あ犬爆弾

眠ろうと思えば眠れるよ　今いるの根室だもん　バイセクシャルのバカ単品を　釧路港から引き揚げた　聖書の一行目に書いてあったこんな韻文　不埒で不毛な淫乱教師　我が物顔で盗作を指摘する　あなたには私に分からないような韻文を書くことはできません　文法の冗長を意味もなく切り捨てる父親を　彼女は視界のどこかに探してる

ビョークが橋から捨てられて　ジムキャリーが取り上げて　彼女に笑いを教えてやって　だから彼女は歌い出した　もうずっと昔の話　チャップリンが死ぬ前

第二次世界大戦を遠くから聴いていたとき　私はクライマックスを期待していた　私はカタストロフを予感していた　遺伝子の鎖のずっと後の私だ

釧路のティラノサウスといえばタンチョウですよ　鳥は成功した恐竜なのです　ずっと昔から空を飛んでいるのです　そのお陰で一番のスクリーンを物にした　私は彼の宣伝文句を許せない　何よりも第一に自らの生まれを明らかにするべきだ　ダチョウだったら許しゃしないぜ

こっちから喋っていいですかね　いやこっちから　ああもう　これにしますね

まるで意味のない記号列よりもっと意味のないという意味で　実感される虚無

同じ形のメガネを探し続ける業　を振り払うにはオニヤンマ数匹

どこかに等価交換を探したお前　私は笑って怒り　そこまでを許さない