ニュース翻訳「1. FSV マインツ05のベテランはブンデスリーガ200試合出場を目前に控える コーアのインタビュー:「スヴェンソンとともにフルシーズンを戦えば、僕は全く違う選手になれるだろう。」

Michael Ebert

ドミニク・コーアはブンデスリーガ200試合出場を目前に控えている。キッカーのインタビューで彼は、新たな自信、素晴らしい失点数、ボー・スヴェンソン、について語ってくれた。

「彼からは経験を感じられる。自分がどこにポジションを取れば良いのか、素晴らしい感覚を持っている。彼は安定感のある、クレバーな選手で、何かを言われたらすぐに適応できる。」05のボー・スヴェンソン監督は、ドミニク・コーアをこう称賛した。この27歳の選手は、マインツの選手の中では、アダム・シャライ(268試合)、ダニエル・ブロジンスキ(211)に次いで、最もブンデスリーガでの経験がある選手である。コーアは、マインツではブンデスリーガ21試合に出場している。次節の対戦相手であるレヴァークーゼンでは54試合、さらにフランクフルトでは33試合、アウクスブルクでは91試合に出場している。(*計199試合)

ドミニク・コーア選手、あなたは6番のポジションとして攻守の切り替えを担っていますが、ゴールを守ることと、ゴールを決めること、どちらがより重要ですか?

僕のポジションでは、ゴールを守ることの方が大事だね。僕たちはこれまですでに4試合でクリーンシートを達成している。これはチームとしてのクオリティを物語っている。あらゆる手段をもってゴールを守り抜くんだ、という意思を見せている。それこそが競った試合を勝ち、負けないために必要な鍵となるんだ。

通算得点が6:2と非常にミニマムな結果から見れば、あまりに守備が目立ち過ぎているのではないでしょうか?

僕たちは引いて構えるチームでないんだ。高い位置で攻撃したいし、プレスを素早くかけてボールを奪いたいし、スピーディにゴールまで運びたい。フュルト戦やホッフェンハイム戦での勝利では、落ち着いて決定機を決め切ることができた。ほとんど失点がないのなら、あまり点を決めなくてもいいからね…」

「信頼は大きくなっている。それによって僕たちは別のサッカーを見せることができている。」
ドミニク・コーア

昨季後半戦の9勝は、いずれも1ゴール差のものでした。しかし、今回は2:0が一回、(*ホッフェンハイム戦)、3:0が一回(*フュルト戦)ありました。これはなぜでしょう?

あのときは、順位表で置かれている立場から言って、絶対に勝たなければならない状況を強いられていたし、ひょっとするとまだ自信があまりなかったのかもしれない。いまはその自信は大きくなっていて、それによって僕たちは別のサッカーを見せることができている。もはや慌てて長いボールに頼る必要もないし、後ろに引いて構えるつもりもない。最近は次の段階に来ていることをピッチで見せられているはず。

新戦力のウイングバックであるヴィドマーとルコキとのハーモニーはいかがでしょう? さらに改善の余地はありますか?

彼らはすごく馴染んでいるよ。アンディ・ルコキは早速フュルト戦で初ゴールを決めてみせたし、ジルヴァン・ヴィドマーも、守備を徹底し、前線にも運ぶことによって、きっちり仕事をこなしている。二人の働きには満足しているよ、常に上下運動を求められることが簡単ではないことは分かるからね。

フライブルク戦の前半はマインツが苦戦しており、普段のようにはプレスをかけられませんでした。どこに問題があったのでしょうか?

試合前はフライブルクがロングボールを使ってくると予想していたけれど、彼らは後方から出てきて、僕たちに合わせたポジションどりまでしてきて、フォーメーションを変えてきた。シュトライヒさんはそういうことを普段はやらないのに。でも、試合が進むにつれて自分たちに有利に働いた。反応が速くなったし、前半では若干欠いていた準備や集中力が取り戻された。対戦相手に引けをとる、というのは後半にはなかった。

「例年のような肝を冷やす展開にはならない、と確信している。」
ドミニク・コーア


マインツ05は今季好スタートを切りましたが、その要因とはなんですか?

まずは、コロナや隔離の状況があった序盤にも関わらず、総じてうまくいっていることに、ひとまず満足している。これはチーム全体に言えることだけれど、誰が欠けても代わりの選手がクオリティを落とさずにやってくれる。今季の旅の目的地がどこになるのかは、まだ判断するには難しい。しかし、例年のような肝を冷やす展開にはならず、早い段階で残留を決められると確信している。残留以外のことはおまけだ。とにかく、今季は多くのチームを驚かせることができると思うよ。

先日ワクチン摂取をしたとおっしゃっていましたが、11人が隔離を強いられたことは教訓になりましたか?

クラブにとってもチームにとっても、そうなったと思う。多くの選手が欠場したことで若い選手たちに対するリスペクトがさらに大きくなったことはポジティブだったと思う。彼らは毎回のトレーニングでだけでなく、ライプツィヒ相手にもチャンスを完璧に活かしてみせた。

主力選手が欠けるとチームの士気は上がるものなのでしょうか?

主力選手が多いことは必ずしもアドバンテージにはならない、他の選手たちが境遇に不満を抱くからだ。しかし、マインツでは若い選手たちはセカンドチームでキャリアを積み成長することができる。コロナ禍の難しい状況だったシーズン開幕直後、チームの士気は本当に素晴らしかったよ。

あなたのレンタル契約はひとまず2021年6月に終了しました。フランクフルトでヨーロッパリーグに出場するよりもマインツの方が魅力に感じたのはなぜですか?

昨季後半の経験、個人的な成長、卓越した監督であるボー・スヴェンソンとの共闘を踏まえて、マインツでのキャリアを続けたほうがいい、と確信するに至ったんだ。フランクフルトとの経験はまだ2024年まで残っているけれど、ボー・スヴェンソンとフルシーズンを戦えば、全く違う選手になれるだろう。

FSVがブンデスリーガでの経験に欠けているということで、あなたは2020年1月にマインツにやってきました。対戦相手のレバークーゼン若いチームですが、バイヤー04もベテラン選手が少ないと思いますか?

彼らは若手とベテランの実に良い融合だけれど、もちろんユリアン・バウムガルトリンガーが欠場するね。それでも、僕たちが対戦するのは今季素晴らしい試合を見せてきたハングリーなチームだ。そういうチームのほうがやりやすいね。プレスや、積極的で厳しいやり方で、高いクオリティを持ったチームでも苦しめることができる。

バイヤー04はあなたが育ったクラブです。そこでの試合は感傷的になるものですか?

対戦を楽しみにしているよ。何年も過ごしたクラブだし、何人も知り合いがいる。でも、だからといって感傷的になることはないね。マインツにもたらしたい勝ち点3のことだけを考えているよ。

元記事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?