平成最後の夏に振りかえる、2012年8月の、しあわせなわたし。

わたしは、しあわせだ。

線が一本繋がってまるい環ができて、
わたしはその環の中でゆらり。

漂い。

こんな心地よさを感じたのは一体、
何時ぶりなんだろう。

こんな穏やかさを感じたのは?

こんな愛おしさを感じたのは?

これは紛れもなく、愛だ。

恋をやすやすと飛び越えて。

それでもその視線に掴まると。

まるで捻られたかのようにわたしの心臓は、
ぎゅっと縮んで、それから大きく弾ける。

抗えない。
身体も心も何もかも。

不完全なわたしを繋いで環に還すのは

紛れもなく、あなただ。

そしてわたしは、そんなあなたを

あいしている。

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