見出し画像

少しばかり生きる意欲が減っています*泣いてはいないけど泣きたい( ;∀;)

昨年のうちにケリをつけといたはずなのに、
新しい発見をしてしまった。。。

春は芽吹く季節。

やはり、色とりどりの若草色や黄色の始まりの季節は楽しみだ。

震災後何にも使えなくなった土地ができた。

(桜一本位植えて、それでたまに草刈りしとけばいい)
なんの運命か、いろいろあって残った庭石を並べたり、
花と少しの野菜を植えて、私の趣味の場所を作った。

3年位は草と石と瓦礫の格闘で、
借りてきた大きなツルハシや重すぎるバールにも助けられ、
通りすがりのユンボに土を踏み固めて貰ったり、
道路工事中のショベルカーで石を釣り上げて貰ったり、
そういえば庭改装のご近所さんから、1tトラック5台分の土も頂いた。


バールというのはこの長い鉄の棒です。重いけどとても便利です。
ツルハシというのは画像のは小さいですが、右端の鉄の、なんか振り下ろして使うやつです。
振り上げさえできれば後は重さが助けてくれるので、これらの道具を発明した人は
本当に頭がいいと思います。素晴らしい!


ユンボというのはこういう1人用の家庭用?的な小さい乗り物です。
ショベルカーはこれの大きいやつです。

もちろん花好きのおばちゃんたちからもあれこれ頂いた。

水仙の球根などは山の畑に連れていかれ、
欲しいなんて言わなかったのに万丈ばんじょうかごで、3ついただいた。

こういうことには、少し根性は出せます。

何か神様にやらされてる感はあったが、趣味のひとつになった。

この2年はプライベートのあれこれにより、手を付けられず、
去年などは草刈りを一度頼んだ位で土いじりは何もしなかった。

田舎なので、気持ちよく雑草が育っていても緑は緑なので、
気にならないというか気にしなかった。

前年に植えた紫玉ねぎを、娘が帰省の際に
「掘るだけでいいから」となんとか頼んだが、本当に掘るだけで、
未だ、破れたマルチングがそのまま風にはためいている。。。

「今年は始めるぞ!」と、決めた休日。

宿根草のバーベナや、あちこちのセージ、ガウラやコスモスまで、
とりあえずは目立つドライフラワー状態の草花を刈り取らなければ。

意気込んで楽しみと共に、私の花畑に着いた。


エゾシカの糞があちこちにあった・・・。

忘れていたが、あいつらは私の花畑をレストランと思っている。

やつらの好物のチューリップは、すでに咲かすことは諦めた。

紫陽花の類は、やつらの歩きにくい砂利の中に植えこんだ。

問題は薔薇だ。

暖かいので、すでに若芽が出始めている。

あちこちに、作ってもらった竹槍を突き刺して、ハンマーで打ち込み、
バラやコモンマロウのあたりを、これでもかこれでもかと、
やつらの嫌いなショッキングピンクのテープを竹に張り巡らせなければ。

桜はそれぞれ囲ってはいるが、それでもピンクテープをはためかせる。

やつらの嫌いな匂いのヒトデは、
漁師さんが港で乾かしてくれたのをいただくが、
あいにくと、今年はまだ手に入らない。

匂い系が苦手な、あいつらの当てつけにセロリや玉ねぎも植えるが
春先はショッキングピンクのテープと竹槍だけが頼りだ。

これからは食べると苦いナスタチウムも種まきをする。

もちろん水仙は毒があるので、やつらは嫌いだし、
一昨年から増やした、オルレアのような細い葉のものも嫌いだ。

回りが何も無くなったので、エゾシカは海岸道路も散歩する。

やつらの姿と糞をみるたび、こっちに来るなと強く念じて、
にらみ合いに負けそうな時には石も投げつける。

忌々しいが、やつらとの闘いは血圧が上がって結構楽しい。

子供の頃の遊びを取り返してる気分だ。

そんな子供が大人に戻って、生きる意欲を失うのには訳がある。

人間は、みんながみんな花が好きな訳ではないのだ。

昨年は自分で出来なかったので、親戚に草刈りを頼んだ。

雑草が気持ちよく大きく育ってしまった。

「このレンガの内側だけでいいですから~」

一緒に見張りながら付いていたのに、
ついつい草取りをしてしまう隙をつかれて、
あれこれ刈り取られてしまった。

女性にはよくあるボヤキ話だけれど、
特に男性は興味がないので、
花が咲いていたとしても、
特徴的な葉の色だとしても、
どう見ても雑草に見えないはずなのに、
雑草と見分けがつかないことが、このたびも分かった。

花が咲いてなくても、葉は光合成というやり方で力を蓄えてるんですのよ。

挿し木で大きくしたピンクのバラやお気に入りの利休梅、
枝が伸びたモッコウバラ、ツツジやサツキ、芍薬、シャクナゲ、ルピナス、
極めつけは7本のラベンダー、しかも二種類を交互に植えて置いた。。。

規則的にちがうシルバー系の葉が並んでアレッと思わないですか・・・?

3本残ったラベンダーを見て、(やっちまった)と、気が付いた様子。

だけども、こちらはお願いしている立場だ。

「大丈夫。根があればまた大きくなるから」と明るく笑った。

悲しかった。

でも刈られたものは仕方がない。

そう、去年のうちに、そんな気持ちにケリをつけておいたはず。

それなのに湧き上がるデジャヴ。


一番に、春に咲く日向ミズキの蕾を確認しようとした。

どこにもなかった。

あったけれど、刈り取られていた。

山野草好きの方からいただいた、八重の山吹を探した。

どこにもなかった。

あったけれど、これも刈り取られていた。

枝が細いとはいえ、なぜあの背の高さで樹木と思わないのか。

本当に不思議で悲しい。。。

ナルバリッチ。。。null but rich 何もないけど満たされている。。。


花の種じゃなくて、苗を買ってもいいですか?あなたのサポートで世界を美しくすることに頑張ります♡どうぞお楽しみに♡