ブンデスリーガ2021/2022 第8節 ドルトムント×マインツ

1. マインツのスタメン

ベンチ:ダーメン、アーロン、ブロジンスキ、ネメトゥ、ハック、イ、シュテーガー、パペラ、ブルカルト

欠場:シャライ(半月板損傷)、ジュステ(肩の負傷)、コーア(前節退場による出停)

2.試合経過

2-1. 前半

・3分
ブラントとのワンツーでムニエに左サイドを突破され、クロスをクリアしきれずロイスに左足シュートを決められる。1-0

・22分
ホーランに抜け出され、エリア外のムニエにシュートを撃たれるも枠の外。

・36分
ゴール正面でフリーキックを獲得。シュタッハが低いシュートを狙うも壁にブロックされる。

・45+1
ホーランに抜け出されシュートを撃たれるも、ツェントナーがセーブ!跳ね返りを狙われるもニアカテがライン上でクリア!! 絶体絶命のピンチを逃れる。

2-2. 後半

・後半開始
ルコキに替えてアーロンを投入。

・49分
オニジヴォが抜け出すもアカンジのタックルに阻まれシュートを撃てず。

・53分
VARによるチェックで49分のシーンの直前にヴィドマーのハンドを取られPKに。ホーランに沈められ2点差に。2-0

・62分
ボエティウスがボールを奪い、バレイロがワンタッチでフライスルーパスをオニジヴォに通す。キーパーと1対1になったオニジヴォがオシャレなトラップからループで狙うも枠を越える。

・66分
ブラントのコーナーに、フンメルスに合わされるもポストに救われる。

・69分
イングヴァルトセン、ベル、バレイロに替えて、ブルカルト、ハック、ジェソンを投入。

・76分
ボエティウスがオニジヴォとのワンツーから低いシュートを放つも弾かれる。

・83分
シュタッハに替えてパペラを投入。

・88分
コーベルの繋ぎのミスをタウアーが引っ掛け、ジェソンがワンタッチで縦につけ、ブルカルトがアウトで流し込み1点返す!2-1

・90+5
ヴィドマーの持ち上がりをベリンガムに奪われ、中央のホーランに決められる 3-1

・試合終了 3-1

3. 感想

ロイス、ブラント、ムニエに左サイドをいいようにやられてしまった。できるだけスコアレスをキープしたかっただけに、あまりに早すぎる失点だった。

生命線であるオニジヴォのスピード・パワーが封殺されてしまったことで、ドルトムントを脅かす場面は少なかった。ドルトムントの切り替えの速さから、出し手のパスが乱れてしまい、いい形で前線に預けることもできなかった。

60分あたりからマインツに攻撃のチャンスが増え始め、69分の交代後はマインツのペースになった。1点返すのが遅かったが、得点を取れたのはよかった。

3失点目の場面、ベリンガムのプレッシャーが素晴らしかったが、ヴィドマーは早めにロングボールを入れるべきだった。右のタウアーもプレッシャーがかかっており、短いパスは初めから諦めてほしかった。そもそも残り時間が少なく、ハックも前線に入れていたのだから、ロングボールで勝負がファーストチョイスではないのか。

実況・解説を担当した下田さんと川勝さんも指摘していたが、ディフェンスラインへのプレスがうまくはまらなかった。

これで4戦勝ちなし。強豪との対戦が続いたため仕方ないが、そろそろ勝ちたい。

4. 採点

・ツェントナー 3.5
エリア外に飛び出してヘディングでクリアするなど、いいプレイも多かったが、結果として3失点。PKは触っていただけに悔しさが残る。

・タウアー 4.0
慣れないウイングバックでの出場だったが、守備では上々の働き。出足の良いインターセプトもあった。ゴールシーンではパスカットでゴールを演出。

・ヴィドマー 5.5
ハンドで痛恨のPK献上、3失点目の場面のミスなど、厄日だった。スロー映像で観ると、触りに行っているように見えてしまった。ウイングバックで使ってほしい。

・ベル 4.5
空中戦では強さを見せた。1失点目の場面ではクリアしきれなかった。

・ニアカテ 4.0
1失点目は奪いに行ったスペースを使われてしまった。ロングスローをチャンスに繋げたい。前半終了間際のゴールラインクリアランスで後半に望みを繋いだのは素晴らしかった。

・ルコキ 5.0
ロイス-ブラント-ムニエのコンビネーションに手を焼いた。攻撃に移っても、パスが繋がらなかったり、高い位置を取れなかったりする場面があまりに目立つ。前半で交代。

・シュタッハ 4.5
守備に追われた。空中戦では強さを見せた。攻撃で見せ場を作りたかった。

・バレイロ 4.5
守備に追われた。ドルトムントの素早い守備によって足元の不安が露呈した。62分のループパスはお見事だった。

・ボエティウス 4.0
守備での貢献、特に五分五分のボールへのスライディング、攻撃では、76分のシュートなど、いい場面は多かった。ゴールシーンではコーベルにプレスをかけてミスを誘発。

・オニジヴォ 4.0
自慢のパワーとスピードも、独力ではドルトムント守備陣を崩せなかった。前半は一人だけで最終ラインへプレスに行くような場面も散見され、孤軍奮闘の印象もあった。49分と62分のシーンは、どちらかは決めたかった。

・イングヴァルトセン 5.0
待望のスタメンだったが、シャドウの位置では輝けなかった。狙われ続けた左サイドでの守備対応に時間を割かれた。特に前半は、押し込まれていたことでポジショニングが低めに。ディフェンスラインへのプレスをかけられなかった。

・アーロン 4.0
負傷明け久しぶりの出場だったが、左サイドを改善した。攻撃でもっと目立ちたかった。

・ハック 4.0
ベルに替わって出場。ミスなくこなした。終盤は前線に上がったが、チャンスはこなかった。

・ジェソン 3.5
タメやパス回しで攻撃をスムースに。ワンタッチパスでアシストも記録。スタメンで試してほしい。

・ブルカルト 3.5
1点差に迫る、望みを繋ぐゴールを決めた。ボールに対する反応の速さやゴールへの嗅覚もさることながら、アウトサイドで決める技術力と落ち着きの面での成長を感じられた。

・パペラ -
出場時間が短いため採点なし。
昨季のデビューに続くファーストチーム2試合目に出場。
ファーストプレイはミスになったが、アジリティに光るものを感じた。積極性も◎

5. 次節に向けて

次節はアウクスブルク戦。ホームで勝利を。

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