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サポートブック

療育センターの保護者勉強会で、サポートブックの閲覧会がありました。
次男が通っている療育センターでは、保護者向けの勉強会が定期的に開かれているので有難いなぁと思っています。

逆のことを言ってしまえば、療育に繋がらない場合は、知らない情報もたくさんあるかもしれないとも思ってしまいます…。

さて、みなさんは、サポートブックを知っていますか?
一言で言えば、子どもの取扱説明書と言ったところでしょうか。
(私の個人的な解釈です)

学校や幼稚園、保育園、病院などに我が子のことを説明する時に使うものだと理解しています。

行政でもフォーマットを公開しています。

私は今まで、なんとなく存在を知っていましたが、見たことはありませんでした。
しかし、閲覧会で先生と話していて、「あ、これ、次男が保育園に入園する時に作った気がする。A41枚の簡単なものだけど。」と思い出しました。

次男は中等度難聴で補聴器をしているため、補聴器の取り扱いをメインに、これまでどんな生活をしてきたのかをまとめて、園の先生と共有していました。

あ、やってたじゃん!過去の私!ナイス!

自分で自分を少し褒めながら、40人以上の子どものサポートファイル(個人情報は隠してある、もう療育を卒園)を見させてもらいました。

行政のフォーマットを使っているもの。
全て手書きのもの。
写真や絵を入れているもの。
1枚ですっきりまとまっているもの。
何ページにも渡って書かれているもの。
中には、ん?業者?と思えるようにデザインから内容まで素晴らしくまとまっているものもありました。

どれも個性があって、お母さんたちが一生懸命作ったものだと感じられました。

「お母さんたちが」

そうなんです。それをつくるのは多くの場合、「お母さん」なんです。
もちろん子どもを支えてくれる支援者の方たちと相談しながら作り上げるようですが、実際に手を動かすのは子どものことを1番理解していると思われるお母さん。
必須なものではないので、作るか作らないかを決めるのもお母さん。

…お母さんたち、いつも我が子のためにお疲れさまです。笑

ここでもどこか、申請主義的な考えがあるのかなぁと感じてしまいました。

そして、お父さんは?とも思いますよね。
療育に親子通園していると、お父さんの姿をほとんど見かけたことがありません。次男の療育センターだけでしょうか?

このあたり、お母さんたちのキャリア、女性のキャリアにもつながる話かなとも思うのでまたどこかで書きたいと思います。

話を少し戻します。

次男は来年度、年長さんの年です。
保育園には2歳から通っていて、園の先生たちは次男のことをよく理解してくださっています(たぶん、たぶん…)。
相談もしやすい関係です。

今更サポートブックは必要なのかな?と思い、閲覧会にいた療育の園長先生に相談してみました。

園長先生もわざわざ作る必要はないけれど、就学に向けて次男がどんなことが得意でどんな関りをするとより安心をするのかを、改めて共有できたらいいかもねとおっしゃっていました。

たしかにたしかに。

次男は耳からの情報より、視覚情報の方が入りやすいです。
また、見通しをもつことで、活動の意欲にもつながります。
このあたりのことをもう少し保育園で支援してもらえたらいいなと、常日頃思っているので、保育園の先生たちと、目に見えるかたちで、分かりやすく共有するのはアリだなと思いました。

余力があったら、作ってみようと思います。余力があったら。

そして、サポートブック閲覧会に参加してみて強く思ったこと。

「これ、どんな子でも必要じゃん。作ったらいいじゃん。」

療育に通っているような、支援が必要な子どもや特性を持った子どもではなくても、みんなが必要なものだよねと思いました。

子どものより良い育ちには、環境や周囲の人との関りが大きく関係します。

1人として同じ子どもはいない。大人もですが。

それぞれにあった育ちを助けるツールになりそうですよね。

みなさんも作ってみませんか?
我が子のトリセツ。



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