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【姫文余話】第5話『ノート#1』

「きまじめ姫と文房具王子」の第5話『ノート#1』(1巻収録)についての余談です。

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1巻収録のノートの話。今読み返してたらなんか絵が結構変わってて…自分でもびっくりしました。これを書いてたのは3~4年前?だけど、もっと昔のことにも感じる…

しかも、1ページ目でかの子の使ってるノートが万年筆のインクでひどく滲むという描写があるのですが…「ちょ…いくら何でもこんな滲むノートないやろ」って思うほど滲んでます(笑)

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この回のお話では、中心になって登場するライフ株式会社のノーブルノートだけではなくて、他のノートの種類も色々調べたなーと覚えてます。

このころネームを紙に書いてたので、それが残ってました…
誤字とかあるかもしれませんが…今より丁寧なネーム…
ネームなので、この時点ではノーブルノートがすでに登場してたり、ツバメノートの説明も書くつもりでいたんだなと…

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あと、神戸派計画の「リスシオ・ワン」シリーズのノートが個人的に好きで、それを二番目のネームに書いていたのに、既に廃番となっていたので慌てたのを覚えてます。なので、本番では後釜で出ている「グラフィーロ」のノートに置き換わっています。

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デジタル化になったものが多いとはいえ、ノートは今でも使っている文房具のひとつです。やっぱり特に漫画の話とか考えるときは紙を使って実際に書いたりしないと浮かばないです…

使い方はかなり乱暴で、文具好きの方に怒られそうですが走り書きのメモのように使ってます。(途中破いたり、一言しか書いてないページもあります…)
あと、電話で打ち合わせ中に色々思った事を書いたり…コピー用紙とかメモ帳でいいじゃんって思うかもしれないですが、コピー用紙だとどこに行ったか分からなくなりそうなのと、メモ帳のように小さいと字が大きくて書きづらく、できるだけ大きい紙の方がいいのです。それに、一つ一つ書いたものが独立しているのではなくて、考えてる事の流れを一枚に書いてったほうが見返した時にその時のことを思い出しやすいからです。

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勉強したことを綺麗にまとめるときはルーズリーフを使ってます。学生の頃と違って、その時々によって勉強したいことも様々であっちいったりこっちいったりするので、書いた後で並び替えられるルーズリーフが便利なのです。「シャープペンシル」「蛍光ペン」など、インデックスでジャンル分けして挟み、後から見返しやすいようにしています。

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話変わりますが、
実は「きまじめ姫と文房具王子」というタイトルは当時の担当編集さんが付けてくださったものです。
色々こちらでも考えてたタイトルがあったのですが、「○○文具概論!」みたいな感じの固い感じのものが多かったので、「え~っ」って言われてすべて却下されたんですね(笑)

今でこそしっくり来てますが、当時私はもう少しかっこつけたタイトルにしたいって思ってたのと、「姫と王子」っていうのが、なんだか自分のキャラとはちょっと合わないかもって思っていたところがありどうなんだろうというのがあったのですが、結局ギリギリまで決まらず、最初に言ってた担当さんの案が採用となりました(笑)

その後も「文具王子」にするか「文房具王子」にするかどうする?とかもあったのですが…今のに落ち着きました。

きまじめ姫と文房具王子5_012

かの子のことを企画段階では、特に「きまじめ」な女性なんだと意識して書いてなかったので、タイトルが決まってからそうなっていったように思います。そうか、かの子はきまじめな設定になるのか…ってなんとも受け身ですがそのように思って、その後はタイトルに自然と沿って行った感じ…。

なので、5話の上のコマで「かの子はきまじめだなあ」、というセリフを梢に言ってもらって自分の中で「おお、やっとタイトルと噛み合った」っていう感覚でした。そういう意味でも思い出深い5話です。


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