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少子化って「心」の問題なんだよね

少子化がより一層進んでいるというニュースを耳にした。
この半年間で生まれた子供の数は38万人ということである。単純計算すると年間で76万人ということになり、年間の出生数は、80万人割れがほぼ確実となった。

出生数の変遷を追ってみると、2000年は120万人ほどだった。それが2015年には、100万にまで減少し、2021年度は80万人少しとなっている。

どうして出生数は加速度的に減少しているのか
単純に考えると、そもそも母親となる人の数が減っているからなのであるが、ここでは心理的面にふみこんでみたい。

昨今の社会情勢を考えてみる。疫病、戦争、物価高…パッと思いつく限りで「良いニュース」は思いつかない。

結局のところ、少子化というのは「マインドの問題」なんだと思う。
純粋に「明日が今日よりよくなっている」と思えるのならば、子供を持とうという気にもなれるだろう。

しかし、現在の日本の状況でそれが可能なのだろうか。
子供を持つことが、不幸を再生産させるだけだとしたのなら、容易に「産まない」という選択肢が浮上しても、なんら不思議なことではない。

もし、本気で少子化を解決したいのならば、国民が、「明日はきっとよくなる」と、そのような楽観的な目測を持てる国を目指していかなければならない。