして経験をつもう、英語も練習しようと思っていたのですが、

結局夫はその担当になることもなく、海外で日本語教師をやることはありませんでした。

その後、ニュージーランドに移住したあとも、一昔前までは中学や高校の日本語教師の募集が結構あったのですが、

時代は変わって外国語は中国語を選択する生徒が多くなり、日本語教師の求人は消え去ってしまいました。

まぁ、ニュージーランドで日本語教師をするには、大学院に一年通わないといけなかったし、

英語の要件も高いのもあって、料理学校に通ってシェフになり、日本語教師をする機会には恵まれませんでした。

ただ、多分個人レッスンとかの生徒さんを探せば、できたと思いますし、今はオンラインでレッスンもできるので、海外に行きたい人にはオススメの資格・職業でもあります。

折しも、日本語教師資格の国家資格化・公認日本語教師制度が導入されようとしています。

ますます、盛り上がって待遇とかも改善されていくことを願っています。

海外で日本語教師をしていた先生方のご紹介

私が知っている中で、7人の先生方が海外での日本語教師経験がおありでした。

国でいうと、アメリカ・イギリス・中国・ベトナム・トンガとなっています。

アメリカにいった先生は日本の日本語学校の推薦で職を得たようです。

イギリスの先生は、ロンドン現地で日本語教師養成講座を受けて、そのままその学校が併設する日本語学校で教えていました。

中国には二人ほどいて、お一人は日本語教師養成講座を受けていた頃の教授からの紹介で、青島の大学で教えていました。

もうひとりの方は、シニア・ボランティアとしてやっぱり大学でおしえていらっしゃいました。

ベトナムの方は、又聞きなので定かではありませんが、現地の日本語学校に採用となったようです。

最後に、トンガの先生は、JICAのボランティアに応募して、現地に派遣されることになったとのこと。

海外で日本語教師になるのに、外国語や英語は必要なの?

その中の3人は英語が流暢でしたが、あとの方々は外国語はほとんど話せません。

なので、海外で日本語教師になるには、外国語は必須ではないということですね。

簡単な英会話をまずは日本で勉強して、あとは現地で覚えたらいいかなぁと個人的には思います。

私がなぜ、日本語教師になったのか?

ちょっと話は戻って、私がなぜ日本語教師を目指したのかをお話したいと思います。

私は海外旅行が好きで、大学生の頃から色んな国に行っていたのですが、現地で日本語を話す人の多さにびっくりしたというのがあると思います。

主にアジアなんですが、あー海外の観光地ってこんなにカタコトでも日本語を話す人がいるんだーと。

日本で働いた後、台湾に短期の語学留学をしたのが、初めての海外ロングステイだったのですが、私の経験した職歴では現地就職するのは簡単ではなさそうでした。

その求人の中に、日本語教師もたくさんあり、あぁ日本語教師って面白そうだなと思ったのがきっかけです。

その後、台湾からそのままニュージーランドに行き、やっぱり英語の学校にちょっと通ったのですが、

その頃のニュージーランドは、日本語教師の求人がやっぱり結構ありました。

そういったこともあり、将来も海外に住んでみたかった私は、日本語教師の資格を取ることにしたのです。

あとは、台湾でやっていた言語交換の影響も大きいかもしれませんね。これが楽しかったのです!

相手にも恵まれて、とっても仲良くなって、しょっちゅう会っていました。

お互いの言語を教えあうのですが、その時、日本語は話せても日本語を教えられるわけじゃないんだな、としみじみと思ったからです。

まずは、日本語教師の資格をとろう!〜公認日本語教師制度になる前の今がチャンス

海外で日本語教師になるために、まずは日本語教師の資格を取られることをオススメします。

おおまかにいって、現在は3つの方法があります。

【日本語教師になるための3つのルート】

1. 大学・大学院日本語教育を専攻する
2. 日本語教師養成講座420時間コースを修了する(大卒の資格が必要)
3. 日本語教育能力検定試験に合格する

私は確実に資格が欲しかったのと、実践的なことが学びたかったので、420時間の日本語教師養成講座を選びました。

検定だといくら勉強しても、受かるとは限りませんし。

問題点は、期間が長いことと、50〜60万と高額なことです。

ただ今は、日本語教師養成講座が実践的な授業だけ別におこなっているので、

「検定対策+実践的な講座」というのもありだなぁと思います。

これだとだいぶ費用を節約できます。安いところだと、10万くらいでおさまるのではないでしょうか。

詳しいことは、以下のサイトがまとまっていると思いますので、ご参考までに♪

☆海外で日本語教師になるには
 

海外で勉強する?それとも日本で?

日本語教師養成講座を受ける場合、海外と日本の選択肢があります。

元々日本語教師になりたい人は海外にも興味があるんじゃないかと思いますが、

行きたい国で認定された420時間の日本語教師養成講座をやっている場合、そこで受けると就職のチャンスが広がるかもしれませんね。

実際、イギリスでそのようにして現地就職した先生がいらっしゃいました。とても素敵な方ですよ。今は日本の大学で教えてらっしゃいます。

あとはワーキングホリデー制度がある国だと、働いて生活費を稼ぎながら学べるかもしれませんね☆

あとは検定試験を受ける予定なら、独学や通信の勉強を海外ですることも考えられますね。日本に帰ってきた時に試験を受ける流れです。

現在もう海外在住の方などは、日本からテキストを送って貰う必要があります。

とはいえ、予算に余裕のない方などは、無理に海外で勉強することもないと思います。

世界のどこからでも好きな時にできる、オンライン日本語教師のお仕事

最近、身近に海外で日本語教師の資格を取る人が増えているのですが、

どうやら「世界中のどこにいても、すきま時間にビザの心配なく、オンラインで教えられる」ということにも魅力を感じておられるようです。

最近見た求人では、英語のネイティブスピーカーへのオンライン授業で、時給2500円なんていう高待遇のものもありました。

こちらは、日本語教師の経験が1年、TOEIC750点というのをクリアしていれば、申し込めるようでした。

スキマ時間に自宅からレッスンができたらいいですよね。オンラインは基本的にマンツーマンレッスンなので、そんなに準備に時間がかからないのも嬉しいポイントです。

海外の求人はどうやってさがすの?

これはまず、日本での仕事先でもいえることなのですが、日本語教師のお仕事は人脈からまわってくることが非常に多いです。

私も日本語教師養成講座の先生が紹介してくださいました。

中国やアメリカで働かれていた先生も、この人脈からの推薦で仕事をえられたとのこと。

次に、インターネットの求人というのが多いかと思います。色んなサイトで海外の日本語教師の求人が見られますよ♪

「海外、日本語教師、求人」で検索してみてください。

見ているだけでも、ワクワクしてきますよ〜。

あとは、現地の生活情報誌などにも求人情報がのっていることがあります。

これは現地にいってみないと手にはいらないことがほとんどですが、HPをもあってそこに情報がのっていることもあります。

気になる国に海外旅行した際には、ぜひ探して手に入れてみてくださいね。

公認日本語教師になる前の今がチャンス!

日本語教師を目指そうと思っているみなさんなら、もうご存知かと思いますが、日本語教師の国家資格化が予定されています。

特に、これから日本語教師を目指す方にとっては、今の段階で現在の日本語教育能力検定試験や420時間の日本語教師養成講座をとっても大丈夫か?ということが心配ですよね?


経過措置というのがとられる予定で、現行の日本語教師資格を持つ人は、公認日本語教師への切り替えが検討されています。

ただ、追加で試験や実習が必要かもしれません。

個人的には、日本語教師が国家資格化する前にとったほうがいいかなと思います。


公認日本語教師になった後は、現行より時間もお金も余計にかかることが予想されます。

今なら「日本語教師」に少ない費用と勉強時間でなれるチャンスがまだあるかなと思っています。


詳しいことは、こちらの記事で説明がされていました。
よかったら、どうぞ♪

https://www.nihongokyoushi.org/certificate/

日本語教師の国家資格化については、議論が二転三転していますので、必ず最新の情報を参照してくださいね。

みなさん、いかがでしたか?

無事に日本語教師資格をとって、海外で働けることを祈っております♪

楽しい日本語教師生活となりますよーに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?