15候 晩春 にじはじめてあらわる
4/15~4/19
虹始見(にじはじめてあらわる)
4月19日の朝のこと。
風が強い朝でした。
谷の隙間を強い風が通り抜けていきます。
まだ朝晩肌寒くて、冷たい風を肌で感じていたのですが、耳元を通り過ぎる時に、風の振動が鼓膜を響かせます。
木々ゆらし ふるえる鼓膜 「ヴン」と鳴る 空にのぼりて 龍となる鯉
鞍馬山には、龍がお祀りされています。
保育園にあがっている鯉のぼりの尾がゆらゆらと揺れています。
鯉のぼりの揺れる姿をみて、龍になった鯉たちが、その風の響きとともに、私のそばを抜けて空にあがっていったのをイメージしました。
立身出世を願って、毎年あげられる鯉のぼりたち。
こどもたちも、いつかそれぞれの本来の姿を立ちあらわして、広い世界を渡っていってほしいと願いを込めて、鯉のぼりを見つめています。
フランスからスペインに抜けて進む、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼旅へいつか出たいと思っています。いただいたサポートは旅の足しにさせていただきます。何か響くものがありましたらサポートお願いします♪