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今年一番のホラー体験を聞いてくれ

小さな頃から芸能のお仕事をしていると、大抵のことには動じなくなる。

なぜなら、かけがえのない貴重な経験と同じくらい、変な経験もマジで沢山するから。

しかし、だからといって、感受性が死んでいるわけではない。

動じなくなるだけで、普通に嫌なものは嫌である。

アイドル時代、一度だけ猛烈に仕事中に胸糞の悪いことがあり、実家近くの道端でひとり号泣していたら、瞬時にTwitterの通知音が鳴った。

「何があったかは知りませんが、人生、生きていたら辛いこともあります。どうか、その涙を拭いて下さい」

と、見知らぬ方からのリプライが飛んできて、光の速さで涙が乾いた。

その場で私は「人生最大の真顔」になり、全力で走り去った。

怖い。

猛烈に怖かった。

あの日の私は全力で警戒モードだった。

「私、メリーさん。今あなたの後ろにいるの」

という、都市伝説も真っ青、後をつけられていたのではないかという不安が頭をよぎる。

今考えてみれば、

「もともと私を応援してくださっていたファンの方が、たまたま街中で私を見つけ、その時に泣いていたから単純に心配しTwitterで元気付けてくれた」

という、おめでたい方向性も考えられなくはない。

しかし、なぜ私の行動をタイムリーに把握し、元気付けてくれている???

しかも、物凄くローカルな場所で。

脳内が大パニックになった出来事ではあった。

また、男性のマネージャーと仕事帰りラーメン屋に入っただけで「あのアイドル、男とラーメン屋にいたぞ」といネット上に書かれてしまい「その通りだが、あ、あの1ミリも彼氏ではないんだが」と喉元まで出た経験もある。

ラーメンくらい食べさせてくれ。

しかも、ラーメン食べてる時って、大抵、顔がイケてないからやめれ。

で、こういうことは、芸能の仕事をしていると、、、まあ往々にしてよくある。

別に、慌てず騒がず「どうも、私で〜す」と返せば良いのかもしれない。

実際に、そうやって明るく振る舞ったり、開き直ったりしていらっしゃるタレントさんもいる。

凄いなと思う。

どこで何をしていようと、「自分は自分です」と立っていられることはカッコイイとさえ思う。

しかし、、誰にでも話しかけられたくないタイミングだってある。

先日、久しぶりに大変不快なことが起こったので聞いてほしい。

その日の私のファッションといえば、ボロ雑巾のような汚れたパーカーにマスク、更にすっぴんだった。

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