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屋久島一人滞在記、徒然なるままに。
一週間ほど、一人で屋久島に籠もって静養していた。
「静養」なんて言葉、自分が使うのは恐れ多い気もする。
ちょっと煮詰まって、ただ逃亡しただけなのだから。
でも、それでもどうしても必要な時間だった。
◆
考えてみれば、私は20代の中頃から、常に屋久島に助けられてきた人生だった。
一度目に行ったのは、たしか24歳の終わりの頃である。
SDN48から地下アイドルになったは良いものの、当時の私は進むべき道に迷いが生じていた。
そこで思い切って、WEBメディアの会社に正社員として雇ってもらうことになったが、入社する直前、ふと思った。
「このまま会社に正規雇用して貰ったら、しばらく遠くに遊びに行く余裕なんて全然ないだろう」。
そのため島のことは何ひとつ知らなかったが、ひとまずフェリーのチケットをとって遊びに行くことにした。
これが自由に遊べる最後のチャンスだと思ったからだ。
当時の私は飛行機で向かうことなんて考えにも及ばず、たしかお金がなさすぎて7万円を8歳上の姉に借りて、それで旅に出たことを覚えている。
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興味を持ってくださり、ありがとうございます。「インターネットの海に文章を書く」ということは、どこで魚拓がとられるか分かりませんが、マガジンで気中内容を口外したり、転載したりすることは絶対禁止♡赤裸々なもんで。このマガジンで書いた内容をベースに、他媒体のエッセイや書籍で原稿を書く可能性もあります。
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