ニュース翻訳「新加入選手をチェック シュタッハがマインツのトップ・トランスファー」

FABRIZO HAYER

新たに、フォワードを一人(*イングヴァルトセン)、サイドバックを二人(*ヴィドマー、ルコキ)、ミッドフィールダーを二人(イ・ジェソン、シュタッハ)、獲得した。一見するとマインツの選手たちの顔ぶれはそれほど変わっていないようだ。

しかし、クリスティアン・ハイデルとマルティン・シュミットによる獲得方針にしてみれば、こうした反応は明らかに誤りであるのだ。

原点回帰と言えるだろう。

才能ある選手がフランスやスペインからブルッフベークへと連れてこられる、そんな時代は終わったのだ。

別のチームで活躍できていなかった選手や、2部リーグでプレイしており、このチームを、一生に一度のチャンスだと考えていた選手、などが今となっては再び、マインツの獲得する選手の典型になっている。

あるいは、シュテファン・ベルが言っていたような「残るために来た選手」だ。

そう言った意味では、新加入選手たちは全員好印象だ。特に、スイス代表のジルヴァン・ヴィドマーは、すでに右サイドで、これまでもプレイしていたかのようなパフォーマンスを見せている。

ルコキがヴィドマーと同水準のパフォーマンスを左サイドで発揮するには、もう少し時間が必要だ。元ビーレフェルトのこの選手には、まだ安定感が欠けている。しかしながら、アーロンとの競争は彼の刺激となるだろう。

シュタッハは、私にしてみれば隠れたトップ・トランスファーだ。遅かれ早かれ、この守備的ミッドフィールダーはスタメンに名を連ねることになるだろう。なぜならば、彼はあらゆるものをもたらしてくれるからだ。:リーダーシップ、野心、それから攻撃力。

イとイングヴァルトセンに関しては、彼らがクアイソンやマテタのようなゴールハンターとしてのクオリティをどれだけ早く埋められるかには、我慢が必要だ。なのでみなさん、辛抱してくださいね。

才能豊かなブルカルトとバレイロが契約を延長したこと、磐石だったディフェンス陣が解散しなかったこと、も喜ばしい。サン・ジュステとニアカテは、買い手がつかなかったので残ることになった。ー マインツにとっては思いがけないチャンスだった。

「優秀なフォワードがいれば試合に勝てる。優秀なディフェンダーがいればタイトルが獲れる。」(*ジョン・グレゴリーの言葉とされる)という原則は、現在でも通用する。

王者のタイトルには今回も手が届かないだろう。しかし、移籍市場でいえば、ハイデルとシュミットは優勝に値する。ゆえに今季は、降格の亡霊がマインツに憑きまとうことはないだろう。

*ファブリツィオ・ハイヤーは1979年から1986年まで、1990年から1994年まで、1997年から1999年まで、マインツで公式戦182試合に出場した。

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