春よ来い

農場では春を迎えるにあたっての準備を急ピッチで進めています。毎年なぜ2月は28日までなのかと思うのです。
 昔から2月は逃げるということを教えてくれているのですが、どうしてもリズムがくるってしまい、少々焦りが感じてしまいます。
野も山もそこらじゅうで芽吹きだしました。日に日に溢れるように蕾がふくらみ、ポロっとポロっと梅の花を零れるように咲かせています。
冬の間は寒さから体を守るために糖度を高めて甘味のある野菜でしたが、春にむけて次の世代を残そうとエネルギ‐を花芽への転換がはじまりました。
おかげ少し苦く、固くなってまいりました。今年も列島、寒さのトンネルがいつまで続くかと連日凍えていましたが、「やっと春がそこまできたな」と野菜を食べて感じてもらえば幸いです。時に、あまりにも固い・・・筋張っていると私たちは思うのですが、野菜たちも少しでも子孫を残そうとピンと背筋を伸ばして背の高い野菜に変わろうという人生の成熟期の姿でもあり、ぜひそんな姿から元気をもらっていただけるとさらに嬉しく思います。
 昨日の雨も上がり、今日は朝から晴天。雲雀(ひばり)が「ピーチクパーチク」と鳴いています。別名雲雀は「楽天」と言われています。まさに、空高く舞い上がりながら鳴く様子を言い当てたのでしょうか。

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