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屋久島一人滞在記、徒然なるままに。

一週間ほど、一人で屋久島に籠もって静養していた。

「静養」なんて言葉、自分が使うのは恐れ多い気もする。

ちょっと煮詰まって、ただ逃亡しただけなのだから。

でも、それでもどうしても必要な時間だった。

考えてみれば、私は20代の中頃から、常に屋久島に助けられてきた人生だった。

一度目に行ったのは、たしか24歳の終わりの頃である。

SDN48から地下アイドルになったは良いものの、当時の私は進むべき道に迷いが生じていた。

そこで思い切って、WEBメディアの会社に正社員として雇ってもらうことになったが、入社する直前、ふと思った。

「このまま会社に正規雇用して貰ったら、しばらく遠くに遊びに行く余裕なんて全然ないだろう」。

そのため島のことは何ひとつ知らなかったが、ひとまずフェリーのチケットをとって遊びに行くことにした。

これが自由に遊べる最後のチャンスだと思ったからだ。

当時の私は飛行機で向かうことなんて考えにも及ばず、たしかお金がなさすぎて7万円を8歳上の姉に借りて、それで旅に出たことを覚えている。

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