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片恋のとまどいに遊ぶエンドレス

会いたくて困ってしまう。

いつも頭の中はそればかり。

嘘つくならほかのひととちがう嘘がいい。

絵の中に入り込むようにあなたの心への入口知りたい。

抑えられない言葉を書き出してもいいの?

感じてみたい手のひらの温もり。

昨日より今日、どんどん早く見つけてしまうその姿。

苦しさはどうやったらほどかれてゆくの?

化粧鏡の向こうに思い出す笑顔。

こんな風に想ってることあなたに知られたくない。

ささやかな熱を帯びた視線をおくってしまう。

信じられないの胸のほとばしり。

過ぎていく見つめるだけの時間。

背の高さを右手で思い出してみる。

その視線だけが明日への期待と誘惑。

たとえば名前を呟いてしまう可笑しさ。

小さな声であなたの名前を呼んでみただけ。

ついばむ小鳥のような食欲の減退。

定点観測の朝の秘密のルーティン。

友達でもいいなんて絶対に言わない。

凪ぐことのない胸の中のすきま風のようなもの。

認識できないのは、現実の縁のなさときっと逃げている出逢いの運。

縫いかけのキルトにこの恋を閉じ込めてみるつもり。

念力と眼力で恋の偶然を引き寄せてみるのはどう?

野放図なあてどない散策のように、ただあなたに向かってみる。

はなはだしい思い込みに自分を見失わないように。

ひいき目に見ても可愛いと言えない私が悲しい。

ふさわしい人があなたにはたくさんいるはず。

屁理屈が中学生のようにあふれてきて臆病になる。

本当と嘘の間にある夢ばかり考えているのかも。



マンダリンオレンジのビタミンカラー。

見過ごしがちなリナリアの優しげな黄色。

無口を装うつもりの情熱の色をかき集めてまとってみる。

女々しさに身体中が覆われてしまわないように。

物語を求めるのは自分を悲しくさせてしまうだけ。



やっぱりどんな時も自分が一番大事。
優先順位はいつでも私の心。
寄りかかりたくなる不安はほんのひとときのいたずら。

螺旋階段を登るように。
両手に力を込めながら一歩ずつ。
ルサンチマンに胸の奥が乱されないように。
冷静な気持ちを保てるように。
Lonely heart 、愛すべき私の。


わずかなとまどいはただ、人生の彩り

をんな同士で盛り上がる恋バナの、交わしあう応援や慰め

「んー分かるよ、その気持ち」


悪友とをつなぐ、笑い話にさえなってしまう純真。



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