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休止筋と活動筋の自己診断法

久野保健室、今日は番外編です。

腕や足を手で触ってみると、硬く弾力の有る筋肉(活動筋)とフニャフニャした筋肉(休止筋)の2種類があることがわかります。

何気ない姿勢や、特定の動作をするとき、どの筋肉を使っているかは手で触れてみることで判断できます。

普段使う筋肉は、人それぞれ癖があります。

例えば、裏太腿の外側の筋肉を多用している人は、ふくらはぎの筋肉を集中的に使っています。
この力のかけ方だと、自然に爪先は外側に向きますが、足首の筋肉を無理にねじることで姿勢を保つ必要がででくるので、 ふくらはぎの筋肉に強い負荷がかかり、ふくらはぎが筋肉痛(神経痛?)になります。

これを解消するには内太腿から内側の膝の部分の筋肉に力をいれると、自然に爪先が正面に向きます。本来は、裏太腿外側の筋肉と併用して使うことで、無駄な力が抜け、筋肉痛になりにくくなります。

お医者さんは、基本的に発生した症状(炎症など)に対して検査と投薬治療をするしかないので、専門に丁寧に診てくれるその道のお医者さんに巡り会うか、自己責任で民間療法、トレーナーを頼らないと細かい癖までは治してもらえないのが実情です。

『体に力が入っている』『肩の力を抜きなさい』なんて言葉をかけられる状態は、体の外側にある筋肉の力が入っているときに言われやすい言葉です。

力が入っている例としては、ひじやひざに力が入っていて、まっすぐに伸びず、若干『く』の字に曲がっていたり、無意識に口をすぼめたり、歯を食い縛っているといったものがあります。

(上の図の本の厚さは2cmあります)

体の外側の筋肉を緩める方法としては、腕や足であれば骨の内側に軽く力を込めれば自然に緩みます。
効果がちゃんと出ているかどうかは、実際に手で触れ、休止筋と活動筋を見分けていけば、自分で診断できます。

これは、自分のからだと付き合う上で、必要な作業として行うことをおすすめします。

しかし、『正しい』リラックスした姿勢ができてしまうと、力を抜きすぎて筋力が低下したみたいになったり、バランスが変わってくるので、足がもつれたりすることはあるかもしれませんので、すべてインナーな筋肉に頼らず、適度に外側こ筋肉を使っていきましょう。

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