群れと言語 : 戒め
手に触れず目に見えないものに、出逢ったり、手に触れず目に見えないものを、扱いたいと思うなら、群れと言語とは、適切な距離感を保たなければならない
離れ過ぎれば lost する
存在も目的も
近付き過ぎても lost する
方向と感覚を
群れとの距離感を保たなければならないのは、一人分の輪郭で充分に、風や流れを体感するためであり、一方でその輪郭を、緩やかに保つためでもある
人間であるために
人の間に居なくてもいいが
隣には居ること 隣人であること
言語との距離感を保たなければならないのは、言語以前にある様々な level での感覚を、新鮮に柔らかに保つためであり、それは翻って随時に的確な言語使用を可能にする
言語はそれ以前によって
生み出されることを忘れない
蓋は優しく被せること
残しながら殺さないため
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これら完全に自戒
もしも貴方が山里の麓に
木こりとして在るならば
耕され切った街に居る私は
そのことに安心を覚えながら
素晴らしい距離感でここで踊るよ
ae