『心配』というラッピング

プレゼントの、ラッピングが好きです。
するのも、されているのを開けるのも、ワクワクする。
 
包み紙の柄
リボンの色
シールの形
 
でも気をつけないといけない。
「中身」がどうか…
 
妊活していると
『心配』というラッピングをほどこされた
「否定」を贈られることがある。
 
健康的な暮らしができていないんじゃないの?
気持ちの問題なんじゃないの?
自然に逆らって人工的に授かるってどうなの?
不妊治療にお金をかけるってどうなの?
そこにお金を使うくらいなら、親を求めている子を養子を迎えるのがいいんじゃないの?
etc etc...

心配だから という包み紙
大丈夫なのかなと思って というリボン
思いやり というシール

贈った本人はきっと
悪気なんてない
だけど
受け取る側としてはどうしても
「あなたのそのプレゼントの中身は、わたしを少しずつ否定しています」と感じる
 
そしてどうやらこれは
妊活している者だけじゃなく
独身の者や子供がいない者
脱サラした者
夢を追う者
様々な者たちにたびたび贈られているみたい

『一般的』とは違う道
そこを進むと決めた者たちが
なにも考えていないとでも思っているのだろうか?
不安や葛藤がないとでも?
ただなんとなく進んでいる?
 
そんなわけない。絶対にない。

理由
想い
考え

詰まりまくった荷物を抱えて進んでいるのだ。
 
でもわかる。
わたしもたまに、贈りそうになってしまう。

だから『心配』というラッピングのプレゼントには気をつけている。
 
贈るときも
受け取るときも
 
#妊活
#ギフト
#プレゼント

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