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〜推しについて〜

こんにちは。Art Center Ongoingの小川です。

Ongoingは営業再開しましたが、今のところイベントは全て『オンゴーイング・スタジオ』、訳してオンスタでご提供させていただいております。結構な勢いでバリバリ放送していますが、これからも休まず行かせていただく所存です。

そんな中、いよいよ、Ongoingが送る、本気熱(マジアツ)企画がついにオンスタに登場です。

そんです、それが
『政治と芸術』
です!

これまでArt Center Ongoingを舞台に数回にわたり開催してきた「政治と芸術」。最後に開催したのがちょうど1年前の6月。結構長い間開催されてこなかったので知っている人も多くないかもしれません。これはある政治的なテーマについて、そこに参加したみんなが自由に意見を言い合える「場」のようなもの。安保法案や沖縄の諸問題など、私たちを取り巻く政治的な危機に際し、表現者や表現を愛する者たちが集いそれぞれの意見を交換してきました。

そしてこのたび、オンスタを舞台として、「政治と芸術」が再び帰ってきます!
日時は今月の最後の日曜日、6月28日(日)19時から。

つうことで!!
いきなりですが、本日は、なんの日かご存知でしょうか。
そう、今日まさに、東京都知事選が告知されたのです!!
ご存知の通り、色々と信じられないことが横行し過ぎていて、国民の思考停止を狙っているのかと思うぐらいヤバすぎるスキルのこの国の政治ですが、私たちには「選挙」という政治への直接参加の手段があることを忘れてはなりません。

そんな中、今回の「政治と芸術」で打ち立てるテーマは
「推しについて」
です!あ、オシと読みます。若者たちがアイドルやマンガやアニメのキャラクターにつかうあれです(若者でなくても使うのかな)。

そんなテーマがSoフレッシュ、時期もSo Soフレッシュいうこともあって、今回はSo So SOフレッシュなアーティスト、うらあやかさん、江藤佑一さん、田中義樹さんの三人に基調となる話をお任せすることにしました。

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オンゴーイング・スタジオ ~Art Center Ongoingのインターネット放送~
「政治と芸術 〜推しについて〜」
日時:2020年6月28日(日)19:00スタート
基調登壇:江藤佑一(アーティスト)、田中義樹(アーティスト)、うらあやか(アーティスト) ※今回の「政治と芸術」はzoomでの開催となり、どなたでもご参加自由です。

今日のzoomのURLを発表します!

https://zoom.us/j/99797857989?pwd=RllkRGQyaGtPcHBadlVHOGpCY29oQT09

ミーティングID: 997 9785 7989
パスワード: 422408

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以下、基調登壇三人から今回の「政治と芸術」に向けた言葉です。

【江藤佑一さんより】

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Ongoing政治と芸術。
誰だってありのままに生きたい。それは1つの欲望だと思います。しかし、その欲望が他人の欲望の邪魔になる場合がある。時に我慢したり、時にわがままになったり。自分の無知や失敗をその都度、咀嚼して謝ったり謝られたりして僕は生きていきたい。というふうに思っているけれど、ついつい忘れてしまう。
忘れないためには定点的に思い出せたらいいのでは、と思いました。つまりはコミュニケーションについてなのかもですが、今回は政治がテーマ。僕が気になったのは選挙の投票率の低さについて。まずは選挙という自分の意思と欲望が端的にあらわれる制度について、「自分の意見の伝え方伝われ方、他人の意見の聴き方聴かれ方」を通しながら自分の意見の表明の可能性について話をして聴きたいです。

【田中義樹さんより】

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こんど都知事選がはじまりますね!じぶんの住んでるとこでもポスターの貼り出しがはじまりました。都知事選といえば忘れてはいけない政見放送も楽しみですね!やっぱり国民の義務として、僕たちの未来のために投票に行かなくては!なんて言うと思ったら大間違いだ!!!!ハタチ過ぎてからいくすべての選挙で自分の推しはほぼほぼ負けてきた!何が民主主義だ!多数決やったらだいたい人気者が勝つだけだろチクショウ!子供の頃選挙に出てくる大人は一般意見の権化みたいな人たちなんだろうなと思っていたら、この世のヤバイ方にパラメーター尖りちぎれたやつも多くてびっくりしています。笑ってこらえてます。自分の推しが負けるたび、世に爪弾きにされてる感覚を味わい、選挙いくのがめんどくさくなりますね。そんなことありません?僕あります。
あと僕、美術やってるんですよ。美術家として推されたいがために政治家的ムーブをかますこともあります。今回、テーマが政治と芸術なので、自分の「推しが負ける問題」とか「今回の選挙もなんか俺の推しが負戦感してやる気でない問題」とか「まわりの美術家の推しだいたい負ける問題」とか雑談しつつ、ちょっと美術側に話を寄せて「政治的な作品ってそもそも何や」とか「美術家たちの選挙キャンペーン」とかについても、うらさん、江藤さん、皆さんに聞いてみれたらなと思っております!今、オンゴーイングでやってる個展にもきてねーー!

【うらあやかさんより】

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第3部では、「自分が推されるための公約」を考えたい。
「推し」とは「イチ推しのメンバー」(推しメン)が略された言葉だ。アイドルや、アニメやゲームのキャラに対して使う言葉で、「好き」や「ファン」にも近いが、具体的に応援する(つまりお金や時間を使う)積極性をわたしはこの「推し」という言葉に感じる。推されてるキャラクターは他のキャラよりもグッズがたくさん出たりする。企画側と消費者の間で「推され」は発生する。
選挙において、推されている層の人たちはその人が当選すれば税金が安くなるなどの利益があるので迷うことなく票を叩き込む。政治家A、B、Cのいずれが当選しても特にいいことがない人はおそらく生まれてこの方政治によって利益が回されたことがないので「この人はまだマシ」と消去法で選んでいるのではないかと思う。自分のためというよりもそれぞれが思う健全さを求めて投票をするような感じ。投票権を持たない居住者は、その事実だけで迫害されていると考えて然るべきだと思う。
若い人が選挙に行かないというのは、「まだマシ」を考えることに時間を使いたくないからなのかもしれない。いいことがあったり悪いことが起こったりする因果に自分が絡んでいるイメージは通常時では持ちにくい。(例えば奨学金全額免除とか、直接自分に関係がある公約があれば迷わずその人に入れることができる。大学生はCOVID-19で学校に入れなかったりバイトが休みだったり給付金が出されたりしていて自分の持っている権利に気付いたんじゃないかと感じる。)
どんな公約があったら積極的に選挙に行けるだろう。政治家は私たちの暮らしを全然知らないから、私たちから公約を提案してみたい。



三人からは以上になります。熱い、熱すぎるぜ。そして写真が爽やかすぎるぜ。

「政治と芸術」はトークショーではなく、来てくれた皆さんの意見を交換するそんな場です。政治をよく知らなくてもいい。ただ、今、あなたが、この場所に生き、何を感じているのかそれが聞けたら嬉しい。今回の「政治と芸術」でも、zoomを通じて皆さんも参加できます!というか、参加してください。はっきり言って、「政治と芸術」は一人一人が参加しないと意味ないです!だから熱いのです!ぜひ興味がありそうな人にも拡散してください。これまで参加してくれた人も初めての人もお待ちしています。

放送はArt Center Ongoingのyoutubeチャンネルで行います。登録がまだの方は、以下から登録をお願いします。
https://www.youtube.com/channel/UC0j0haeaBVhEJxybms3YUrw


本トークは投げ銭制です。トークが面白かった、もしくは、Ongoingを応援したいという方は、トーク終了後でも構いませんので、ぜひ本ページ下の「サポートをする」のボタンから、投げ銭サポートをお願いします!!

今回は確実に面白いと思います。とにかく見てください。作業しながら聞くだけでもいいです。きっと、いや絶対に面白いです!!

オンスタでは今後も、様々なテーマでトークを発信していく予定です。
直近の第7回は、今週の日曜日、6月21日15:00〜、現在Ongoingで絶賛個展開催中の田中義樹による『Pre Ongoing School』。第8回は、来週の土曜日、6月27日18:00〜、こちらも田中義樹が所属するお笑いコンビそんたくズによる『そんたくズ公演自粛記念公演〜地獄で踊ろう!地獄アマビエのデッサンコンクール〜』をお送りします。noteにて情報を発信していきますので、ぜひOngoingのnoteのフォローをお願いします!!!


最後に、ほとんどの人が忘れているだろうから、第一回目の「政治と芸術」の告知文を以下に再度掲載いたします。外はだんだん暖かくなってきたけど、それにもましてやっぱり熱いです。
それではオンスタの「政治と芸術」もどうぞよろしくお願いします。

またお会いしましょう!
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。

小川希

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このあいだ、アジアの作家が一同に集まるシンポジウムがあり、彼らのうちの一人が「政治的でないアートはもはやアートではない」と断言したのだった。それを聞いた他の国の作家たちはみな、拍手をした。ベトナム、フィリピン、インドネシア、タイ、韓国、中国、台湾、どの国の作家もがみなだ。アジ アのアーティストの多くは過酷な政治状況の中、それこそ命がけで作品を発表しているのだなとその時強く感じたし、日本は平和ボケして久しいと言われるけど確かにその通りなのかもしれないと思ったりもした。でも、その時の僕は、皆と一緒に拍手をする気にはなぜだかならなかった。
もちろんここ日本でも、最近は日々、政治的な潮流を感じずにはいられない。端的には3.11以降からなんだろうけど、原発事故、秘密情報保護法、集団的自衛権、普天間移設問題、憲法改正、ヘイトスピーチにネトウヨ。この国の青い空にも、ぶ厚い暗雲が立ち込めはじめているのは確かだ。こんな中で 表現者たちはどの方向を向いて歩いていけばいいのだろうか。僕が会ったアジアの作家達のように、政治的なスタンスを明確に取るべきなのか。あるいは政治的なことには一線を画し制作を続けたらいいのか。それともまるっきり別の道なんてのもあったりするのだろうか。
Art Center Ongoingでは、政治的な問題に直接言及するような展示やイベントをこれまでやってきた事がない。それには、芸術は政治とは別物であるべきみたいな、 高尚な想いがあったわけではなく、ただその必要性を感じなかったからだと思う。でもここ最近の、私たちの頭の上から消えない分厚い暗雲の存在を感じると、 胸の中がどこかすっきりしなくなってきているのだ。
それで、今、あえて、「政治と芸術」とド・ストレートに銘打って、誰かときちんと話す機会を作ろうと思ったのだ。もちろん、こうしたテーマに関して、自身の意見をしっかりと持った人たちが沢山来てくれたら話は盛り上がるのだろうけど、最近の様々な政治的緊迫状況に対して、自分がどうしたら好いのかわからないといった、そんな人からこそ僕はたくさん話を聞いてみたいのだ。拍手をするその前に。
作家だろうがフリーターだろうが、金持ちだろうが貧乏だろうが、若かろうが年寄りだろうが、頭良かろうがバカだろうが、誰でもかまいません。とにかく今、みなで話をしましょう。
Art Center Ongoing代表/小川希
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