minds



以前「焦回」という題の下に幾何学遊びをしたが、あのようにイメージを回し尽くした後に一眠りすると、そのイメージの特徴量というか、全体観を構成提示してくれるような幾つかの場面を発見したので、ここに再整理したいと思う。意識状態や意識運用に関する現代の知見に沿うものではある。


. mindfullness

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ある状態で静止している時に、身を含む身の回りで生起する刺激に、平等かつ円滑に注意を与えている状態。隔たりのない水平のような意識状態。脳波は恐らく遅いα波くらい。


. mind-wandering

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どこに焦点を当てるわけでもなく、意識という境界自体が揺らぎ、場から遊離しかけている状態。意識がそれとして状態を保つために刹那的に何処かへ焦点を結んでは解け、解けたそばから揺らいでは結ばれるような、様々な状態移行が常態化した変性意識状態。脳波は恐らくθ波くらい。


. flow

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意識状態の転換転回が起こるほどの過集中過焦点。焦点を当てていた対象に没入し一体化すると表現してもいい。脳波は早いα波からギリギリβ波で、感情としては「 楽しい 」に満たされており、意識は崩壊と結実の間を激烈に彷徨いながらも安定している。


これらに対して . mindlessness とは「外界からの過剰な刺激に誘発された自己保存本能に基づく、よって不快感や焦燥感を伴う散漫注意状態」と言えるかもしれない。




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