ブンデスリーガ 2021/2022 第3節 マインツ×グロイター・フュルト

1. マインツのスタメン


2. 試合経過

2-1. 前半

・4分
高い位置でヴィドマーが奪いボエティウスとシャライのワンツーからブルカルトにボールが渡るもシュートは撃てず。

・13分
寄せられたベルのクリアミスに詰められそうになるもニアカテがカバー。

・15分
右サイドに選手が固まり、流れたシャライがグラウンダーのパスをファーへ入れると、走り込んだルコキがシュート! も弾かれる… しかし、こぼれをボエティウスがボレーで叩くとルコキの方へと流れ、角度のないところから左足を振り抜きネットを揺らす!!! 1-0  マインツ先制!!!

・18分
中盤でパスを受けたブルカルトが反転からディフェンスを振り切ると、右サイドを駆け上がったヴィドマーにスルーパス。ヴィドマーがダイレクトで鋭いボールを入れると、ニアに飛び込んだシャライが左足で合わせ豪快なゴールが決まる!!! 2-0

・25分
相手に入れ替わられたベルが手を掛けて倒しイエローをもらう。

・38分
シュートがルコキに当たりコースが変わるも、ツェントナーが見事な反射神経をみせ弾く。

・41分
コーアが持ち上がり、右サイドに流れたバレイロがグラウンダーのクロスを送ると、再びファーで待っていたルコキの足元へ。左足を振るも、キーパーに詰められブロックされる。

・45+3
ボエティウスのフリーキック。ディフェンスのヘディングのクリアミスにコーアがダイレクトで合わせるも右にそれる。フリーで、キーパーも動かされていたため、決めたい場面だった。

・前半終了2-0

2-2. 後半

・47分
コーナーキックにベルがヘディングで合わせると、相手がこれを手でブロックしマインツにPKが与えられた。しかし、VARによって、ハンドを犯した選手と競っていたニアカテがオフサイドという判定になりPKが取り消される。

・52分
フリーキックのセカンドボールを拾ったヴィドマーがアーリークロスを入れ、シャライがヘディングで合わせるもキャッチされる。

・57分
ブルカルトが抜け出すもシュートをキーパーに当ててしまう。

・58分
コーナーのこぼれをブルカルトが狙うもキャッチされる。

・65分
裏を突かれるも、ヴィドマーが対応。切り返しで振り切られかけたが、ボールをつつきコーナーに逃れる。

・67分
直後のコーナーキックでシュートを撃たれるも枠の外

・68分
ニアカテが楔のパスをクリア出来ず、ベルも抜かれるが、ジュステがシュートブロック。

・73分
ブレ気味のミドルが飛んでくるもツェントナーが弾き出す。

・75分
ブルカルト、コーアに替えて、オニジヴォ、シュタッハを投入。シュタッハはこれが1部デビュー。

・76分
投入直後のオニジヴォが足を伸ばすもジュートまではいけず。こぼれをボエティウスが狙うもブロックされる。

・82分
シャライのパスにオニジヴォが抜け出すとエリア外で相手キーパーが手を使う… が、オニジヴォがオフサイドだった。

・82分
ボエティウスに替えてイ・ジェソンを投入。

・88分
シャライ、ルコキに替えて、シュテーガー、アーロンを投入。シュテーガーをトップ下、ジェソンとオニジヴォの2トップか。

・90+1
サイドに流れたオニジヴォのクロスにジェソンとシュテーガーが飛び込むもわずかに合わず。

・90+2
ジュステのヘディングをシュテーガーがアウトサイドですらし、抜け出したオニジヴォが粘りながらグラウンダーのクロス。中央で待っていたシュテーガーが右足で流し込み追加点!!!

・試合終了 3-0
3発快勝で開幕3試合で勝点6を積み上げた!


3. 感想

危なげない勝利。
支配率は49%とほぼ互角だったが、シュート17本、そのうち枠内9本と攻撃面で怖さを見せることができた。昇格組相手とはいえ3ゴールは立派。毎試合複数得点を目指してほしい。
早い時間に先制点を奪えてよかった。フュルトにバスを停めさせなかったことで追加点も奪いやすかった。
ウイングバックやボランチの攻撃参加の場面が多く、攻撃に厚みが出た。エリア内に人数を揃えることでクロスが有効であったし、おそらく意識してクロスの本数を増やしていたのだと思う。
エリア内に人数をかけたからこそ、ルコキのゴールのように大外の選手にもチャンスが生まれるし、相手ディフェンスをより嫌がらせることができる。
前回ボーフムに完敗していただけに、嫌な流れを断ち切ることができてよかった。出停明けのシュタッハ、感染・隔離のメンバーたちも復帰した。この調子を維持したい。

4. 採点

・ツェントナー 2.5
ほとんど出番はなかったが、38分のビッグセーブはじめクリーンシートを記録。

・ヴィドマー 2.0
高い位置をとり、インターセプトも多かった。2点目のシーンでは素晴らしいタイミングでのオーバーラップと高精度のクロスでアシストを記録。

・ジュステ 3.0
1点目はジュステのロングボールが起点に。3点目もヘディングでシュテーガーに渡したことが起点に。守備ではほとんどピンチがなかったこともあり無失点に抑えた。

・ベル 4.0
13分と25分にはピンチを招いた。

・ニアカテ 2.5
特に序盤、周りの選手のミスを救った。スローインでもっと怖さを見せられればチームの得点力向上に繋がりそう。

・ルコキ 2.0
高い位置をとり、ブンデス初ゴールで先制点を記録。41分にもチャンスあり。守備では序盤に怪しい場面がいくつかあったが、ニアカテのカバーに救われた。

・バレイロ 3.0
走り回った。エリア内にも積極的に侵入し、味方がクロスをあげる場面で有効だった。52分にシャライのヘディングの場面では、越えればバレイロが合わせていたはず。

・コーア 3.0 
パスで中盤を剥がし、五分五分のところではマイボールにした。41分の持ち上がりはワクワクさせられた。前半終了間際のシーンは決めたかった。

・ボエティウス 2.5
パスで攻撃のペースを作った。低い位置まで戻っての守備も頑張った。狙ったかどうかルコキへのアシストも記録。

・ブルカルト 3.0
2点目のドリブルからのスルーパスはお見事。守備も効果的だった。57分の場面は決めたかった。パスミスを減らしたい。

・シャライ 1.5 (MOM)
低いクロスを左足の面で合わせて今季初ゴールを記録。ポストプレイでも強さを見せた。ルコキのシュートチャンスも演出。今季はかなり動けるようになっている。

・オニジヴォ 2.5
病み上がりながら途中出場でアシストを記録。今季も積極的に仕掛けるオニジヴォが見られそう。

・シュタッハ 3.0
テクニック、落ち着き、視野の広さは流石。85分には右サイドに流れてクロスを入れた。

・イ・ジェソン -
出場時間が短かったため採点不可。途中からはオニジヴォと2トップを組んだ。

・アーロン -
出場時間が短かったため採点不可。

・シュテーガー 2.5
約8分でゴールを記録。ゴール前でのポジショニングは今季も健在。一度はたいてからエリア内に走り込み、ディフェンスの視界から消えた後前に入り込んでシュートを決めた。


5. 次節に向けて

次節はホッフェンハイム戦。

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