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啓蟄にひらく人生の扉*ミツバチとハエと花と実と

「もしこの地球上からハチが消えたなら、人類は4年しか生きられない」
世間は、これがアインシュタインの発言であると信じ、こんにちにいたるまで、真実である、と認識されている。アインシュタインは、自然科学全般に精通していたし、事実、ハチは作物を育てるのに欠かせない生物だ。しかしネット上に溢れる、この手の煽動ネタは、シェアする前に基本的な裏取りをしておいたほうがいいだろう。
まず簡単なところから。「このセリフをアインシュタインと関連づけるような資料はなにもありません」。そう語るのはテキサス養蜂検査局(Texas Apiary Inspection Service)の検査長マーク・ダイクス(Mark Dykes)。他の裏取りサイトでも、アインシュタインとのつながりを示す証拠はないとされている。しかし、それだけで正誤の判断はできない。話はもっと複雑なのだ。
地球の生態系における送粉者(植物の花粉を媒介する生物)の役割は、いくら大げさに語っても足りないくらい重要だ。高校のとき、送粉者についての授業を休んでしまった人のために説明すると、雄花からでた花粉を雌花が受粉するには、〈送粉者〉という媒介が必要だ。ハチは、花粉を雌花に届け、数日後には、メロンやリンゴの赤ちゃんができるというわけだ。
送粉者はハチに限らない。コウモリ、鳥、チョウ、ハエのいち部も送粉者の役割を担う。しかし送粉を仕事として考えると、ハチがいちばん適している。なぜなら、ハチは幼虫を養うために花粉が必要だからだ。そのためハチは、生物学的に突き動かされて花粉を集めている。他の送粉者は、ただ蜜を吸うだけのために花にとまり、そのついでに身体に花粉がつけばラッキー、というレベルなのだ。

ハチが滅亡したら人類も滅亡するのか (vice.com)

なぜ(アインシュタインが蜂?)と思ってはいたけど、ずっと信じていた。

父の親友が養蜂家で、それも普通に会社経営をしていて、
趣味の範囲でおこなっていたのに、どんどん趣味の方が忙しくなり、
忙しさの理由はミツバチの減少にあると、年を経るごとにぼやいていたからだ。

それに、あちこちへの蜂の貸し出しも忙しかったからだ。

4年で絶滅説はどうかとは思ったが、
一桁で危うくなりそうなことは確かだ。

デルフィニウムとかのイングリッシュガーデンにありがちな、
大ぶりの洋花には心惹かれるが、話を聞くにつれ、
ミツバチの好きな小花を好んで植えるようになった。

ブッドレアのような小さな花がまとまって咲くような樹木や。

先日テレビで苺農家のビニールハウスが取り上げられていた。

なんとハエが受粉しているという。

我が家は来るべき食糧難に備え。。。というほどでもないけれど、
一本でなる桃や、一本でなる小さなサクランボの木を植えている。

もしかしたら味は今ひとつかもと思い、大好きなイチジクの木も増やした。

桃栗三年柿八年などというが、いまだ花をつけても実が付かない。

竹製の耳かきでこちょこちょした方がいいのかも?と悩んでいるところ。

そう言えばリンゴとプルーンの木も植えたんだった。

ナウシカの影響で、クコの実も植えて、昨年から可愛い花が咲いている。

本物の実は、どんな色の赤だろう。

出来るならビワか杏の木も欲しいところだけど、
(いつまで生きるつもり?)と、自分に問いかけてしまう。

万が一蜂がいなくなっても、なんとかなりそうな気がしてきたから。

でも天然蜂蜜が無くなるのだって困るし。

風が当たらないところのつる薔薇、サマー・スノーが、
黄緑色の若葉を、わさわさと音を立てるいきおいで増やしていて、
なんだか心が落ち着かないこの頃。

音楽専用にした古いiPhoneでお気に入りの曲を聴きながら、
乱れた枝の誘引をしたり、石拾いをしたり、草を片づけたり、
今日は健康な生活を懐かしく取り戻した気分。

晴れた気持ちのよい日は、
花やかごを抱えた、昔から農婦だったようなおばちゃんでいたいなぁ。
  
I say it's sad to get a weak.
You say it's hard to get older.
And they say that life has no meaning.
But I still believe it's worth living.





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