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他者、 化学物質、 振り子




開いて流れているのか

閉じて籠っているのか

人間という枠組みへの漠然とした恐怖と期待について


・プッシュアップバーを使用したプッシュアップを最高回数で行ってみること
・その他、ワンアームプッシュアップ、ワンレッグスクワット、四股、パンチングボール、ブリッジ、レッグレイズ、高強度な縄跳び、呼吸器具を用いた呼吸筋トレーニング、ランニング、日光浴、単純な外出をしてみること
・それとして呼吸法を行うこと
・それとして瞑想をし、額や、広い時には口蓋の上辺り以上の部分に強固な異物感(頭流感・頭重感)を生成して遊ぶこと、それを身体の任意の部分に移すこと
・これってよく言う瞑想には全然なってないよな普通に辛いんだけどと思うようなこと
・そうじゃなくて自分を許してしまうような瞑想、というか時間を設けてみること
・風呂にマグネシウムを溶かして入浴すること
・幾つかの栄養素の即効性に驚いてみること
・イメージ通りの図形を手触りとして目の前に生成してそれを触ること
・イメージ通りと言った時のイメージの幅を拡張してみること
・よく分からないけど走り込むこと
・普通にジムに行ってボクシングをすること
・感情的な人の感情を逆撫ですること、それと逆のことをしながら打ち込むこと

・基礎栄養素(蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラル)を選択的かつ大量に摂取して、自分の代謝に確実に介入してみること
・その影響を記録し続けたり、しなかったりすること
・記録をじっくりと読み直してみること
・気分に任せて摂食と接触をすること
・何も摂らない期間を参照点として設けてみること
・8時間にしたり7時間にしたりで睡眠してみること

・今この瞬間に呼吸をしてみること意識的に
・ふとストリートでいわゆるナンパをしてみること
・例えば「7人」と設定して3人まで様子見してみること
・受容されたり拒絶されたりしてみること
・その先や間に自分や相手やその間や全体で何が起こるのかを感じてみること
・現象を説明するときの説明スタイルを意識的に変えてみること
・他人の苦しみを引き出してみること
・他人に喜びを吹き込んでみること
・全部自分じゃんと仮定してその視点から以上の行いを見つめ直してみること
・聴き取ってみること
・分からないと言ってみること
・分かると言ってみること

・何とも関係なく誰かに話しかけてみること
・意識の制約なく筆を走らせてみること
・今はそれができるくらいのコンディションかとりあえず試してみること
・描き終わったら目をつぶってみることとしないこと

・相手の視点に立ってみること
・そんなことを標榜しながら自分の目的を貫徹すること
・あれは他者だったのか自己だったのかと考える、というか判断すること
・意味もなくセックスしてみること
・どれも思ったより退廃的ではないと口にしてみること
・その余韻にも退廃は意外となかったりすること
・その逆のこと
・同じ流れを疲れている時にしてみること
・机に座ったら詩の暗唱をまずすること
・全てを詩の暗唱として実践すること
・ゲンゴ、イマージュ、シンタイを峻別すること
・それぞれをソレジタイとして行うこと
・できればソレジタイとなること

・同じことをしてみること
・違うことをしてみること
・固執してみることとその逆

・冷水シャワーを浴びること
・3分間連続でとか、ちゃんと直立して頭上から真っ直ぐに浴びてみること
・目を開けた顔面に、角膜に水を当てながら浴びること
・息を止めた状態で、吐き切った状態で浴びること
・すごくゆっくり動きながら浴びてみること

・息を止めること。static apnea / 静的閉塞潜水
・2分から3分、できれば4分
・この後に冷水シャワーを浴びてみること

・いわゆる英語のシャドーイングをしてみること
・詩の暗唱に近いなあと思ってみること
・音とイメージが分離してそれぞれが流れる様子をみること
・再帰や相似や反復という基礎的な見地から歴史とか理論とかを眺めてみること
・少なくともそんなスタンスを意識の端に置いてテキストを読んでみること
・他者、化学物質、振り子と、ただ口にしてみること

これらのそれぞれとかこれらに類するあらゆる活動をしてみた時、

それをした後では、それをする前のことが思い出せない、それをする前の感情、感覚、思考にリアリティが持てないこと

それぐらい自分が既にシステムとして変異していて、以前の状態に起因した感情、感覚、思考はもう手元にはなくて、一つのアクションを持ってして自分さえもがいつの間にか他者になっていることに気がつくこと

自分も他者もどこかでまたはいつからか他者であって、ちょっとした身動きや、化学物質なんていう素朴な解釈に基づいた介入によってさえもそうなること、を知ること

その一方で振子を思い出すこと

支点は支点として固定されていて、固定長に規定された運動を繰り返しているに過ぎない可能性を感じること

あちらから見えた景色は他者の視点によるものではなく、一つの支点がもたらす振り子の運動の片側から見たものであるかもしれないこと

常に常に私は閉じて篭っている可能性を認めながら、常に常に開いて流れてゆく感触を求めること

これらの行動とその表現をまたいつか書き変えること






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