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 明月の工房改築日誌⑦

👆以前の投稿から約2週間ほど経っていますね。
こちらの記事からの続きです。

三月は時間の流れ方がめちゃくちゃ早いです。
この週末も、たくさんの人と会う機会があったので尚更かもしれません。
週末暖かくなって、随分と過ごしやすくなりました。
ちょっとホッとしますね。
梅の蕾もあちらこちらで綻び始めています。


2022年3月6日

壁にはコンパネなどが貼られています。

この週は、屋根と室内のあれこれが進められていました。
床には杉板のフローリング、壁にはコンパネを貼ってくださっています。
キッチン周辺も耐火ボードが。

トイレです。

そしてトイレの背板には杉板が貼られています。とても落ち着くトイレになりそう。

けれど実は今、コロナの影響で半導体やら何やらの部品の製造が止まっているということもあって、ウォシュレットなどが在庫としてない状態らしいです。
発注をかけても、いつ入荷するかわからないとのこと。
けれどウォームレット(温暖便座)ならすぐに手に入るとのことなので、ウォシュレットではなくウォームレットを取り付けてもらうことにしました。

そして次郎さんの話によると、壁に貼られているコンパネなども、ロシアとウクライナの戦争が始まったおかげで、値段が釣り上がってしまっているようです。
というのも、多くの原材料や材料をロシアからの輸入に頼っていたようで、ロシアと日本との関係が悪くなったことによって供給バランスが崩れているようです。

当たり前のことですが、世界は繋がっていて、様々な均衡の上に成り立っていたのが、そのバランスを崩すことによってこれまでの当たり前が大きく崩れてきている現状のようです。

重なる打撃に、次郎さんも「大工続けられるんやろか」なんてぼやいていらっしゃいますが、次郎さんは引っ張りだこの大忙しで、大阪で始まった現場と梯子しながら山奥(我が家)まできて下さっています。

天窓から差し込む一筋の光が美しいです。

とはいえ、京都は平和で空気もおいしく差し込む光も美しいです。
私の身の回りにある平和な日常に心から感謝しながら、与えられた人生をしっかり生きていくことしか今は考えられません。

屋根の板金工事も終わっています。

そして、先送りになっていた屋根の板金工事も終わりました!
屋根の板金が太陽の光を反射させてピカピカしています。屋根がしっかり出来たならもう腐敗の心配はありません。
屋根から水を伝って建物に入り込むことで、腐敗の原因が作られることとなるのですから。

いやっふー♪ 屋根がちゃんとあるって、本当に素晴らしいです。


2022年3月10日


そしていよいよ、次郎さん秘蔵の建具を取り付けていただきました!

リユースの建具です♪

建具周りの材料も、エイジング加工を施してくださり、壁の焼杉の雰囲気ともぴったりです。
次郎さんが、「馴染み方がエグい」と言いながら満足げに笑っていらっしゃいましたw。
この建具、実はすごく重たいようで、100kgほどあるんじゃないかということです。
普通の蝶番ではその重さに耐えられないようなので、建具の重さを床から支える金具(アンカーボルト)を埋め込んでいただきました。

グリーンの養生テープで隠れていますが、黒い金具部分を支点にして床から重さを支える構造になっています。

そして、この扉はなんと、マスコット付きですw

こんな子w コンコン、とノックできるようになってます!

この子、一体何者なんでしょうね。
私は「カワウソくん」と呼んでいるのですが、大工の次郎さんや越智さんたちからは「ライオン」と呼ばれていました。
そこで、インスタのアンケートで尋ねてみたら、ライオン説27%、カワウソ説64%、その他(幻のツチノコ説)9%という回答でしたw

皆さんそれぞれの捉え方で受け止めて、楽しんで可愛がってもらえたらいいのではないかと思う次第です。

取手部分は木彫りっぽいし、自家製みたいな金具で止められています。

近くで見たら、建具周りの木材のエイジング加工が素晴らしい!
新しい木材とは思えない年季の入った雰囲気が出ていますよね。


そして、室内はいよいよ壁紙を貼る下準備に入っていただいています。

室内のコンパネの継ぎ目にはパテを埋めて下地処理が施されています。
トイレの建具も、大工さん自家製です♪

このトイレの建具、マサさんという大工さんがこしらえてくださいました。
とても素敵なあかり窓もちゃんと取り付けてくださっているので、嬉しくて仕方ありません。

トイレ内部も水道工事とクロス(壁紙)工事を待つばかりの様子です。


そしてキッチン周りも、水道工事とクロス(壁紙)工事の準備を整えてくださっています。

キッチンの窓の上にも作り棚が!

キッチンの窓の上も大工さん作り付けの棚をこしらえていただきました。
可愛いです〜!

そして、玄関。

玄関の上がり框

玄関はこんな感じになっています。
上がり框に使われている御影石、最初の頃から追ってくださっていらっしゃる方の記憶にはあるかもしれません…。

👇この写真が工事着工直後のものです。
この石が、こんなふうに活用されていて本当に嬉しいです。

ここの玄関部分は増築されるBeforeの様子です。


2022年3月12日


そしていよいよ先週末にはクロス工事にも入ってくださっていたのですが、なんとここにきてアクシデントが!!

室内の展示スペースは商品などが映えるように、白い壁紙をお願いしていたのですが、朝クロス屋さんに挨拶をしに室内を覗いた時に、どう見ても緑(利休系)の壁紙が貼ってあるのです。
次郎さんたちはクロス工事と被らないように、別の現場に出ていらしていて不在でした。
「ありゃー」と思ったので、すぐにクロス屋さんに申し出てみると、なんとクロス屋さんの手違いが…。

年度末ということで、一年に一度の繁忙期に入られているクロス屋さん。

忙しすぎるなかをお越しいただいているので、仕方ないのですが少し竣工が先送りとなりそうとのこと。
私もリフォーム関係の仕事に携わっていた経験があるので、本当にそういうことが起こるのもわかります。

けれど、やっぱり展示スペースは明るい方がいいので貼り直していただくことになりました。
クロス屋さん、お手数おかけしますがよろしくお願いします!


他の工事との兼ね合いもあるのですが、少し段取りを工夫していただいて、電気工事や水道工事や作り付けの棚などの作業をクロス工事の前に入れていただくこととなりそうです。

最後の最後でちょっとしたアクシデント。
とはいえ、着々と進めてくださっているので竣工は4月の中旬あたりになりそうでしょうか。もうすぐですね。

いよいよ完成が楽しみになってきています。
次回をお楽しみに〜。


フランスからスペインに抜けて進む、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼旅へいつか出たいと思っています。いただいたサポートは旅の足しにさせていただきます。何か響くものがありましたらサポートお願いします♪