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ビルディバイド環境考察という名の妄想

ビルディバイドを3週間くらい遊んでみました。
一通りカードプール、各種アーキタイプの動きを把握したので、ビルディバイドのゲーム性とそれに基づいた環境考察という名の妄想を垂れ流してみようと思います。

また、それを検証する場としてリモート定期対戦会を提案します。興味のある方は何かしらの方法でご連絡ください!

1.ビルディバイドのゲーム性について-バスターの抱える罠

初期シールド10枚だが、シールドをブレイクしても手札の増えないデュエマ
たまにバスターカードが捲れて、追加ブレイクが発生するデュエマ

そう聞いて、基本的にシールドをブレイク、もといライフを削り得と考える人は少なくないと思います。
しかし裏を返せば自身の手札も相手の攻撃によって増えない、手札の細いゲーム性という側面は無視されがちという印象です。

実は、このゲームにおけるシールドブレイクはちゃんとリスク行動なのです。
うっかり手札の増えないゲーム性において、うっかりシールドトリガー(ショット)で生き物が死ぬことはびっくりするくらい大損なのです。

従って、序盤にキャストし、相手の顔面を殴って良いユニットは実質無消費生き物、つまりナディヤ、アンビションイーター、ベストーラ。次点でアゴララビアンこの5種類のみです。

前者3枚は文字通りキャントリップ的挙動を取ることができ、また後者2枚はマナブーストによる手札節約に繋がるため実質的ドローソースと言えます。

上記5種はトリガーで死亡しても、無消費生き物が相手の無消費行動で除去されただけなので手札を損していません。
上記5種以外の軽量クリーチャーによるライフ詰め挙動は、一定確率でトリガー除去されることを考えるとアド損挙動です。

そのハンドアドバンテージをかなぐり捨てて、リソースを全て顔面に注力するデッキ、所謂アグロデッキにおいてのみ、上記5種以外での顔面詰め行動に正当性があるといえます。
クラウディアとかが良い例ですね。

2.ショットケア-クイックタイミングの除去

殴って損するから殴るな、と言われましても、殴らなきゃ勝てないじゃないか!という声が聞こえてきそうです。

おっしゃる通りです。殴らなきゃ勝てません。
しかしどのようなカードゲームにも言えることですが、大きなアクションや攻撃の後は隙が生じます。

このゲームは相手ターンに除去札等で干渉することができるクイックカードが存在します。
このカード群は相手の大きなアクションに水を差すことができ、またショットトリガー等ランダム除去による裏目(相手の逆転リーサル等)を最小限に留める役割があります。

結論を言うと、このゲームにおける最安定挙動はクイック除去を構えながらの単騎パンチです。

損をしない殴り方を心がけ、確殺タイミングや相手が隙を見せた際にリソースを投入して勝負を決める、というなかなか堅実なゲームだな、というのがこのゲームに対する印象です。

そして、そのプランを取ることのできる継戦能力の高さが高勝率につながるというのが自論、もとい妄想です。
以降、その妄想を掘り下げた環境考察です。

3.tier1群/継戦能力高いマン

〇アイオラ(青黒)

テリトリ解放後消費こそ多いものの多面除去性能が高く、また新兵器開発、邪悪な取引といったドローソースを倍化させてハンドリソースが尽きにくいアーキタイプです。
最終盤相手のマナフルタップ展開を切札倍化等で咎めることができ、膠着状態の中自身は損をしない軽量アタッカーで着実に相手の顔面を攻めることができます。
プレイング難度高めですが、ゲームシステム上の強者です。

〇ライオネル(赤黒)

ライオネルはどう考えてもコントロールデッキ用のカードです。
8マナまで伸びた上でキャストすることができれば、以降実質3マナで展開できるヒット2クリーチャーとなります。ライオネルで相手を小突きながらクイック除去を構えることができたなら、相手は半永久に湧いてくるライオネルの相手をせざるをえなくなり、ジリ貧になります。

赤、黒には6,7マナ域にアドバンテージを取れる優秀なユニットが揃っているため、フォーリナーテリトリー解放ののち、ライオネルを素引きするなり取引で回収しつつ盤面を誤魔化して、8ライオネルをキャスト、以後3エネ残しインスタント構え、というゲームプランとなります。個人的環境トップ候補です。

赤青ライオネルが流行ってるみたいですが、黒の方が除去強いし6-7ユニット強いしで、個人的には黒推しです。

〇バドラトス(赤黒)

上記インスタント除去でのケアをメインギミックが否定しているため、構造的な有利対面であると考えます。グラナディガはパワー11000であり、除去困難ユニットであるほか、7マナ以降のエンダイブ、リヴァワートといったアドバンテージを稼げる生き物をキャストしつつ回復というインチキ挙動を取ることができ、小回りこそ効きませんがカードパワーの高さで盤面を制圧し、相手を圧殺できるアーキタイプです。
ショットトリガーでは死亡してしまうため、相手顔面を詰めるタイミング等プレイング分岐が難しいデッキと言えます。

4.tier2群/出力高いけど不確定要素に踊らされるマン

〇ブルーム(青黒、白黒)

テリトリー成功で無消費除去、失敗で自傷。
相手盤面処理をテリトリーに委ねることができるため、上記生き物+クイック除去シチュエーションを取りやすくはありますが、安定感に乏しく、後述クラウディア等アグロムーブ+遊戯失敗で秒殺されかねない儚さがあります。
グラナディガ、バドラトスがテリトリーで死亡せず、無から湧くライオネルを殺害してもアドに繋がらず、アイオラには盤面を一掃されるので環境の立ち位置は良くないと考えます。
白黒ブルームは、断罪カウンターたまらないとウンチなので、その辺のケアが上手い人とやるとボコられます。

〇クラウディア(青黒)

環境最速です。相手のショット依存になるためこの位置に置きましたが、前述の各デッキに対してワンチャンスある、けれどショット次第ではあまりにも儚く死にうる、そんなデッキです。
デコイ処理に手間取りがちなので、意識するなら大型デコイキャスト可能なリストを心がけると良いと思います。

5.詰め切れてないけどワンチャンスありそうなエース

テリトリーで生き物が湧く2種です。無料で生き物が湧く挙動は、くどいようですが細いリソースゲームにおいては有効です。マーギュリスは前述の損をしないユニット群を投げ続けることで継戦能力と除去力高く、序中盤から殴っていくことのできるリストになるはずです。ちょいちょい入賞報告があるので、やはり構造的強者かなという印象です。

ダグラークはテリトリーが本体で、生き物無料湧きチャレンジという安定性のなさこそ気になりますが、成功したなら無理のない2面展開あるいは1面+クイック構えが可能になるため、構造上の強者になりうる、として友人が研究中です。がんばれ。

よし、全員いるな!

6.オンライン定期大会のご案内-ビルディバイドの環境推移を経験してみませんか?

ここまでぜんぶ妄想です。この妄想がどこまで正しいのか、気になってきました。気になってきたので、オンライン定期大会を開催し、環境推移を観測してみたくなりました。

■開催頻度
…週1-2
■大会形式
…スイスドロー3回戦1本勝負25分制限
■日程
…22:00-23:30
■開催場所
…Discordサーバー「もぎせんビルディバイド支部
■その他ルール
…プロキシ可

大会運営用のサーバーを開設しました。
大会告知、運営のみの、内輪感を排したサーバーを目指します。

※フリー対戦、雑談用のサーバーもありますので、興味のある方はお声がけください

サーバー内でデッキリストを共有し、大会を定期開催することで環境推移を観測できると考えています。有利対面、不利対面、定石等を検証してみませんか!?

招待URLはDMでお教えしますので、僕のTwitterアカウントまでご連絡ください!
では!

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