20230609 Honorary Reporters.Korea Yessay記事訳

Appreciating Art in the Lens of a K-Pop Idol
K-Popアイドルのレンズを通してアートを味わう

ライター: Honorary Reporter Alodiamyr Garcia from Philippines and Alodiamyr Garcia from Philippines

「アートギャラリーや美術館を訪れるために韓国へ旅する」こんな言葉が自分から沸き起こることなんて想像もしていなかった。

みんなと同じように、韓国への旅は私の興味に合わせて計画される。悲しいことに、これまでアートはその対象にはならなかった。おそらくそれは自分にアートのバックグラウンドがあまりないか、何の知識もない空間に足を踏み入れることに恐れを感じていたからかもしれない。

でも、私がフォローしている歌手である、スーパージュニアのメインボーカリストであるイエソンが、YoutubeでYessayというアートフィルムエッセイを始めたことで、私のアートへの見方が変わっていった。

Yessayのエピソードはいつもまず質問から始まる。質問はとても奥深く、そもそもなぜそんな質問をされるのかと戸惑うほど。おそらくは目を見開いたり、うんうんとうなずいたり、静かに彼の質問に心の中で答えたりするだろう。

そして、数秒後には、アート作品が展示されている場所へといざなわれる。ほとんどの場所は畏敬の念を抱かされるような壮大な建築物に位置している。

最初のアート作品が紹介されると、さらにいくつかの質問が投げかけられる。それらの質問は、作品をより理解しやすくするための質問であったことにだんだんと気づき始めるのだ。

裸眼では見えないような細部にまでカメラがズームしていくと、イエソンが見る人の視線を彼のそばにまで連れていく。彼は芸術表現を様々に解釈するためのガイドとして、細心の注意を払って作品をひとつひとつ説明していく。彼のとても落ち着いた声によるナレーションによって、魔法のような没入感が味わえる。

アートはとても深いが、まったく理解できないものではないということがだんだんと理解できる。

とても複雑なものをわかりやすくするという試みは、それ自体が偉業。彼のグループであるスーパージュニアでは、彼は独自の美学があり、クリエイティブな存在として知られている。Yessayは彼が観客に彼の見方でアートを味わう方法を教える手段だ。

Yessayのエピソードは同じものは一つもなく、特集されるアートやアーティストも毎回違う。それぞれのエピソードを通して、毎回新しい発見があるとても特別な体験になる。

エピソードでは、有名な韓国人アーティストや海外のアーティストの作品を鑑賞することが出来る。作品の種類は一つの形態にとどまらない。写真、絵画、彫刻、時に参加型の形のものもある。

4月初旬、私は友人と一緒にオーストラリアのビクトリア国立美術館に赴いた。イエソンのように、じっくりと丁寧にその場所を見て回った。そして最後の部屋に入ったとき、私はとても驚いて叫び声をあげてしまった。

ドアのすぐ近くのそこには、ナム・ジュン・パイクの作品が展示されていた。Yessayで取り上げられていた最初のアーティストだ。

私は同じ写真を20枚も撮ってもなお興奮は収まらなかった。とても親近感がある、私が知っている作品がそこにあった。

Yessayで携帯画面を通して見てから、リアルに本物を見ることは、まるで一周回って体験するような出来事だった。

以前はまったくなじみがなくて躊躇するような気持ちがあったにも関わらず、今の私の認識は、アートは楽しいものだということだ。

だから次に韓国を訪れるときは、様々なアートの展示を見て回ることをスケジュールに組み入れようと思っている。

IぜひYessayを見てみてほしいと思う。きっと多くのことを学べるはずだ。そしてエピソードを見た後にはきっと、「アートギャラリーや美術館を訪れるために韓国を旅している」という言葉が当たり前になることだろう。

※この訳は素人によるものです。一人でも多くの人にYessayの魅力を伝えたくて訳しました。間違いなどがあると思いますがご了承ください。

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