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裁判を待たずしてすでにアウトなひとたち~松本人志vs文春

  年末に命の危険を感じるようなことがあったのでnoteのテーマを一新することにしました。語源やネーミングと戯れている場合ではないよねというわけです。
サイト全体のタイトルは
「リベラルはなぜ負け続けるのか?~そもそものはなし」

 初回は「若者の投票率が悪いのは決して政治に失望しているからではない」というテーマで書く予定だったのですが、たまたまXで松本人志vs文春の件についてつぶやいたら私の投稿としては珍しくいいねが2桁もついたのでそっち方面のやつを少々先に書くことにします。
 スピードワゴンの小沢氏の何ら恥じることはない声明にはじまり、数々の「後輩芸人」の方々かおのれの清らかさを主張しているようですが、実はかれらは一人残らず、裁判結果を待たずしてアウトです。
 それは彼らに対する、お姉さま方、おじさま方の苦言を参照することで容易に炙り出すことができます。どういうことかというと、たとえば上沼恵美子姉さんの場合はどちらかというとクロときめつけて多少フライング気味に断罪しているかんじもありましたが、アン・ミカさまの表明していた嫌悪感は、裁判がクロだろうがシロだろうが「ヤリモク」の飲み会のために後輩芸人たちが女子集めに奔走するという構図自体がキモいねん、女をバカにしてんねんと言っているのです。
 飲み会がヤリモクであることの証拠についてはいままでに堂々と放送されたバラエティ番組の中で芸人たちが語っていた武勇伝映像がいくらでも出てくるでしょう。
 面白いことに…といったら不謹慎に聞こえるかもしれませんが、実はお姉さま方よりもおじさま方が表明した批判のほうが、むしろ彼らの「アウト」へのハードルはさらに下がるのです。
 たとえば「野郎だけで飲むのもなんか殺風景だから、女の子よんでや」みたいな流れだと、ヤリモクではない、花がほしかっただけやと言い張ることができるかもしれませんが、おじさま芸人にいわせればその時点でシロウトはあり得ない、ケチらんで金使えやというわけけです。たとえばコンパニオンというやつですね。芸能人はコンパニオンなどという中途半端なのは呼ばないかもしれませんが、同じベクトルの上のほうには芸者遊びやクラブ活動などがあるのでしょう。いまどきの飲み会では「お酌要因」でもアウトなのですから。
 それにしてもクロスバー直撃なん皮肉なコンビ名ですね。彼らはいまさらディフェンスをこころみたところですでに体ごとゴールマウスの中にいるのです。

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