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鞄と脊椎の歪み方、歪みの見分け方

脊柱は、側面の筋肉と靭帯弱い方へと湾曲します。脊柱の湾曲方向とは逆に体幹が曲がり、また、湾曲が発生すると肺の形状が歪む上、自然治癒が難しいそうです。
片足を斜め前に出して立つ癖もつくので、今日はその現象と診断方法、矯正トレーニングについて投稿します。

1.脊椎の湾曲の仕方

脊柱のみの湾曲を『C字状湾曲』、腰椎『S字状湾曲』と呼ぶ。腰椎の湾曲は、頭と肩を水平にた持つために、腰骨でバランスをとることで発生するそうです。

実は、久野にも『S字状湾曲』がありまして、左手側に背骨が傾き、左回転に脊柱が回転していました。原因は、学生時代に大学にノートパソコン入りのショルダーバッグをいつも左肩にかけて通っていたためだと考えられます。

久野は左のパターン

脊椎に湾曲が生じると肩が傾き、無意識にバランスを保とうと、片方の足を斜め前に出した『ヤスメ』の姿勢をとるようになります。
女性の方は、思春期に体脂肪が急激についたときに、筋肉の発達が間に合わないので湾曲が起きやすいそうです。

2.脊椎の湾曲の自己診断方法

脊椎の診断は整体やカイロプラティックにかかればすぐにわかります。久野はかかりつけの整形外科の先生にお願いして、レントゲン写真を撮ってもらいました。

自分で調べる場合は、友達と2人ペアで行います。
まず、検査を受ける人が両足を揃え、両手をまっすぐ下に下ろして立ちます。
脊椎の歪みは、ペアの人が筆を持って検査を受ける人の脊椎をなぞることで分かります。
腰椎の歪みは、下ろした両手のどちらかが腰骨に近く、もう一方の手が遠ければ、腰椎に湾曲が生じています。(右手が腰骨から遠ければ、腰椎は左へ、脊柱は右へ湾曲してます)

3.矯正トレーニング

治癒させるには、トレーニングが必要になります。湾曲は自然治癒がほとんど見込めないためです。

方法1.懸垂(けんすい)する

棒にぶら下がっているときは、脊椎は真っ直ぐになります。この状態でけんすいをすれば、脊椎を支える背筋がバランスよく鍛えられ、矯正が見込めるそうです。

方法2.両腕を真直ぐに頭上にあげて屈伸運動する

左右の足は10cm程左右に間隔をとって水平にしたまま、万歳の姿勢で膝を屈伸します。
膝を開いてしまうと、縫匠筋であぐらをかく原理で足が突っ張り、かかとがあがってしまいます。
簡単な動作ですが、わりとハードでやると背際の腰回りに多量の汗をかきます。
この汗、背脂をダイエットさせてくれる貴重なものなので、つらいですが効果も大きいです。

方法3.前へならえの姿勢から息を大きく吸いながら腕をあげて地面と直角に、その後息を大きくはきながら腕を背中側に持っていく。

比較的負担の小さい方法です。名前がむずかしく、ググっても出てこない名前なので、説明そのまま方法名にしてしまいました。肩呼吸の訓練にもなるので、スポーツで負荷の大きい運動で意識的に激しい呼吸をする機能が高まります。

久野はカイロプラティックに通ったのですが、一回施術を受けると効果は2週間ほど持続しました。その状態で居合いの道場に通っていたら、自然に治癒しました。

若干、異なりますが、久野がやった安全姿勢で地面から砂袋(20kg 価格198円)を頭上までゆっくり持ち上げて、ゆっくり下ろすトレーニングが方法2に類しているものでした。
背中よりも腰回りをガッチリ鍛えるために行ったトレーニングですが、効果は絶大でした。

トレーニングは各自自由にできますが、フィットネスクラブのトレーナーや専門医の助言を受けながらした方が安全だと思います。

姿勢というのは、同じ作業を続けたりすると自然に崩れてくるので、習い事などをして他の人に指摘してもらえるのが一番いいと思います。
筋力がついてきたら、スクワットなどで自分で直すことができるようになります。
矯正される際は、怪我のないように、お願いします!

参考文献:『解剖生理及び体育』川瀬元九郎 著

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