黄色の波が押し寄せつつある春*レンギョウ*連翹
自宅庭と私の花畑のレンギョウが、「黄色」をその身にまといつつある。
足元のクロッカスは目立たないので、
春を最初に広く知らしめる花と言えば、レンギョウだと思う。
桜一番乗りの河津桜が三本、絶賛開花中だが、
まだ3m以下の背丈の樹高ということもあって、
その桃色も、木肌のつるりとした赤も目立たない。
咲いているのに、気が付かない人も多い。
その点、「黄色」は緑萌え出す前に、
突如として光のように現れ、
その存在の主張たるや、計り知れない。
そのうちに緑が、黄色を吸収してしまうかのように、季節が進んでいき、
黄色はやがて野暮な色になり、黄色の補色の青紫であるとか、
夏が来ればピンクや赤に、人々の移ろいやすい気持ちが離れていく。
今の時期、陽気で明るく、子供も大人も魅了する黄色は、
希望の色であり、子供たちのおもちゃや絵本の中にもよく使われる。
ローマ時代から西洋における皇帝の色は紫であり、
東洋においては黄色だ。
海外ではブラウン・ゴールドと称されるが、
日本においては黄櫨染御袍と呼ばれる、
赤みがかった黄色や、黄色がかった茶色が天皇のお召し物の色とされる。
現代の感覚でいうと、紫こそが高貴な色のように思えるが、
そこには古代中国の天文学と道教の影響があったようだ。
日本では603年に聖徳太子によって制定された、
最初の「冠位十二階」と呼ばれる最初の冠位制度において、
紫・青・赤・黄・白・黒の6色の濃淡の十二色が当てられて区分けされた。
私は白からピンク、紫に至るグラデーションが好みだ。
だけどそれでは味気ないので、夏にはビビットカラーの赤や、
秋にはビタミンカラーのオレンジも入れたくなる。
黄色は白と組み合わせて爽やかにはなるが、
色の配列を乱すので、交わらせるというより、単体で好きにさせる。
なんでもかんでものごった煮のミックスには、
恰好のフォーカルポイントになる。
黄色という色は不思議だ。
信号の黄色のイメージがあるので、
( 老齢になったら黄色の車でもいいかも )と思ったら、
事故に逢う確率は結構高いのだという。
マーケティング上だと黄色の文字は不快感を与え、
見分けがつきにくい、背景に溶け込む色だと感じるらしい。
お買い得セールのポップは赤文字があってこそなの?
良いことはないかと検索したら。。。
★左脳を刺激し論理的思考を促す。
★好奇心を刺激する。
★現実を直視する。
★自己肯定感を高める。
★コミュニケーションを促進する。
★不安や恐怖の時にやすらぎを与える。
一方で、黄色い薔薇は恋人に贈ってはいけないと言われるように、
その花言葉は「嫉妬」などのネガティブ要素がある。
どうやら西洋の歴史や宗教観において、
裏切りや不幸を象徴する色とされている。
例えば。。。
★精神状態によっては不安の引き金になる。
★不自然な感情を許さない。
★感情から切り離す。
ということから考えると、
黄色の好きな人は、論理的で健康な考えを持ち、
コミュニケーションが得意分野で、
黄色の苦手な人は感情を優先し、天邪鬼で、時に臆病で怖がり、
ひとりの時間も大切と思うタイプなのでは。
私はそうだ。
黄色は嫌いではないが、苦手寄り。
春は黄色の圧に負けそうになりながら、必死で暮らしてる。
花の種じゃなくて、苗を買ってもいいですか?あなたのサポートで世界を美しくすることに頑張ります♡どうぞお楽しみに♡