初心にかえること
4月に入って、新人の子たちを見ていて強烈に感じることがあります。
それは、
「初心に戻らないとな。」
入社して2年という月日が経つにつれて、いろいろと忘れかけていたものを思いだすようになりました。
どんな経緯があって、今の職場に入ったのか。
どれだけ悩んだ末に決めた職場だったのか。
どんなことを思い描いて、入社したのか。
今の職場に入るために、どれだけの人が関わってくださったのか。
目の前にある仕事をこなすことでいっぱいになり、
目の前の人間関係という問題で苦しみ、
目の前の現実ばかりに心を奪われてしまったことに気づきました。
そしていつしか、働く場があることへの感謝も忘れ、上司への敬意も忘れ、思い通りに出来ない自分への失望と、人や環境への不平不満ばかりを感じるようになっていた自分自身を深く反省しました。
◆◆◆
人は忘却の生き物です。
嫌なことを忘れるだけならいいけれども、過去自分が願っていたこと、決心したこと、人にしてもらったことも忘れてしまいます。
そして、人間が一度それを手にしてしまったら、最初の喜びと感謝を忘れて生きるようになります。
そして、その価値を失って、結局は簡単に手放すようになってしまう。
よく「失ってから気づく」と言いますが、失ってみないと、その大きさに気づくことが出来ないのかもしれません。
そうならないためにも、日ごろから考えから忘れないこと、
いつも思い出すこと、忘れないように工夫することが大事なんだと思います。
不安を抱えながらも、どこか希望をもって、新しく前進している新人の子を見て、私がふと考えたことです。
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