お題【読むこと】*センチメンタル・ジャーニー
天皇皇后両陛下のご訪英日程は、宮内庁サイトでは中身がない。
安全や、皇后陛下のご体調による急なスケジュールの変更も考えられる。
あるいは現在、ガン闘病中のチャールズ国王やキャサリン王太子妃が
いらっしゃることで、日程発表を控える理由も考えられるし、
イギリスでは総選挙を控えていることも、理由として考えられる。
そもそも総選挙中の国賓招待は初、とのことだ。
日本の報道はダイジェストばかりなので、海外発信の記事やライブ動画の
コメントなどを読むのは、女性週刊誌よりも興味をそそられる。
6月22日にロンドン・スタンステッド空港にご到着された。
この空港は格安航空会社の路線が多く、貨物機の運用が多い空港としても
知られているが、国賓であればテロ対策の目的があったに違いない。
ただし、英国や王室に詳しい方のXによると、彼の国の発表では
この日は、プライベートと記載されている。
そのためか、足元にはレッドカーペットもなく、
出迎えは駐英大使と、王族とはいいがたい、国王の遠縁の英国人お一人だ。
さらに国賓であるといっても、
お泊りの場所はというと、一部工事中ではあるが、
一流ホテル以上の部屋が750を超えているバッキンガム宮殿でもなく、
国王が週末を過ごす邸宅、世界最古で最大の居城、
ウィンザー城でもなく、市内の五つ星ホテル、クラリッジスだ。
う~ん、階級でいうところの、世界的にも序列一位の
エンペラーにふさわしいご宿泊場所かどうかは、どうなんでしょう・・・。
過去に、昭和天皇がバチカンの法王と懇談された時は、
法王が下座にお座りになられていることは写真にも残っているのですが。
いちいち英国王室と政府が「プライベート」「プライベート」と、
念押しされるスケジュールの中で、25日の晩餐会や
パレードは滅多にないことなので、じっくりと動画を眺める。
皇后陛下は入内された時から、既製服の方がお好きらしいと
読んだことがあるが、カミラ王妃と並んでの後姿の写真を見ると、
比較も出来るせいか、お召し物に変な皺が寄るのは身体に合っていない、
ちゃんとお仕立てをされていない、ということがしっかり分かる。
過去にトランプ前大統領夫妻の訪日の晩餐会では、
髪のおくれ毛が妙に気になったけれど、
スタイリストさんはどのような方が付いていらっしゃるのだろうと思った。
「アホ毛ヘアマスカラ」や「アホ毛スティック」なる市販品も存在するし、
中高生でも、ワックスの存在位は知っている。
あまり、回りの手が入るのは好まれないのだと思うしかないが、
国家を代表しての国際親善なのだから、服装ひとつであっても少々残念だ。
パレードの際は、なんといっても大幅な遅刻で、国王ご夫妻のみならず、
来賓の多くの方々までお待たせしてしまったことは、非常に残念だ。
皇后陛下の、マスク着用のパレードよりも重大な失態だと思われる。
ホース・ガーズ・パレード(近衛騎馬隊司令部の閲兵場)で歓迎式典に
臨み、チャールズ国王夫妻と馬車でバッキンガム宮殿入りなされたが、
お乗りになられたセントジェイムズ宮殿ではたくさんの馬も待機していた。
深刻なアレルギーであれば、到着の時点でマスクをつける必要があるが、
馬車に搭乗する際に、おもむろにマスクを取り出されたので、
カミラ王妃の大きな戸惑いが、その表情からも想像にかたくない。
その後「Mask The Empress」との見出しで、報道されてしまった。
通常、馬車では、お偉い方が右側にお座りになるとのこと。
天皇皇后両陛下、おふたりとも左側にお座りになられてたことも、
英国国王よりも序列が下、とあらたな既成事実を作られたように思う。
大幅に遅刻する、天皇陛下はシルクハットの持参を忘れる、
最初から用意する必要がなかったということだろうか・・・。
いったいどうなっているのかと疑問に思っていたところ、
週刊誌の記事も、いよいよ出さざるを得ないのかなという感じだ。
ライブでテレビ生中継もあってしかるべきパレードと思うのだが、
なくて良かったのか、逆に日本国民が見るべきだったのか混乱する思いだ。
間をもたせるためか、音楽隊が演奏してみたり、
近衛兵にいったん休めの号令が入るほか、
遅刻にイライラする国王ご夫妻の姿が捉えられているので、
我々日本国民にとっては、さながら針のむしろ、の映像が続く。
また閲兵式の兵隊に話しかける天皇陛下の姿が写されており、
一見すると親しみを感じる場面ではあるが、
彼らはセレモニー専門ではなく、実践の部隊だ。
スコットランドにお住いの方のブログを読むと、
パレードに掛ける準備の大変さ、用意周到さなどが伺えて、
関わる方々の人数を考えると、常識ある日本国民はさらに居たたまれない。
パレードの様子は、ロンドン在住の方のブログからも見て取れる。
かいつまんでみると、こんな内容だ。
晩餐会での天皇陛下のスピーチは、
(カタカナのルビが振られているのでは?)と思ってしまったが、
回りがうんざりする様子が見て分かる程、時間が長すぎました。
とは言え、習近平氏の訪英の際よりはましかも知れません。
しかしながら、チャールズ国王のスピーチ、
ロンドン生まれのハローキティが50歳になっただの、ポケモンがどうだの、ブラックの方のジョークではないだろうか、と疑ってしまう。
26日のギルドホールでの晩餐会では、世界一の金融の専門家達を前にして、
お金つながりではあるが、小銭をばらまいて拾った思い出というのは、
話の掴みとしたらどうなのだろうか・・・。
分からないけれども、少なくとも650人ものご出席の、この晩餐会を、
皇后陛下が欠席したことに比べれば、取るに足らないこととは思われる。
バッキンガム宮殿での晩餐会翌日の、この26日、
カミラ王妃は小学校訪問の公務を行っている。
この記事のコメント欄にあるように、皇后陛下は休養日に当てているが、
国賓訪英中に、カミラ王妃単独で公務というのは珍しいので、
もしかしたら皇后陛下とご一緒の公務として組まれていたのでは、
と考える方が自然だと思われる。
そうであれば大変残念なことだが、これも仕方がない。
これらを考えれば、
宮内庁サイトの中身のない訪英日程発表も、苦肉の策とも思われるが、
階級社会が存在する国々の高貴な方々におかれては、
庶民のはかり知らぬ厳然たるプロトコルというものが存在するものだし、
郷に入っては郷に従え、の言葉通り、相手への尊敬を示すことは重要だ。
連綿と続いてきた礼儀礼節の歴史が、それぞれの国にある。
27日はバッキンガム宮殿にて、
チャールズ国王夫妻にお別れの挨拶にご訪問なさった。
皇后陛下から、チャールズ国王へのチークキスには少なからず驚いた。
そこまで親しさを表していいのだろうか、という驚きだ。
畏れ多いものいいになってしまうが、
ご立派な方々が祖先に名を連ねているとはいえ、
階級社会においては、皇后陛下は庶民のご出身に過ぎない。
欧州の各王室はどこも、入り組んだ姻戚関係にあるのと、
地政学的にも交流が絶えないので、御関係においてはチークキス、
カーテシーの挨拶はごく自然なものであるように見える。
その証拠が男性同士のチークキスであり、自然な会話の流れからも分かる。
日本には、もともとそのような習慣すら存在していない。
しかし、別の形でも尊敬や親しみを表し続けてきた。
バッキンガム宮殿での天皇皇后両陛下のお見送りを終えて、
宮殿の中に戻る際に、カミラ王妃は「お疲れさま」とでもいうように、
チャールズ国王の背中をトントンと二回、手のひらで軽く叩いている。
ご帰国の29日は、秋篠宮皇嗣殿下妃殿下ご夫妻のご結婚記念日だ。
お迎えにおいでになったお姿も、ご結婚記念日のご様子も
テレビで詳しく報じられることがなくとも、
天皇皇后両陛下のご無事を安堵しておられることと存じます。
どなたさまも本当にお疲れさまでございました。
花の種じゃなくて、苗を買ってもいいですか?あなたのサポートで世界を美しくすることに頑張ります♡どうぞお楽しみに♡