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南ムンバイ散策、中間層の暮らしを垣間見る

ムンバイ2日目の朝は、さっぱりと晴れていた。日差しは熱いが涼しい風がそっと熱気をさらう、気持ちのよい夏といった天候。

ゲストハウスのモーニングでCooking Didi(料理用メイド)が作った現地飯(軽いサモサみたいなのをパンで挟んだもの)を頬張りながら、Uberタクシーで南ムンバイに向かった。

南ムンバイはPrettyだよ、と友人から聞いていたがどんなだろう。なんとなく海沿いの穏やかな感じなのかなと想像しながら、タクシーの窓に移りゆく景色をこぼれないように目に移していった。

次第に中世ヨーロッパを彷彿させてる建物が増えてきた。
古めいているが欧風の窓格子の素敵さがある建物をマンションや公益の建物として使っている。

こちらは法務関係の建物。ベランダみたいなのがかわいい

タクシーを降りるとクソ眠かったので、まともそうなコーヒー屋をGoogleマップで探し、暗がりの階段を上ったところにあるオシャレなお店でアイスコーヒーをテイクアウト。

この奥の階段をのぼるとは
朝食が売りらしいカフェ

コーヒー片手に、安そうなネックレスやサンダルを売る小さな個人商店やアシックスなどブランドの店が並ぶストリート(Colaba Market)を歩き、映画「ホテルムンバイ」で知っている人も多いだろう悲惨な事件がおきたホテルタージパレスを「おー!これかぁー、こわぁ(映画のシーンを思い出してる)」と思いながら見上げ、反対側の海側であるクイーンズネックレスと呼ばれるスポットを歩いた。

映画ではあの窓あたりに救助隊が行って助けてた気がする
海までの道にはイギリス統治時代の建物が再利用されたり朽ち果てていたりして見ていて飽きない
夜になると街の光が輪っかになってネックレスなんだとか

タージパレスからクイーンズネックレスまで25分ほど歩いたと思うのだが、2回花を持った人に話しかけられた。1人は成人男性で赤いバラ1本、1人は中学生グループのうちの1人が小さな花を2本持って「ねぇ、すみません」と声をかけてきた。とりあえず怖すぎて「!?(こわ!)」と相手せずに過ぎたのだが、荒手のフィジカルTinder?ムンバイで流行ってんのかな。

海沿いでランチしたくてピザ屋に入った。

ペパロニとポークソーセージのピザ

とても美味しそうな風貌だが、ソーセージはやっぱり美味しくない。インドはデリーだけじゃなくて全国で美味しくないのかな。

その後、Chhatrapati Shivaji Maharaj Terminusという素晴らしい建築の駅へ。

一部は博物館としても利用しているよう

せっかくなので乗ってみた。
チケットはセルフで買うところと、スタッフがいるところがある。セルフのところはタッチパネルで駅名を選択し、乗車人数を入力して、決済方法(UPIというインドのQR決済か、カード)を選んで購入できる。近くのインド人に助けてもらいながら無事購入10ルピー。

電車にドアはなく、臭い場所から空気が普通に入ってくるので前の席に座るインド人は布を顔に当てていた。
途中、女性の格好をした男性が手を叩いて乗車し、何かを唱えたいた。席中をまわってはお金を集め、寄付した者の頭を撫でている。これがカルマ的に良いことなのだろうなぁ、勉強不足であんまりしっくりこないけど、たしかオカマは寄付の対象なのだ。

電車を降り、モールへ行ってみた。ここでの中間層はどんなかなーと。
デリーより着飾っていない人が多いように感じた。デリーが東京ならムンバイは大阪といった雰囲気がある。

フェニックスモールへ

実は庶民の味方DAISOが進出しており、訪問したモールに入っていた。

なんかうれしい

久しぶりに見るニッチなニーズを抑えた商品は、なんだか面白く映った。
商品は日本語の日本の製品なのだが、価格のところにはムンバイのディストリビューターが中国から直接卸しているかのような表記がされていた。

今回は、中間層が行きそうな場所や、ムンバイ若者のデートスポットと思われるエリアを歩いたり、ローカルを楽しむ旅となった。
またインドへの理解が少し深まり、そして理解できない謎も増えた気がする。笑

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