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恋人が夫になる日

こんなおだやかな朝があるんだ、と思った。

私の大好きな人は、私が今まで出会った人の中で最もおだやかで、心優しく、器が大きい人。

私たちが七夕に入籍する意味。
短歌の下の句であり、
私の推しの誕生日であり、
恋人が人生で一番好きな漫画の大切な日。
お互いにとって意味のある特別な日が、今日からさらに特別で、大切な日になること。

私が初めて「七夕に入籍したい」と言った時、理由も聞かずに「自分も」と言われて運命だと思った。

出会った時恋人が学生じゃなければ、スピード婚もありえたと思うくらい最初から居心地がよくて、大きな愛をもらっていた。
その直感は正しかったんだと、改めて思う。

私は周りの人に恵まれているけれど、恋人と恋人のご両親はその最たるだ。
恵まれた環境の中でも、私にとって人生はなかなかしんどくて生きづらく、何度やめたいと思ったか分からないけれど、一緒に暮らしはじめてからは、そんなふうに思うことはほとんどなくなった。

今の世の中は生きるだけで精一杯で、おかしいこともたくさんあるけれど、そんな世界であなたに出会えたこと、心から幸福だと思う。
私をここまで遠くに連れてきてくれてありがとう。

私は恋人のことを恋人と呼ぶのが好きだった。
今日から、夫と呼びます。

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