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大変なのは誰?

学校で先生達から
『いじめ』を受けた子供

息子がなぜ、学校で喧嘩をするのか
分かろうともしなかった。

担任は私の前では
いい先生ぶっていたが
息子に対しては酷かった
親と子供の前では全然態度が違う人だった

息子は学校を信用してなかった

柔道を習ってるという子に
技をかけられた事もあったらしい

だけど
先生に話しても信じてもらえないから
話さなくていいと言った

完璧に『悪い子』のレッテル貼られていた。

小学校から中学校に渡る内申書には
恐らく、レッテルがバリバリに貼られていたのだろう

中学校の校長先生が度々、様子を見に来てくれたさっていて、彼なら大丈夫。
きちんと受け入れよう。彼は悪い子じゃない

そう思っていたと後からご本人に聞いた。

受け入れ態勢を整えていてくださったのに…

なんと、転勤になってしまった。

残念がる私に、私も残念です。
でも、引き継ぎはしっかりやりました。
連絡もくれるように新一年生の学年担任に話してありますから、任せてください!と

だが、甘かった
新しく来た校長は、前校長とはまるっきり反対だった。初めからレッテルバリバリ…
ワンマンだった。

息子は不登校になってしまった。

頑張って学校に行って、何かトラブルあると、必ず息子のせいにされた。

ボクが悪いんだ

息子の口からでる言葉はいつも同じ。

庇ってくれる友達などいない

ある日、大事件がおきた

息子が女の子を殴ったと

夫に電話して、その子のうちに謝りに行った。

理由はどうあれ、手を出した方が悪いと。

菓子折りと汚してしまったブラウスの弁償を
相手方は受け取らなかった。
受け取ったら、認めてしまうからだと。

本人は出てこなかった

後から、事情がわかった

きっかけは、その女の子の一言。
元々、その子は口が悪い事で有名だったから
息子は近づかないようにしていた。

が、離れようとしてもくつっいてくる子だった。

「臭いんだよ、なんで学校来てるんだ、クズ!」

そんな風に言ったらしい。
それだけなら、息子も無視できただろうが、その後、息子の後をつけ回し、
「もう、学校くんな!クズクズ」と
前を塞いで言ったらしい。

そこでどいてと言っても
どくどころか益々、暴言を吐いた

そして
手が出てしまった

思いの外、力が強すぎて
びっくりしたと思ったそうだ。

手を上げた事は悪いけど
しっこく暴言を吐き続けるのは?

その話を聞いた時に
相手が悪かったんだなと思った。

三人兄弟の末っ子で
わがままいっぱいに育てられてた子。
それは有名な話

自分勝手な行動されて、嫌な思いをした子のお母さんから話を聞く事もできた。

確かに手を上げたのは(しかも女の子)良くないけれど、暴言吐いても何も言わないという雰囲気はどうなんだろうか

その後、その子は寄り付かなくなった
…というか怖がってすぐにいなくなるようになり、クラス内でも大人しくなったそうだが。

思い出すとなんともやりきれない気分になる

それからも、別の先生とのトラブルは数々あった。

そんな話を思い出して話をすると
「もう、過去の話だから」と笑う息子

そして
びっくりしたのは
「先生も大変なんだよ、俺みたいなのがたくさんいてさ」と、言ったこと。

私でさへ
まだ、燻ってるというのに

そういう所は見習わなくちゃ
そう思うのだった。

ただ、今でも、許せない先生はやっぱりいる様子。だけど、心にそっとしまって口には出さない。
過去を引きずらない息子
前を向こうとする姿勢

おい!いつから、そんな強くなった?

頼もしくなった背中に
そっと
つぶやいた

ここまで読んでいただきありがとうございました。

#子供の成長記録
#子供に教えられたこと

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