間違いなく青春だったろって話

「あんたもお姉ちゃんみたいに青春しないつもり?」

親が弟に言ってた。
まあ確かに彼氏もいなかったし、恋愛もあまりしなかったし、友達はいたけど大きな思い出はないかも。

でも私にとってはかなり青春だったと思う。(今になって思い返しているからなんだろうけど)
満足にお金は使えないし、時間はないし、親の目がすぐそこにあるし。今と比べるとかなり窮屈な環境の中で、教室でしょうもない話で盛り上がって、休日図書館に集まって勉強して、年に一度のイベントのためにみんなで協力して。

もちろん嫌な記憶はたくさんあるし、浴衣着て打上花火なんて見に行ってないけど、あのなんとも言えない空気はたまらなかったよ。あんな窮屈な生活は今後二度と送りたくないが、あの感覚はもう一度味わって噛み締めたい。もう味わえないだろうな。無駄に大人になってしまったと少し悲しくなった。
(関係ないけど、"青春"と聞くと夕方の風景が頭に浮かびがちなのはなんでなんだろう。人によるか)


放課後に寄ったアイスも、たこ焼きも、イオンのフードコートも

素敵な青春だったよ、大丈夫。

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